VWやアウディで採用される7速乾式DSG。
その心臓部「メカトロニクスユニット」は高額修理の代表格ですが、
ナイルプラスとTOYSのリビルト販売プロジェクトにより、
“純正にも劣らない品質を、より現実的なコストで”実現しました。

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フォルクスワーゲンの異音診断ガイド|原因・修理費用・緊急度

VWの異音 【故障の症状と修理費用】
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VWで気になる音がしたら、まずここから

フォルクスワーゲンやアウディで「変な音がする…」と思ったとき、
その原因は 音の種類聞こえる場所走っている状況 の3つで大きく分かれます。

このページでは、
異音を“かんたんに絞り込める”ように 診断フロー → 原因候補 → 費用の目安 の順にやさしく整理しています。

まずは、下の順番でチェックしてみてください。

  • STEP1:音の種類(どんな音?)
  • STEP2:どこから聞こえる?
  • STEP3:いつ出る?どんな時?

あなたの車の症状に近いページへ進むだけで、原因の目星がつくようになっています。

診断フロー

STEP1:音の種類で絞る

聞こえた音に近いものを選んでください。

カタカタコトコトコツコツゴトゴト
ゴーゴロゴロガラガラゴリゴリ/ガリガリ
ギシギシ・ミシミシギギギキーキーキュルキュル
シャーシャーシューシュービビリ音ヒューヒュー
ウィーンバンバンカラカラトントン
カンカン・ピシピシパタパタ

音の名前が難しく感じても大丈夫。
「なんとなく似ている音」からでOKです。

STEP2:どこから聞こえる?

音がする「場所」から原因を絞り込みます。

エンジンルーム足回り前輪まわり
後輪まわり排気系(マフラー)エアコン作動時
車内のビビり音

「前のほうから?」「右から?」など、ざっくりとした判断で十分です。
迷った場合は、なんとなく近い場所を選んでください。

STEP3:どんな状況で出る?

音が出る「タイミング」は、原因の絞り込みにとても役立ちます。

低速だけ段差を越えるときアイドリング中
加速中・減速中冷えているとき/暖まってから右折・左折時

あてはまる項目が見えたら、近い内容のリンクへ進んでください。
状況の判断はざっくりでOKです。

  • 音質から異音を調べる
  • 異音の発生場所から調べる
  • 走行状況から異音を調べる

音質から異音を探す

気になる音の種類に近いところから選んでください。

カタカタ音

コトコト音

コツコツ音

ゴトゴト音

ゴー音

ゴロゴロ音

ガラガラ音

ゴリゴリ/ガリガリ音

ギシギシ・ミシミシ音

ギギギ音

キーキー音

キュルキュル音

シャーシャー音

シューシュー音

ビビリ音

ヒューヒュー音

ウィーン音

バンバン音

カラカラ音

トントン音

カンカン・ピシピシ音

パタパタ音

異音の発生場所から調べる

エンジンルームの異音

エンジン本体・補機類(ベルト/プーリー/マウントなど)から出やすい音たち。

足回りの異音(前後共通)

サスペンション/ブッシュ/ショック/アーム類など、“下回り全体”から出やすい音。

タイヤ・ホイールハブ・ブレーキ・ショックなど“どの車輪かは未特定”の状態で出やすいもの

前輪まわりの異音

ハンドル操作やフロントブレーキと関係しやすい音。

「前か後ろか分からない」場合には、まず「足回りの異音」を読んでから「前輪の異音」「後輪の異音」に進むのがおすすめです。

後輪まわりの異音

リアショック/トーションビーム/リアブレーキから出やすい音。

「前輪でも起こり得るが、リアから聞こえることも多い」代表のものを置いています。

排気系(マフラー)の異音

マフラー・遮熱板・触媒の熱による伸縮などから出る音。

エアコンの異音

エアコンON時にだけ出る音。
エンジンルーム側(コンプレッサー)と室内側(ブロワモーター・フラップ)の両方を含みます。

車内のビビり音・内装の異音

ダッシュボード/ドア内張り/シート/荷物などの“車室内”から出る音。

走行状況から異音を探す

気になる音が「どんな状況で出るか」に近いところから選んでください。

走行中(速度問わず)

低速走行中(5〜30km/hくらい)

高速走行中(60km/h以上)

水たまり・濡れた路面のあと

カーブ中(曲がるとき)

段差・悪路を越えるとき

直進時(ハンドルまっすぐ)

ハンドルを切ったとき

アクセルを踏んだとき・加速時

減速・ブレーキをかけたとき

エンジンをかけた直後

アイドリング中(停車時)

エンジン停止後(冷えていく間)

エアコン作動時

あてはまる状況と音に近いセルを選んで、詳しい解説ページへ進んでください。
「なんとなく近いかも?」くらいの感覚で選んでいただいて大丈夫です。

異音の原因と費用の早見表

主な原因緊急度修理費用の目安
ロアアームブッシュ劣化2〜6万円
スタビリンクのガタ低〜中8,000〜2万円
ショックアブソーバー劣化中〜高6〜20万円
エンジンマウント劣化3〜10万円
ベルトテンショナー異音中〜高1〜4万円
ウォーターポンプ異音5〜15万円
排気系遮熱板のビビり3,000〜1万円

※ 実際の診断は“症状+車種”で変わります。

👉VW専門店ナイルプラスのメンテナンス・カスタムの費用&作業日数まとめ

異音の緊急度の目安

要レッカー(走行不可レベル)

こんな音は要注意です。すぐに走行をやめるレベルです。

  • 金属がぶつかるような「ガンガン」「ギャギャッ」という硬い音
  • エンジン回転に合わせて出る“ガラガラ”“ガリガリ”系の音
  • マフラーが落ちた・外れかけたような大きな衝撃音

こうした音は、

  • エンジン内部や補機類(金属部品)が壊れかけている
  • ベルトやプーリーが外れかけている
  • マフラーや排気系が脱落しかけている

といった、重大なトラブルにつながるサインの可能性があります。

この状態で走り続けると、

  • 走行中に完全に壊れて立ち往生する
  • 高額なエンジン・ミッション載せ替えレベルになる
  • マフラーが脱落して後続車に危険を与える

といったリスクがあります。

👉 安全な場所に停止し、レッカー搬送を前提に考えるレベルの異音です。
「少しくらいなら…」と無理をせず、ロードサービスや保険のレッカーサービスを利用してください。

緊急度の高い異音に該当するもの

エンジン回転に同期・補機類由来で危険
ハブベアリング・タイヤ損傷の可能性(高速は特に危険)
足回り・アーム・ジョイントの破断リスク
ブレーキ系の重大摩耗(制動力低下の危険)
ハンドル操作時に出る異音(ステアリング・駆動系の異常)

近日中に修理がおすす異音めな異音

今すぐ止まるほどではないけれど、“放置はしたくない”タイプの音です。

  • 段差や低速走行時に出る、足回りの「コトコト」「コツコツ」
  • アイドリング中や加速時に、エンジンルーム付近から聞こえる「ビリビリ」「ブルブル」
  • エアコンをONにしたときだけ出る「ウィーン」「ジジジ」などの音

このような音は、

  • ロアアームブッシュやスタビリンクなど、足回りのゴム部品の劣化
  • エンジンマウントや補機類のステーの緩み
  • エアコンコンプレッサーやブロワモーターの異音

といった、“すぐには止まらないけれど、進行すると大きなトラブルになる”前触れであることが多いです。

この段階で点検・修理しておくと、

  • 他の部品まで巻き込んで壊す前に止められる
  • 大きな出費になる前の、比較的軽い修理で済む

というメリットがあります。

👉 目安としては、1〜2週間以内に工場へ相談するイメージです。
車検のタイミングまで先延ばしにせず、「気づいたときに早めに相談」が安心です。

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

様子見OK(ただし“放置”ではなく、“観察”)

すぐに壊れるわけではないけれど、気になる音たちです。

  • ダッシュボードやドア内張りなど、内装の「ビビり音」「カタカタ」
  • 特定の路面や風の強い日にだけ出る、タイヤ周りや外装の「ゴー音」

多くの場合、

  • 内装クリップの緩み
  • 小物の共振
  • タイヤの摩耗パターンや路面・風の条件による騒音

といった、安全性に直結しないケースもあります。

ただし、「様子見OK=完全に無視しても良い」という意味ではなく、

  • いつ・どんな状況で出るかを軽くメモしておく
  • 音が大きくなってきた/頻度が増えてきたら“近日中に修理ゾーン”に昇格

という感覚で、“観察しながら付き合う”ポジションの異音です。

「最近ちょっと音増えてない?」と感じたタイミングで、点検のきっかけにしてもらうのが安心です。

車種別の不具合詳細

異音の“出方”は似ていても、「どのモデルでどんなトラブルが多いか」は車種ごとに少しずつ違います。
車種別の傾向や、他のオーナーに多い故障事例は、以下のページでまとめています。

【警告灯との関連】

異音と同時に以下の警告灯が出る場合、
故障箇所が絞り込みやすくなります。

  • EPC
  • DPF
  • AdBlue
  • エンジンチェック
  • クーラント警告

👉警告灯ジャンルのTOPページはこちら

FAQ

Q:異音が出たら走行してはいけませんか?

→ 特に「金属音」や「エンジン回転と同期する音」は 危険 です。安全のため、いったん停止して状況を確認してください。

Q:自分で原因を特定できますか?

→ 音の種類 × 場所 × 状況の組み合わせで“候補”まではかなり絞れます。
 ただし、確定診断は整備工場での点検が必要です。

Q:VWは異音が多い車ですか?

→ 足回り・エアコン・ベルト・テンショナーといった構造上、異音の出やすい箇所があります。ただし、原因さえ分かれば修理自体は難しくありません。

Q:異音を放置するとどうなりますか?

→ 小さな異音でも、放っておくと“より大きな故障”につながることがあります。例:排気系の緩み → マフラー脱落、エンジンのノッキング音 → 重篤化など。早めの確認がおすすめです。

Q:異音が出たとき、自分でできる簡単なチェックはありますか?

→ はい。例えば
・異音が出る時の速度・アクセル/ブレーキ・左/右・段差・冷間/暖気後をメモする。
・車を安全な場所に止めて、聞こえる位置(前後・左右・上下)をざっくり確認する。
・できればスマホで音を録音しておくと、整備士さんにも伝わりやすいです。

Q:異音が消えたら安心ですか?

→ 一時的に音が消えても、「原因が取り除かれた」わけではないことがあります。例えば、ブッシュの劣化によるコトコト音が、路面条件で聞こえなくなっただけ、というケースも。診断・点検して安心を得る方が安全です。

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