今回は、エンジンのとても大事なパーツ、
「オイルパン」の取付について、わかりやすく解説していきます!
オイルパンは普段あまり目立ちませんが、
実はエンジンを守る重要な役割をしているんです。
この記事では、
などを詳しく紹介していきます!
項目 | 費用 |
---|---|
オイルパン本体 | 約15,000円〜50,000円 |
ガスケット・液体パッキン | 約2,000円〜5,000円 |
工賃 | 約20,000円〜40,000円 |
合計 | 約37,000円〜95,000円 |
オイルパンとは?どんなパーツ?
まずは、基本を押さえましょう!
オイルパンの役割
オイルパンは、
エンジンの一番下に取り付けられている、金属製の容器です。
役割はとても重要で、
つまり、
エンジンの血液(オイル)をためているタンクみたいな存在ですね。
これがなければ、エンジンは一瞬で焼き付いてしまいます!
VW車のオイルパンの特徴
VW車では、
- アルミ製の軽量オイルパン
- 耐久性の高いスチール製オイルパン
など、車種によって素材が違います。
例えば、
- ゴルフ7系はアルミ製
- ゴルフ5/6系ではスチール製が多い
といった感じです。
オイルパンが傷む原因は?
オイルパンは地面に近い位置にあるため、意外とダメージを受けやすいパーツです。
劣化・損傷の原因としては、次のようなものが挙げられます。
ヒット(底打ち)
- 段差で「ガンッ!」と底を打つ
- 落下物に乗り上げてしまう
こうした衝撃で、
オイルパンが凹んだり、ヒビが入ったりすることがあります。
ひどい場合はオイルが漏れ出してしまいます!
経年劣化
長年使用していると、
- オイルパンのガスケット(パッキン)が劣化
- ボルト周りからオイルが滲む
といった症状が出てきます。
放置すると徐々にオイル漏れが進行します。
ネジ締めすぎ
DIYオイル交換のとき、ドレンボルトを強く締めすぎて、オイルパンのネジ穴を壊してしまうケースもあります。
これも交換・修理の対象になります!
オイルパン交換・取付が必要になるケース
オイルパンの交換が必要になるのは、こんなときです。
オイルパンは「壊れたらすぐ交換」パーツです。
無理に修理すると、かえってリスクが高まります。
オイルパン取付の流れ
では実際に、オイルパンの取付作業の流れを見ていきましょう!
※作業はプロショップに依頼するのが基本ですが、参考までに工程を紹介します。
【1】エンジンオイルを抜く
まずはエンジンオイルを完全に抜き取ります。
オイルドレンボルトを外して、下に受け皿を置きます。
※この時点でオイルパンに異常がないかもチェック!
【2】オイルパンを取り外す
オイルパンは、
エンジン下部にボルトでガッチリ固定されています。
ボルトを順番に緩め、オイルパンを慎重に外します。
ガスケットや液体パッキンが強力に固まっているので、
剥がすときは傷をつけないように注意!
【3】取り付け面の清掃
新しいオイルパンを取り付ける前に、
- エンジン側の取り付け面
- 古いガスケットのカス
をしっかり清掃します。
ここが甘いと、オイル漏れの原因になるので超重要!
【4】新しいオイルパンを取り付け
- 新品ガスケットを装着(または液体パッキンを塗布)
- 指定トルクでボルトを締め付け
順番とトルク管理がとても大事!
VW車は意外とシビアなので、
メーカー指定トルクを守ることが基本です。
【5】新しいエンジンオイルを注入
最後に、新品のエンジンオイルを入れて完了!
念のためエンジンをかけて、オイル漏れがないかチェックします。
オイルパン取付にかかる費用は?
目安となる費用はこちら!
項目 | 費用 |
---|---|
オイルパン本体 | 約15,000円〜50,000円 |
ガスケット・液体パッキン | 約2,000円〜5,000円 |
工賃 | 約20,000円〜40,000円 |
合計 | 約37,000円〜95,000円 |
※VWのモデルやグレードによって異なります。
※一部、オイルレベルセンサー一体型の場合はさらに追加費用がかかることもあります!
オイルパン取付で注意すべきポイント
純正部品がおすすめ
社外品もありますが、
フィッティングや耐久性を考えると純正オイルパンが安心です!
特に最近のVW車は、センサー類が複雑に組み込まれているので注意。
ボルト締めトルクに注意
オイルパンの取り付けボルトは、
規定トルクで均等に締めることが重要!
締めすぎると歪みや割れの原因になります。
ショップに依頼する場合も、VWに詳しいお店を選びましょう。
オイルパン取付で愛車を長持ちさせよう!
オイルパン交換・取付はあまり目立たないメンテナンスですが、
エンジンを長持ちさせるために超重要です!
「最近オイル漏れしてるかも…」
「走行距離も伸びたし心配だな…」
そんな方は、早めにチェック・交換をおすすめします!
大切なVWと、これからも快適なカーライフを楽しんでいきましょう!
足回り関連の施工費用と効果まとめ
都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 |
秋田県 | 山形県 | 福島県 | |
茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 |
神奈川県 | 千葉県 | 東京都 | |
新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 |
山梨県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 |
愛知県 | |||
三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 |
兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | |
鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 |
山口県 | |||
徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 |
福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 |
大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 |
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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