今回は、愛車を調子よく走らせるために欠かせない「イグニッションコイル交換」について、わかりやすく紹介します。
「イグニッションコイルって何のパーツ?」
「どんな時に交換が必要なの?」
そんな疑問にしっかり答えていきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
内容 | 費用目安 |
---|---|
イグニッションコイル1本交換(工賃込み) | 8,000〜15,000円 |
全数交換(4気筒の場合) | 30,000〜60,000円 |
イグニッションコイルとは?
まず、「イグニッションコイル」ってなんだろう?というところから見ていきましょう。
イグニッションコイルは、バッテリーの電気を何万ボルトもの高電圧に変換するパーツです。
この高電圧を使って、スパークプラグが火花を飛ばし、エンジンの中でガソリンと空気の混ざった気体を爆発させます。
つまり、イグニッションコイルがないとエンジンは動かない!というくらい大切な部品なのです。
イグニッションコイルの役割まとめ
- バッテリーの電気を高電圧に変換する
- スパークプラグに電気を送る
- 燃焼をサポートしてエンジンを動かす
エンジンの心臓にあたる部品の一つ、といってもいいですね。
なぜイグニッションコイル交換が必要なのか?
イグニッションコイルは、常に高電圧を扱っているため、熱や振動、経年劣化によって少しずつ弱っていきます。
劣化すると、火花が弱くなったり飛ばなくなったりして、エンジンの燃焼がうまくいかなくなります。
その結果…
イグニッションコイル不良で起こる症状
こんなトラブルが出てきます。
特にVWのTSIエンジン(1.2L、1.4L、2.0Lなど)は、イグニッションコイル不良が比較的起こりやすいと言われています。
10年以上前のモデルでは、コイルが弱いタイプが使われていたこともあり、注意が必要です。
どのタイミングで交換すればいい?
では、イグニッションコイルはいつ交換すればいいのでしょうか?
一般的な目安はこうです。
- 走行距離 6万〜10万km
- 年数 7〜10年
ただし、個体差があるので、異変を感じたら早めに点検・交換することが大切です!
こんな時は点検を!
- アイドリング時にエンジンがガタガタする
- 加速時にパワーが足りないと感じる
- エンジンチェックランプが点いた
- 燃費が急に悪くなった
こういう症状が出たら、迷わず点検してもらいましょう!
イグニッションコイル交換の流れ
交換作業はそこまで大がかりではありませんが、エンジン周辺を丁寧に扱う必要があります。
ざっくりした作業の流れはこんな感じです。
- エンジンカバーを外す
- イグニッションコイルのカプラーを外す
- 古いイグニッションコイルを取り外す
- 新しいコイルを取り付ける
- カプラーを接続し、エンジンカバーを戻す
VWの一部モデルでは、専用工具が必要だったり、コイルが固くはまっていることがあるので注意!
また、スパークプラグと同時交換するのもおすすめです。
イグニッションコイル交換の費用目安
気になる費用感はこちら。
内容 | 費用目安 |
---|---|
イグニッションコイル1本交換(工賃込み) | 8,000〜15,000円 |
全数交換(4気筒の場合) | 30,000〜60,000円 |
※車種や使うコイルのメーカーによって変動します。
交換は1本ずつ?それとも全部?
コイルは基本的に1本ずつ交換も可能ですが、同時期に劣化することが多いので、まとめて交換する方が安心です。
特に10万km近いなら、4本まとめて交換をおすすめします!
イグニッションコイル交換後に感じる効果
交換後、多くのVWオーナーがこう実感しています。
「走りが新車みたいに軽くなった!」
「長距離ドライブが楽しくなった!」
そんな声もたくさんあります。
イグニッションコイル交換は、体感できるメンテナンスのひとつなんです!
VW車でよく使われるイグニッションコイルメーカー
せっかく交換するなら、信頼できるパーツを選びたいですよね。
VW車でよく使われる有名なメーカーを紹介します。
純正と同等か、それ以上の耐久性を持つ社外品を選ぶと、費用を抑えつつ安心して乗れます!
イグニッションコイル交換と一緒にやるといいこと
せっかくイグニッションコイルを交換するなら、同時にこんな整備もおすすめです。
- スパークプラグ交換
→ 火花を飛ばす相棒なので、同時交換が理想。 - インジェクター清掃
→ 燃料噴射装置をきれいにして燃焼効率アップ。 - エンジンオイル交換
→ エンジンをリフレッシュして長持ちさせよう。
まとめてやると工賃も節約できて、エンジンの調子もバッチリです!
自分でできる?それともプロに任せる?

簡単そうに見えるイグニッションコイル交換ですが、VW車特有のポイントもあります。
こういった理由から、プロに任せる方が安全で確実です!
VW専門ショップや、欧州車に強い整備工場に依頼するのがベストですよ!
まとめ
イグニッションコイルは、VW車のエンジンにとってとても大事なパーツです。
エンジンが元気だと、ドライブもますます楽しくなります!
ぜひ愛車のコンディションをチェックして、早めのメンテナンスを心がけましょう!
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Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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