「高速を走っていると、どこからか“ビビビ…”という音が聞こえて気になる」
「音楽を止めると細かい振動音が耳につく」
このような“ビビリ音（ビビり音）”に悩まされていませんか？
VW車は静粛性が高いことで知られていますが、それでも年数が経つと細かい異音が出てくることがあります。
特に高速道路などで一定の速度を超えたときに出るこの「ビビリ音」は、放置するとだんだん大きくなり、ドライバーのストレスになる原因になります。
この記事では、高速走行時に聞こえるビビリ音の主な原因、修理や対策にかかる費用の目安について、わかりやすく解説します。
| 原因 | 特徴・症状 | 対処法と費用目安 |
|---|---|---|
| ダッシュボード周辺のパネル緩み | フロントガラス付近から「ジジジ…」音 | パネルの補修・スポンジ挿入／5,000〜15,000円 |
| ドアトリム・スピーカー周辺の共振 | ドア下から「ビビビ…」と低く響く | 吸音材・制振材追加／1ドア8,000〜20,000円 |
| ルームランプ・天井ライナーの緩み | 天井から「ジリジリ…」連続音 | クリップ交換・固定補修／3,000〜10,000円 |
| グローブボックス・コンソールの振動 | 助手席・センター付近から「ビビビ…」 | 配線固定・フェルト貼付け／数百円〜5,000円 |
| ボンネット周辺のパーツ緩み | ボンネットやワイパー下から音がする | カバー再固定・クリップ交換／5,000〜12,000円 |
| 荷室内装・ツールボックスのズレ | 後方から音／段差でビビリ音が強まる | フェルト追加・固定強化／無料〜5,000円 |
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ビビリ音ってどんな音？どこから聞こえる？
まず、「ビビリ音」というのは何かが小刻みに震えて発する細かい異音のことです。
金属が共鳴したり、プラスチックが振動したりして、以下のような音になります。
音の発生ポイントによって、聞こえ方やタイミングが変わるのも特徴です。
| 状況 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 高速道路で一定速度を超えると音が出る | 外装パーツの振動、風切り音による共鳴 |
| ダッシュボード付近から音がする | 内装のパネルや配線のゆるみ |
| 天井付近から音がする | ルームランプ・天井材の浮き |
| 荷室から聞こえる | トノカバーや内装パネルのズレ |
VW車のビビリ音の主な原因と対処法
1. ダッシュボードまわりの内装パネルの緩み
経年劣化や振動によって、ダッシュボード内部や周囲のパネルが緩んだり、わずかに浮いてきたりすると、ビビリ音の原因になります。
- 特徴：フロントガラス付近からジジジ…という音
- 原因：プラスチック部品同士のすき間、ステーのゆるみ
- 対処法：パネルの脱着・すき間にスポンジやフェルトを挟む
- 修理費用目安：5,000〜15,000円（DIY対応可）
2. ドアトリムやスピーカー周辺の共振
VW車はオーディオが高音質ですが、スピーカーまわりのパネルが共鳴してビビリ音になることがあります。特に、重低音が響く場面や高速走行時の振動で音が出やすいです。
- 特徴：ドアの下の方から“ビビビ…”と低く響く
- 原因：スピーカーマウントやトリム内のクリップがゆるい
- 対処法：トリムの脱着・吸音材や制振材の追加
- 修理費用目安：1ドアあたり8,000〜20,000円（DIYなら3,000円程度）
3. ルームランプや天井ライナーの緩み
ルーフライニング（天井の内張り）やルームランプの取り付け部が緩むと、小刻みに振動してビビリ音が出ることがあります。高年式車や、後付けLEDランプに交換している車で起きやすい現象です。
- 特徴：天井からジリジリ…と連続音がする
- 原因：取り付けクリップの緩み、天井材の変形
- 対処法：ランプの固定強化、クリップ交換、内張りの補修
- 修理費用目安：3,000〜10,000円（簡易補修ならDIYも可）
4. グローブボックス・センターコンソールの振動
VWのグローブボックスやドリンクホルダーはしっかり作られていますが、内部のガタつきや配線の接触で振動音が出ることがあります。
また、走行中に収納物が動いている場合もあります。
- 特徴：助手席側からビビビ…／センター付近から音が響く
- 原因：パネル裏の配線、部品のズレ
- 対処法：隙間にフェルト・防振スポンジを貼る、配線の固定
- 修理費用目安：数百円〜5,000円程度（DIY向き）
5. ボンネットまわりのパーツの緩み
高速走行中にビビリ音がする場合、フロントのボンネット内やワイパーまわりのカバーが原因となることもあります。
一見しっかり閉まっているように見えても、プラスチックの劣化やクリップの外れで音が出ることがあります。
- 特徴：ボンネット付近、フロントガラス下から聞こえる
- 原因：カウルカバーやワイパーカバーの緩み
- 対処法：カバーの再固定・クリップ交換
- 修理費用目安：5,000〜12,000円程度（部品＋工賃）
6. 荷室（ラゲッジスペース）内の内装のズレ
特にGolfやPassatのワゴンタイプで、リアゲートまわりや荷室の内装がビビリ音を出すケースがあります。
トノカバーやサブトランク内のツールボックスが緩んでいると、走行中に共振して音が出やすくなります。
- 特徴：後方から音が響く／段差通過時に大きくなる
- 原因：内装パネルの浮き・工具のズレ
- 対処法：フェルトを挟む・固定部の強化
- 修理費用目安：無料〜5,000円（DIY可能）
| 原因 | 特徴・症状 | 対処法と費用目安 |
|---|---|---|
| ダッシュボード周辺のパネル緩み | フロントガラス付近から「ジジジ…」音 | パネルの補修・スポンジ挿入／5,000〜15,000円 |
| ドアトリム・スピーカー周辺の共振 | ドア下から「ビビビ…」と低く響く | 吸音材・制振材追加／1ドア8,000〜20,000円 |
| ルームランプ・天井ライナーの緩み | 天井から「ジリジリ…」連続音 | クリップ交換・固定補修／3,000〜10,000円 |
| グローブボックス・コンソールの振動 | 助手席・センター付近から「ビビビ…」 | 配線固定・フェルト貼付け／数百円〜5,000円 |
| ボンネット周辺のパーツ緩み | ボンネットやワイパー下から音がする | カバー再固定・クリップ交換／5,000〜12,000円 |
| 荷室内装・ツールボックスのズレ | 後方から音／段差でビビリ音が強まる | フェルト追加・固定強化／無料〜5,000円 |
ビビリ音のチェックと対策方法
自分でできるチェックとしては、以下の方法が有効です。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 同乗者に音の位置を確認してもらう | 音の出どころを特定しやすい |
| 内装を軽く叩いてみる | 緩んでいる部品は振動で音が出る |
| 低速・中速・高速と速度を変えてみる | 音の出る速度帯を確認 |
| 荷物をすべて降ろして走行する | 荷室由来の音を排除できる |
また、吸音・防振用のテープやスポンジを使うことで、簡単に異音対策ができます。
ホームセンターやカー用品店で手に入る「防振フェルトテープ」などはDIY派にも人気です。
修理はディーラー？専門店？それともDIY？
ビビリ音は重大な故障ではないことが多いため、費用を抑えるならDIYがおすすめです。
ただし、内装の脱着に慣れていない場合は無理せず、VWに詳しい整備工場やディーラーに依頼するのも安心です。
- DIY向きの対処例：内装のすき間補修、防振フェルトの貼り付け
- 専門店に依頼すべき例：天井材の脱着、配線トラブル、パネル外れ
小さなビビリ音が大きなストレスになる前に対処しよう
VW車は質感の高い内装と静粛性が魅力ですが、それだけに小さな異音が目立ちやすいという一面もあります。
高速道路をよく使う方にとって、“ビビビ…”という音は運転中のストレスにもつながるため、放っておかずに早めの対処が大切です。
多くの場合、内装のすき間補修や防振対策で改善が可能です。費用も1万円以内で済むケースが多いため、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
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