【エアコンリレー・センサー交換】VWのエアコンが効かない?原因と対処法をやさしく解説!

エアコン関連のメンテ費用と効果
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こんにちは!VWをこよなく愛する皆さんに向けて、今回はちょっとマニアックだけどとても大切な「エアコンリレー・センサーの交換」についてご紹介します。

「最近エアコンのスイッチを入れても冷たい風が出ない」「走り出すと効くけど、信号待ちでぬるくなる」など、エアコンまわりのトラブルを経験した方はいませんか?

実はその原因、リレーやセンサーの不良かもしれません。

エアコンガスがちゃんと入っているのに効かないときは、電気系統の部品が故障しているケースもあるんです。

今回は、エアコンリレー・センサーの役割や故障症状、交換方法などをわかりやすく解説します。

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部品部品代(目安)工賃(目安)
エアコンリレー約1,500〜3,000円3,000〜5,000円
温度センサー約2,000〜5,000円5,000〜1万円
圧力センサー約3,000〜7,000円7,000〜1.5万円

エアコンリレーとは?

リレーとは、スイッチのような電子部品です。エアコンの電装品に電気を流すかどうかをコントロールしているパーツで、エアコンの「ON/OFF」を機械的に切り替える役割を持っています。

エアコンのスイッチに連動

VW車では、エアコンの操作パネルでスイッチを入れると、リレーを通じてコンプレッサーや冷却ファンが作動します。これが壊れてしまうと、スイッチを入れてもコンプレッサーが動かず、冷風が出なくなります。

センサーとは?

VW車のエアコンには、さまざまなセンサーが組み込まれています。たとえば:

  • 温度センサー(室内・外気・エバポレーター温度など)
  • 圧力センサー(エアコンガスの圧力を感知)
  • 日射センサー(日差しの強さを測る)

これらのセンサーが正常に働かないと、エアコンが本来の力を発揮できなくなります。

故障時に出る主な症状

エアコンが効かない(冷えない)

ガスが入っていても、コンプレッサーやファンが動かない場合は、リレーの不良が考えられます。

一時的に効いたり効かなかったりする

気温や走行状況によって症状が変わる場合は、センサーが正しく情報を送っていないかもしれません。

エアコンON時に異音がする

リレーの接点不良で通電がうまくいかず、スイッチを入れるたびに“カチカチ”という音がするケースもあります。

エラーメッセージやチェックランプ点灯

VCDSなどの診断機で確認すると、センサー系のエラーコードが出ることもあります。

よくあるVW車の対象車種・年式

VW車の中でも、以下のようなモデルでエアコンリレーやセンサーのトラブルが報告されています

  • ゴルフ5・6・7系
  • ポロ(6R・AW系)
  • パサートB6・B7
  • シャラン、ティグアンなど

特に10万km以上走行している車両10年落ち前後の車では、電装部品の経年劣化による不調が起こりやすくなります。

交換の流れと難易度

【1】診断

まずはVCDS(診断ツール)などでエラーコードを読み取ります。リレーやセンサーに関するエラーが出ている場合は、該当部品の点検が必要です。

【2】リレーの交換

リレーは主にヒューズボックスやリレーボックスの中にあります。VW車では「エアコンコンプレッサーリレー」や「冷却ファンリレー」など複数あるので、適合品を確認してから交換します。

作業自体はDIYでも可能ですが、場所がややわかりづらい車種もあります。

【3】センサーの交換

温度センサーや圧力センサーは、配管に直接取り付けられていたり、エアコンユニット内に埋め込まれていたりします。配線コネクターを外して新品と交換する流れです。

ただし、一部センサーは冷媒を抜かないと交換できないため、整備工場での作業がおすすめです。

部品代と交換費用の目安

部品部品代(目安)工賃(目安)
エアコンリレー約1,500〜3,000円3,000〜5,000円
温度センサー約2,000〜5,000円5,000〜1万円
圧力センサー約3,000〜7,000円7,000〜1.5万円

※VW正規ディーラーでの交換は若干高めになります。

予防策とアドバイス

  • 定期的に診断チェックを!
     診断機によるエラーコードのチェックを年1回でもしておくと、早期発見につながります。
  • ガスクリーニングと一緒に点検を!
     エアコンガスのクリーニング時にセンサーやリレーも点検してもらうと、ムダな再入庫を防げます。
  • 症状が出たら早めに対応
     一時的に直っても根本的な原因が改善されていないと、夏場に完全停止する恐れがあります。

見落としがちな「小さな部品」が快適性を左右する

エアコンリレーやセンサーは小さな電子部品ですが、その働きはとても重要です。エアコンが効かないからといって、すぐにコンプレッサーの故障と決めつけず、電気系のチェックもしっかり行うことが大切です。

VW車は性能が高く、ちょっとした部品の不具合でも全体のバランスが崩れやすいため、小さな不具合も見逃さない整備が快適なカーライフへの近道になりますよ!

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

  • エンジンの配置や補器類の取り回し
  • DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
  • 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

  • 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
  • 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

  • DSGクラッチの摩耗
  • タイミングチェーンの伸び
  • ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス

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