今回は、愛車の走り心地や快適さを左右するパーツ、「エンジンマウント交換」について、わかりやすく解説していきます!
「エンジンマウントって何をしている部品なの?」
「交換しないとどうなるの?」
そんな疑問をスッキリ解消できる内容になっていますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
内容 | 費用目安 |
---|---|
エンジンマウント1箇所交換(工賃込み) | 20,000〜40,000円 |
エンジンマウント全数交換(3〜4箇所) | 60,000〜120,000円 |
エンジンマウントとは?
まず、エンジンマウントについてかんたんに説明します。
エンジンマウントは、エンジンと車体(ボディ)をつないでいる部品です。
エンジンは、走行中もアイドリング中も、かなりの振動を発生させています。
それを直接車体に伝えないようにするために、エンジンマウントがクッション役となって振動を吸収してくれているんです!
エンジンマウントの役割まとめ
- エンジンを車体に固定する
- エンジンの振動を吸収する
- 衝撃や揺れを和らげる
- スムーズな加速や走行をサポートする
VW車では、エンジンマウントにオイル入りや電子制御式のタイプも使われており、高い快適性が実現されています。
なぜエンジンマウント交換が必要なのか?
エンジンマウントは消耗品です。
ゴムやオイルを使っているため、走行距離や経年劣化によって硬くなったり、ひび割れたり、オイルが漏れたりします。
そうなると、本来の「振動吸収」の働きが弱くなり、いろいろな不具合が出てきてしまいます。
エンジンマウントが劣化すると…
放置すると、エンジンやトランスミッション、足回りなど他のパーツにも負担がかかってしまうため、注意が必要です!
エンジンマウント交換のタイミングは?
エンジンマウントは、どれくらいで交換を考えればいいのでしょうか?
一般的な目安は…
- 走行距離:8万km〜10万km
- 年数:7年〜10年
もちろん、乗り方や道路環境によって前後しますが、10年10万kmを超えたら要チェックと思っておくとよいでしょう。
こんな症状が出たら交換を検討!
- アイドリング時の振動が大きくなった
- エンジン音が車内に響くようになった
- 発進・停止時のショックが強い
- ボンネットを開けるとエンジンがグラグラ揺れる
1つでも心当たりがあれば、早めに点検・交換をおすすめします!
VW車で特に気をつけたいモデルは?
VW車の中でも、次のようなモデルはエンジンマウントの劣化が比較的早く現れることがあります。
- ゴルフ5 / ゴルフ6
- ポロ6R
- パサート B6 / B7
- シロッコ
- ティグアン 初代モデル
特にTSIエンジン搭載車は、トルクが強くマウントへの負担も大きめ。
年式が古くなってきたら、一度チェックしてみましょう!
エンジンマウント交換作業の流れ
エンジンマウントの交換は、そこそこ手間がかかる作業です。
ざっくりとした流れを紹介します。
- エンジンの重みをジャッキなどで支える
- 劣化したマウントを取り外す
- 新しいマウントに交換する
- ボルトを規定トルクで締め付ける
- エンジンの位置を正しく調整する
エンジンを支えながらの作業なので、知識と技術が必要です。
プロにお願いするのが安心ですね!
エンジンマウント交換の費用目安
気になる交換費用はこちら!
内容 | 費用目安 |
---|---|
エンジンマウント1箇所交換(工賃込み) | 20,000〜40,000円 |
エンジンマウント全数交換(3〜4箇所) | 60,000〜120,000円 |
※車種や使用パーツによって変動します。
1箇所だけ?それとも全部交換?
マウントは複数(エンジンマウント、ミッションマウント、サブマウントなど)あります。
基本的には1箇所だけ交換も可能ですが、劣化具合によってはまとめて交換するほうが安心です!
まとめて作業すると、工賃も少しお得になることが多いですよ。
交換後に感じる効果は?
エンジンマウントを交換すると、こんな効果が期待できます!
「車が新しくなったみたい!」
「長距離ドライブがすごく楽になった!」
というオーナーさんもたくさんいます!
エンジンマウントは、走りと快適性の両方に直結するパーツなんです!
純正マウント?強化マウント?どっちがいい?
エンジンマウントを交換するとき、選択肢として「純正品」と「強化品」があります。
純正マウント
- 純正ならではの快適性と静粛性
- 街乗りメインなら純正がおすすめ
強化マウント(スポーツタイプ)
- エンジンの動きをガッチリ抑える
- 加速レスポンスが向上
- 振動が多少増えることも
スポーティな走りを重視するなら強化マウント、快適性重視なら純正マウントがおすすめです!
エンジン・駆動系の施工費用と効果まとめ
まとめ
エンジンマウントは、普段なかなか意識しないパーツですが、実はとても大切な役割を担っています。
VW車を末永く楽しむためにも、エンジンマウントの状態に気を配り、適切なタイミングで交換してあげましょう!
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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