VWやアウディで採用される7速乾式DSG。
その心臓部「メカトロニクスユニット」は高額修理の代表格ですが、
ナイルプラスとTOYSのリビルト販売プロジェクトにより、
“純正にも劣らない品質を、より現実的なコストで”実現しました。

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オイル圧警告灯が点灯したら|VWで危険度が最も高い警告の原因・走行可否・修理費用

エンジン・駆動・排気・冷却の故障と修理費用
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VWに乗っていて、突然 オイル圧警告灯(赤いオイルジョッキのマーク) が点灯すると、
驚いてしまいますよね。

「そのまま走っても大丈夫?」
「エンジンが壊れるって本当?」

オイル圧警告灯は、数ある警告灯の中でも 最も緊急度が高いランプ のひとつです。
誤判断で走行すると、エンジン内部が焼き付き、高額修理につながる可能性があります。

この記事では、VW車のオイル圧警告灯について
意味・よくある原因・走行可否・応急判断・修理費用 をわかりやすく整理しています。

警告灯が点灯したらまずはじめに読む記事
👉VWの警告灯が点灯したら|色・点灯パターン別の緊急度と主な原因・修理費用

オイル圧警告灯の意味(色・点灯/点滅・何を示すか)

VWのオイル圧警告灯は、
エンジン内部の油圧が正常に保てていない状態 を示します。

オイルはエンジン内部を潤滑するための重要な液体で、
油圧が低下すると金属同士が直接こすれ、大きなダメージにつながります。

黄色(オイル量警告)

  • エンジンオイルの「量」が不足している
  • 補充すれば改善することが多い

赤(オイル圧異常:最重要警告)

  • エンジン内部の油圧が不足
  • 即停車が必要な緊急度

赤ランプはオイルプレッシャーの問題で、黄色とは緊急度が全く違います。

まず確認したい3ポイント(最重要)

① ランプは黄色?赤?

  • 赤 → 即停車が必須
  • 黄色 → オイル量不足の可能性

② 異音はしていないか

カラカラ音・ガラガラ音がするなら深刻度が高い状態。

👉フォルクスワーゲンの異音診断ガイド|原因・修理費用・緊急度

③ エンジンの温度・走行状況

・渋滞中
・高速走行中
・急発進が多かった
など状況によって原因が絞れます。

オイル圧警告灯のよくある原因(VW向けに整理)

① エンジンオイルの量不足

オイル交換後の減りや漏れが原因で、油圧が十分に確保できなくなることがあります。

👉VW エンジンオイルの不調の修理費用目安は?

② オイルポンプのトラブル

オイルを送り出すポンプが弱っている/作動していない場合、油圧が急低下します。

③ オイルストレーナーの詰まり

スラッジ(汚れ)が溜まり、オイルが吸い上げられず油圧が低下するケース。

④ オイルフィルターの詰まり

適切に流れないことで油圧が異常値になることがあります。

⑤ センサー(オイルプレッシャーセンサー)の不良

点灯はするが実際は正常、という誤作動パターンもあります。

⑥ オイル漏れ(外部漏れ)

ガスケットやパッキン劣化による下回り漏れ。

特に赤い警告灯が点く場合は
オイル量不足+内圧が保てない状態
であることが多く、早急な判断が必要です。

オイル圧警告灯点灯時の走行可否

走行してはいけないケース(ほぼこれ)

  • 赤色警告灯
  • カラカラ音・ガラガラ音
  • エンジンのふけ上がりが悪い
  • 振動が増えている

赤いオイル圧警告灯は「即停車」が鉄則です。

無理に走行するとエンジン内部が焼き付き、
エンジン交換レベルの高額修理(30〜80万円以上) に発展する可能性があります。

黄色(オイル量)で走行できるケース

  • エンジン音が正常
  • 異常振動なし
  • 軽度のオイル量不足

この場合は、補充すれば改善することがあります。

応急処置とやってはいけないこと

応急処置(安全に停車できた場合)

  • エンジンを停止
  • 5〜10分ほど冷えるのを待つ
  • オイルレベルゲージで量を確認
  • 足りなければ指定のオイルを補充(少量ずつ)

※補充しても赤ランプが点く場合は走行厳禁。

やってはいけないこと

  • 赤ランプ点灯状態で走行を続ける
  • エンジンが熱いまま大量にオイルを足す
  • 異音があるのに再始動を繰り返す

判断を誤ると、修理費が跳ね上がります。

修理費用の目安(VWの一般的な例)

故障箇所内容費用目安
オイル補充1L追加1,000〜3,000円
オイルフィルター詰まり交換3,000〜6,000円
オイル漏れ修理(パッキン類)修理5千〜3万円
オイルポンプ交換部品交換4〜8万円
オイルストレーナー清掃部分作業1〜3万円
オイルプレッシャーセンサー交換交換5千〜1.5万円

※赤ランプ放置によりエンジン内部が損傷した場合:
エンジンオーバーホール・載せ替え 30〜80万円以上 の例もあります。

👉VW専門店ナイルプラスのメンテナンス・カスタムの費用&作業日数まとめ

放置するとどうなる?

オイル圧警告灯の放置は、
警告灯の中でも最も危険な結果につながります。

  • エンジン焼き付き(稼働不能)
  • 金属摩耗による内部損傷
  • カム・クランク周りの破損
  • 修理より交換が現実的になる高額事例
  • 最悪、致命的なトラブルで車両が動かなくなる

赤警告は「走れるか?」ではなく
「走ってはいけない」警告 と考えるのが安全です。

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

専門工場へ相談する前に準備したい情報

  • 赤か黄色か
  • 異音の有無
  • 走行中の症状(パワーダウンなど)
  • 最後のオイル交換時期
  • 漏れ跡の有無
  • 同時点灯している警告灯

整理して伝えることで、診断が早くなります。

FAQ

Q1. 赤いオイル警告灯が数秒だけ点灯したけど大丈夫?

一瞬でも赤点灯は注意が必要です。原因確認をおすすめします。

Q2. オイル量が減るのは普通?

走行やエンジン特性により多少減ることはありますが、急に減る場合は点検が必要です。

Q3. オイルプレッシャーセンサーの故障でも点灯する?

はい、センサー不良でも赤ランプが点灯することがあります。

Q4. オイルは自分で補充していい?

可能ですが、規格(VW認証オイル)を守る必要があります。

Q5. オイル交換をサボるとどうなる?

汚れが詰まり、油圧低下・内部摩耗・警告灯点灯につながります。

車種別の不具合詳細

不具合の“出方”は似ていても、「どのモデルでどんなトラブルが多いか」は車種ごとに少しずつ違います。
車種別の傾向や、他のオーナーに多い故障事例は、以下のページでまとめています。

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