「車検で“ダストカバーが破れてます”って言われたけど、それって重要なの?」
「交換しないとマズいの?放っておいても走れるでしょ?」
そんな疑問を持つVWオーナーさんは少なくありません。
ダストカバーは一見地味な部品ですが、ショックアブソーバーの寿命に直結する重要パーツなんです。
この記事では、VW車のダストカバー交換について、役割・費用・交換時期・放置リスクまでわかりやすく解説します。
さくっと早見表
内容 | 費用(税込) |
---|---|
ダストカバー+バンプラバー(1本) | 約2,000〜4,000円 |
工賃(片側) | 約5,000〜10,000円 |
両側交換(前後)合計 | 約1.5万〜3万円前後 |
Contents
ダストカバーとは?どこにあるの?
ダストカバーは、ショックアブソーバーのロッド部分を覆っているゴム製のカバーです。
車の下回りを見ると、スプリングの内側に黒いジャバラのゴムカバーが付いています。
主な役割は?
このカバーが破れると、ショック本体に汚れが付着し、摺動部分が傷ついてオイル漏れ→ショック本体の寿命を縮める原因になります。
よくある劣化サイン
ダストカバーはゴム製なので、経年劣化・熱・紫外線・走行中の跳ね石などによって傷みやすいパーツです。
以下のような状態なら要交換です
症状 | 備考 |
---|---|
カバーが破れて中のロッドが見えている | すぐに交換を |
ジャバラ部が裂けている | 小さな亀裂でも汚れが入る可能性大 |
異音(ゴトゴト、キュッキュ音) | バンプラバー劣化とセットの場合あり |
ショックからのオイルにじみ | カバー破れ→汚れ侵入→オイルシール傷みの可能性 |
交換のタイミングはいつ?
単独交換はまれ、ほとんどがショックアブソーバー交換時の同時作業です。
タイミング | 推奨理由 |
---|---|
ショック交換時 | 分解工程が同じで工賃節約になる |
車検で劣化を指摘されたとき | 予防交換でショック保護に◎ |
異音やオイルにじみが出始めたとき | 初期症状として多いパターン |
交換費用の目安は?
ダストカバーは部品代が安価ですが、取り付けには足回りの分解が必要なため工賃がかかります。
内容 | 費用(税込) |
---|---|
ダストカバー+バンプラバー(1本) | 約2,000〜4,000円 |
工賃(片側) | 約5,000〜10,000円 |
両側交換(前後)合計 | 約1.5万〜3万円前後 |
※ショックアブソーバーと同時交換なら、追加費用は数千円程度で済む場合が多いです。
交換によって得られる効果
① ショックの寿命が延びる
汚れ・水分から守られたショックは摺動性が保たれ、オイル漏れや腐食を防げます。
② 異音の発生リスクを下げる
ジャバラのゴムが切れると、バンプラバーが剥き出しになり、段差で“ゴツゴツ”異音が出る場合も。
③ 次回のショック交換タイミングを遅らせられる
わずか数千円のパーツですが、結果的に高価なショック交換を先延ばしにできることにつながります。
純正と社外品、どっちがいい?
比較項目 | 純正 | 社外(OEM・強化品など) |
---|---|---|
耐久性 | 安定した品質 | スポーツ走行向けなど多様 |
価格 | やや高め | 純正の半額程度のものもあり |
互換性 | 完全フィット | 信頼できるブランドを選ぶと安心 |
見た目 | 標準仕様 | ローダウン対応品もあり |
→ 街乗り重視なら純正、足回り強化派は社外も選択肢に。
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