「最近、愛車のVWから“シャーシャー”と音がするけど、何だろう?」
「走っているとずっと小さくシャーッという音が聞こえる…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
VWはドイツ車らしく遮音性が高く、静粛性にもこだわって作られているため、ちょっとした異音でも気になるという方が多いです。
この記事では、走行中に聞こえてくる「シャーシャー音」について、よくある原因と修理費用の目安、対処法などをわかりやすくご紹介します。
原因 | 特徴・症状 | 対処法と費用目安 |
---|---|---|
タイヤのロードノイズ | 速度で音が大きく/アスファルト路面で目立つ | 空気圧調整・タイヤ交換/1本7,000〜20,000円 |
ホイールベアリングの劣化 | 「シャー」「ゴー」「ウォンウォン」など連続音 | ベアリング交換/片側15,000〜30,000円 |
ブレーキパッドの摩耗 | ブレーキを踏んでない時も「シャー」音 | パッド交換/前後セットで2〜4万円 |
ブレーキローターのサビ | 走り始めだけ「シャー」音/次第に消える | 軽度は清掃でOK/無料〜5,000円 |
タイヤハウス内の異物 | 異音が突然出る/ハンドル操作で音が変わる | 異物除去・洗浄/0〜3,000円程度 |
風切り音・ワイパーの摩擦 | 60km/h以上で「シャー」音/ワイパー周辺から | パーツ調整・点検/0〜5,000円 |
「シャーシャー音」とはどんな音?
まず最初に、シャーシャー音の特徴を確認しておきましょう。
この音は、高めの連続音で、風や擦れるような音として感じることが多いです。
音の発生源はさまざまで、無害なものから重大なトラブルの前兆まで含まれます。
VW車で多いシャーシャー音の原因と特徴
1. タイヤのロードノイズ
一番よくあるのが、タイヤが路面とこすれて発生する「ロードノイズ」です。
タイヤの種類や摩耗状態、空気圧によっても音の出方が変わります。
- 特徴:速度が上がると音が大きくなる/特定の路面(アスファルトなど)で特に目立つ
- 対処法:タイヤの交換・ローテーション・空気圧の調整
- 修理費用目安:タイヤ1本7,000円〜20,000円前後(工賃込み)
特にVW純正タイヤよりスポーツタイヤやエコタイヤは音が目立ちやすい傾向があります。
2. ホイールベアリングの劣化
ホイールの中心にあるベアリングが傷んでくると、擦れるような「シャー」音や「ゴー」音が出てきます。
進行すると「ウォンウォン」とうなるような音に変わります。
- 特徴:走行中ずっと音がする/カーブで音の出方が変わる
- 対処法:ベアリングの交換
- 修理費用目安:片側15,000〜30,000円(部品+工賃)
放っておくと走行不能になったり、タイヤが外れる危険もあるため早めの対処が必要です。
3. ブレーキパッドの摩耗
ブレーキパッドがすり減ると、センサーや金属がローターに当たり「シャーシャー」音を発することがあります。これは整備のサインです。
- 特徴:ブレーキを踏んでいない時に音が出ることもある
- 対処法:ブレーキパッドの交換
- 修理費用目安:前後セットで2万円〜4万円(純正 or 社外)
※VWはパッドとローターの交換時期が近いこともあるため、ローターもセットで交換するケースが多いです。
4. ブレーキローターのサビや汚れ
しばらく車を動かしていなかった場合、ブレーキローターにうっすらとサビが出ることがあります。
このときブレーキを使うと「シャーッ」という音が出ることがありますが、多くは軽く走行すれば自然に消えます。
- 特徴:走り始めだけ音がする/徐々に音が消える
- 対処法:しばらく運転して様子を見る/改善しなければ点検
- 費用目安:清掃なら無料〜5,000円程度/重度のサビで交換なら数万円
5. タイヤハウス内の異物
小石や砂、雪、ビニール袋などがホイールハウス内に入り込み、タイヤとこすれて音がするケースもあります。
特に雨上がりや雪の日のあとに多いです。
- 特徴:異音が突然出る/ハンドルを切ると音が変化
- 対処法:異物を取り除く/ハウス内の洗浄
- 費用目安:自分で除去なら無料/工場で作業しても1,000〜3,000円程度
6. ワイパーの動作・ルーフレールなどの風切り音
実は、シャーシャー音の正体が「走行中の風切り音」や「ワイパー周辺のゴムのこすれ」だったという例もあります。
- 特徴:特定の速度域(60km以上)で音が目立つ
- 対処法:パーツの調整やガタつきチェック
- 費用目安:0〜5,000円程度(工賃含む)
原因 | 特徴・症状 | 対処法と費用目安 |
---|---|---|
タイヤのロードノイズ | 速度で音が大きく/アスファルト路面で目立つ | 空気圧調整・タイヤ交換/1本7,000〜20,000円 |
ホイールベアリングの劣化 | 「シャー」「ゴー」「ウォンウォン」など連続音 | ベアリング交換/片側15,000〜30,000円 |
ブレーキパッドの摩耗 | ブレーキを踏んでない時も「シャー」音 | パッド交換/前後セットで2〜4万円 |
ブレーキローターのサビ | 走り始めだけ「シャー」音/次第に消える | 軽度は清掃でOK/無料〜5,000円 |
タイヤハウス内の異物 | 異音が突然出る/ハンドル操作で音が変わる | 異物除去・洗浄/0〜3,000円程度 |
風切り音・ワイパーの摩擦 | 60km/h以上で「シャー」音/ワイパー周辺から | パーツ調整・点検/0〜5,000円 |
異音の場所を探すヒント
音がする場所 | 考えられる原因 |
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前輪から | タイヤ・ベアリング・ブレーキ関連 |
後輪から | ロードノイズ・ベアリング・ブレーキ |
全体 | タイヤの種類・空気圧不良 |
ワイパー・ミラーまわり | 風切り音・共鳴 |
シャーシャー音は場所を特定しづらいことが多いため、可能なら助手席の人に聞いてもらうなどの工夫もおすすめです。
シャーシャー音を放置するとどうなる?
単なるタイヤ音であれば問題はありませんが、以下のような重大トラブルにつながることもあります。
とくにVWのような高速走行向けの車両では、異音が安全面に直結します。
早めの点検で安心を手に入れましょう。
修理はどこにお願いするのがいい?
VW車は国産車と比べて部品構造が複雑な場合があるため、整備経験がある工場がおすすめです。
おすすめ修理先
整備工場に依頼する前に、「異音が出るタイミング」「どこから聞こえるか」「音の大きさ」などを記録しておくと診断がスムーズになります。
シャーシャー音の正体を見極めて安全運転を
走行中にシャーシャー音がするVW車は、日常点検や消耗部品の劣化が原因であることが多いです。
とはいえ、放置しておくと事故や高額修理につながるケースもあるため、気になる音がしたらなるべく早めに点検・整備を受けましょう。
VWのような欧州車は「音がする」というサインに敏感です。
異音に早く気づき、正しく対応することが、愛車を長く大切に乗るコツです。
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