今回は、ターボエンジンを搭載したVW車におすすめのチューニングアイテム「ブーストアップモジュール」についてご紹介します。
「ノーマルでも充分速いけど、もう少しパワーがほしい」
「ECUチューニングはちょっとハードルが高い」
そんな方にぴったりなのが、このブーストアップモジュールです。
簡単な取付でターボのブースト圧を少し上げて、走りを元気にするチューニングアイテム。
愛車の個性を引き出す“プチカスタム”として、じわじわ人気を集めています。
ブーストアップモジュールとは?
ブーストアップモジュールは、ターボチャージャーの過給圧(ブースト圧)を上げるための電子パーツです。
VWのターボエンジンでは、エンジンに入る空気の圧力(=ブースト圧)をコンピューターで制御しています。
このモジュールを使うことで、センサー信号を少し変更して、ブースト圧を適度に引き上げることができるのです。
特徴
- ECUを書き換えずにパワーアップ
- ノーマルより力強い加速感
- 比較的リーズナブルな価格
- 取付・取り外しが簡単(DIYも可能)
まさに「ライトチューンの第一歩」として、初心者でも安心して使えるのが魅力です。
ブーストアップでどう変わる?
ブースト圧が上がると、エンジンに取り込まれる空気の量が増え、それに合わせて燃料も多く噴射されるようになります。
その結果、燃焼のエネルギーが増えて、トルクと馬力がアップします。
例えば以下のような変化が期待できます。
項目 | ノーマル | モジュール装着後(目安) |
---|---|---|
出力 | 140ps → 約155ps | 約10〜15%アップ |
トルク | 250Nm → 約270Nm | 加速がよりスムーズに |
スロットルレスポンス | 普通 | より俊敏に反応 |
※数値は車種やモジュールの種類によって異なります。
実際に運転すると、アクセルを踏んだときの反応が良くなり、グッと押し出されるような加速感を体感できます。
特に中低速域でのトルク感アップは、街乗りでも効果大です!
メリットとデメリットを整理
メリット
- 手軽にパワーアップできる
ECUチューンに比べて導入コストも安く、施工も簡単です。 - DIYでの取り付けも可能
基本はカプラーオン(差し込み式)なので、工具があれば自分で取り付けられる製品もあります。 - 取り外し可能で元に戻せる
ディーラー入庫前に元に戻せるのも安心ポイント。 - 燃費も意外と悪化しにくい
アクセルを踏みすぎなければ、燃費は大きく変わらないケースが多いです。
デメリット・注意点
- エンジンへの負荷が少し増える
ブーストを上げることで、エンジンやターボに多少の負荷がかかるため、定期的な点検やオイル管理は大切です。 - 車検や保証が対象外になる可能性あり
一部ディーラーでは、モジュールの装着が保証対象外になる場合もあります。 - パワーの出方はECUチューンに劣る
ECUの本格書き換えと比べると、出力アップの幅は控えめです。
とはいえ、無理のない範囲でブーストを上げる製品がほとんどなので、日常使いでも安心して楽しめるのが特徴です。
主なメーカーと人気商品
日本国内や海外には、多くのブーストアップモジュールが存在します。
以下はVW車ユーザーに人気の高い代表的なブランドです。
メーカー | 特徴 |
---|---|
RaceChip(レースチップ) | ドイツ製・スマホアプリで調整可能なモデルあり |
PIVOT(ピボット) | 日本製でコスパ良好・シンプル設計 |
TDI Tuning | イギリス発の高性能モジュール・対応車種が豊富 |
Monster Tuning | VW専用設計でトルク特性がなめらか |
価格帯は約30,000円〜80,000円が相場。
性能や調整機能の有無によって価格差があります。
取付方法と時間の目安
多くのモジュールは、エンジンルーム内のブーストセンサーやマップセンサーに接続するタイプです。
取付時間の目安
- DIYの場合:30分〜1時間
- ショップ取付:30分程度(工賃5,000〜10,000円前後)
製品によっては、エンジンカバーを外す必要があるので、車両によって難易度は少し異なります。
「自分でやるのが不安」「保証のある施工を受けたい」という方は、専門ショップでの取付がおすすめです。
VWの走りをもっと楽しくするプチカスタム!
ブーストアップモジュールは、VWターボ車をもっと楽しく・力強く走らせるための手軽なチューニングアイテムです。
「走りに少し刺激がほしい」「愛車のポテンシャルを活かしたい」
そんな方は、まずブーストアップモジュールから始めてみるのはいかがでしょうか?
VWをもっと好きになる一歩として、ぜひ検討してみてくださいね!
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