VWやアウディで採用される7速乾式DSG。
その心臓部「メカトロニクスユニット」は高額修理の代表格ですが、
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サーモスタットハウジング交換の効果と費用は?【冷却水漏れ・水温上昇】

エンジン・駆動・排気・冷却の故障と修理費用
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「水温計がいつもより高め…」
「駐車場に冷却水が漏れている」

そんなVWオーナーさん、

もしかするとサーモスタットハウジングの不具合かもしれません。

この記事では、サーモスタットハウジングの役割や故障症状、交換費用、交換することで得られる効果までわかりやすく解説します。

サーモスタットハウジングとは?

サーモスタットハウジングとは、サーモスタット(冷却水温調整弁)を収めている樹脂製の部品です。

VW車の場合、このハウジングがエンジン冷却システムの一部として組み込まれており、エンジンが温まりすぎないように冷却水の流れを制御しています。

  • サーモスタットが正常に動くことでエンジン温度が適正範囲内に保たれる
  • ハウジングはエンジン側とラジエーター側をつなぐジョイントパーツの役割も

VW車では樹脂製ハウジングの経年劣化やひび割れによる冷却水漏れが比較的よく起こります。

VW車でよくあるサーモスタットハウジングの不具合症状

症状主な原因
冷却水が漏れるハウジングのひび割れ・ガスケット劣化
水温計が異常に高い、または低すぎるサーモスタットが固着(開かない・閉じない)
エンジンチェックランプ点灯(冷却水温異常)冷却水温センサー不良、またはハウジング一体型センサー故障

VW車の多くのモデルではサーモスタットとハウジングが一体型ユニットになっており、冷却水漏れやセンサー不良とまとめて交換されるケースが多いです。

サーモスタットハウジング交換の効果

  • 冷却水漏れの解消 → 駐車場に漏れた跡が残らなくなる
  • 水温管理が正常になる → オーバーヒート防止、燃費安定
  • エンジンチェックランプ消灯(センサー異常の場合)
  • 樹脂部品を新品にすることで長期的な安心感

VW車はエンジン冷却システムが繊細なので、軽いトラブルでも早めの対応がおすすめです。

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

交換費用の目安(VW車の場合)

作業内容費用目安(税込)
サーモスタットハウジング本体約8,000〜25,000円
ガスケット・Oリング類約1,000〜3,000円
冷却水(LLC)交換・補充約2,000〜5,000円
交換工賃約1万〜2万5千円前後
合計約2万〜5万円前後

※Golf、Polo、TiguanなどVW主要モデルの場合の目安です。
※ディーラーでの純正部品交換はやや高めになる傾向があります。

自分でできる?それともプロに任せる?

サーモスタットハウジング交換は

  • 冷却水を抜く必要がある
  • エンジン回りの樹脂部品を傷つけないよう慎重な作業が必要

そのため、VW専門店や輸入車対応整備工場に依頼するのが安心です。
DIYも不可能ではありませんが、慣れていない方はおすすめしません。

まとめ|サーモスタットハウジング交換は冷却系トラブル予防に必須!

  • VW車はサーモスタットハウジングの劣化トラブルが比較的多い
  • 冷却水漏れ、水温異常、チェックランプ点灯などの症状が出たら早めの点検を
  • 交換費用は2万〜5万円前後
  • 長く乗るなら冷却系メンテナンスは欠かせないポイント

よくある質問(FAQ)

Q1. サーモスタットハウジングの寿命はどれくらい?

A. 一般的には7〜10年または10万km前後が交換目安です。
樹脂製のため経年劣化しやすく、ヒビやにじみが見つかったら早めの交換をおすすめします。

Q2. サーモスタットハウジングが壊れるとどうなる?

A. 主な症状は次のとおりです。

  • 冷却水漏れ(駐車場にピンクの液体が残る)
  • 水温計が高め/低めを繰り返す
  • エンジンチェックランプ点灯
    放置するとオーバーヒートやエンジン損傷につながるため、早期対応が大切です。

Q3. 交換費用はいくらくらいかかる?

A. VW車の場合、2万〜5万円前後が一般的です。
内訳は以下の通りです。

  • 部品代:約8,000〜25,000円
  • 冷却水・パッキン類:約3,000〜8,000円
  • 工賃:約1〜2.5万円
    ディーラーはやや高め、専門工場では費用を抑えやすいです。

Q4. 自分で交換できますか?

A. 基本的にはプロに任せるのが安心です。
冷却水を抜いたり、樹脂部品を慎重に扱う必要があるため、慣れていないと破損・漏れ再発のリスクがあります。
DIYする場合はトルク管理とエア抜きを確実に行いましょう。

Q5. 交換するとどんな効果がある?

A. 次のような改善が期待できます。

  • 冷却水漏れの解消
  • 水温の安定・オーバーヒート防止
  • エンジンチェックランプの消灯(センサー一体型の場合)
  • 冷暖房性能の改善
    結果として燃費・エンジン寿命の延長にもつながります。

Q6. 冷却水を補充するだけではだめ?

A. 応急処置にはなりますが根本解決にはなりません。
ハウジングがひび割れている場合、再び漏れます。
冷却水の減りが続く場合は、漏れ箇所の特定と交換が必要です。

Q7. 交換後の注意点は?

A. 作業後は以下を確認しましょう。

  • 水温計が安定しているか
  • 冷却水量の減少がないか
  • エア抜き後にエア噛みが再発していないか
    数日間は駐車場の下をチェックしておくと安心です。

Q8. 同時に交換した方が良い部品は?

A. サーモスタットハウジング交換時は、
ガスケット・Oリング類・冷却水温センサー・LLCの同時交換がおすすめです。
同じ冷却ラインにあるため、二度手間を防ぎ長期的に安定します。

Q9. 純正と社外品、どちらが良い?

A. 耐久性・フィッティング重視なら純正またはOEM製品がおすすめ。
価格を抑えたい場合は高品質社外品(HELLA・WAHLERなど)も選択肢になります。

Q10. 交換後に再発することはありますか?

A. 新品部品を正しく取付ければ再発は稀です。
ただし、他の樹脂パーツやホース類も同時期に劣化している場合があるため、周辺部品も点検しておくと安心です。

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