VW エアマスセンサーの不調と修理費用目安まとめ

電装・電子制御の修理費用
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フォルクスワーゲン(Volkswagen、以下VW)は、エンジン性能と環境性能のバランスに優れた車づくりで高く評価されています。

その性能を支えているのが、エンジンの燃焼状態を最適にコントロールする数多くのセンサーです。

中でも「エアマスセンサー(正式名称:エアフローメーター)」は、エンジンに吸い込まれる空気量を正確に測定する重要なパーツです。

不調が起きると、燃費悪化やエンジンパワー低下、最悪の場合エンジン停止にもつながるため、早期発見・対処が非常に重要です。

この記事では、VW車におけるエアマスセンサー不調の症状、原因、放置リスク、修理費用の目安、そして日常的にできる予防策についてわかりやすく解説していきます。

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修理・整備内容費用目安(税込)補足
エアマスセンサー清掃約10,000〜20,000円軽度の汚れの場合対応可能
エアマスセンサー交換約30,000〜60,000円純正品交換時
配線・コネクタ修理約10,000〜30,000円接触不良対応

エアマスセンサーとは?

エアマスセンサーは、エンジンが吸い込む空気の量をリアルタイムで測定し、エンジンコントロールユニット(ECU)に伝えるセンサーです。これにより、燃料噴射量や点火時期などを最適化し、エンジンの効率よい燃焼をサポートしています。

VW車では、最新の直噴エンジン(TSI)やディーゼルエンジン(TDI)でも高精度なエアマスセンサーが搭載され、燃費向上や排出ガスの低減に大きく貢献しています。

エアマスセンサー不調によくある症状

エアマスセンサーに不具合が起きると、次のような症状が現れることが多いです。

アイドリングが不安定になる

空気量の検出が狂うと、エンジン回転数が安定せず、アイドリング中に振動やエンストのリスクが高まります。

加速が鈍くなる・もたつく

アクセルを踏み込んでも加速が鈍い、加速中に息つきするような症状は、エアマスセンサーの異常が関係しているかもしれません。

エンジンチェックランプが点灯する

エアマスセンサーから異常な信号が出ると、ECUが異常を検知し、エンジンチェックランプが点灯します。

燃費が悪化する

燃料と空気のバランスが崩れることで、無駄に燃料が噴射され、燃費が急激に悪化するケースもあります。

排気ガスが汚れる

空燃比が狂うため、排気ガスの色が黒くなったり、臭いがきつくなることがあります。

エアマスセンサー不調の主な原因

VW車でエアマスセンサー不調が発生する主な原因は以下のとおりです。

センサー内部の汚れ

吸気中のホコリやオイルミストがセンサー表面に付着し、測定精度が低下します。これが最も一般的な原因です。

経年劣化

センサー素子は高温にさらされ続けるため、走行距離や年数とともに劣化していきます。10万km前後が交換の目安です。

配線・コネクタの不良

センサー自体に異常がなくても、電気信号を伝える配線やコネクタの断線や接触不良で誤作動することがあります。

過去のエンジントラブルの影響

オイル漏れやブローバイガスの異常増加により、センサーが汚れてしまう場合もあります。

不調を放置するとどうなるか?

エアマスセンサーの不調を放置していると、次のようなリスクが高まります。

  • 燃費悪化による維持費増加
  • エンジン内部の燃焼不良によるダメージ(スス堆積など)
  • 走行性能の低下による安全性の悪化
  • 排ガス規制違反により車検不合格
  • 最悪の場合、エンジン停止・始動不能

早期発見と対応が、車両の健康維持と経済的負担軽減につながります。

修理・交換費用の目安

VW車のエアマスセンサー修理・交換にかかる費用目安は次のとおりです。

修理・整備内容費用目安(税込)補足
エアマスセンサー清掃約10,000〜20,000円軽度の汚れの場合対応可能
エアマスセンサー交換約30,000〜60,000円純正品交換時
配線・コネクタ修理約10,000〜30,000円接触不良対応

清掃で改善するケースもありますが、センサー本体の劣化が進んでいる場合は交換が必要になります。

日常的にできる点検・予防方法

エアマスセンサーのトラブルを未然に防ぐために、普段から意識しておきたいケア方法を紹介します。

エアクリーナー(エアフィルター)を定期交換する

フィルターが目詰まりすると、ホコリや汚れがセンサーに到達しやすくなります。1年または1万kmごとの交換がおすすめです。

吸気系の点検を怠らない

エアダクトやフィルターケースに割れや隙間がないかチェックし、外気中の汚れが吸い込まれるのを防ぎましょう。

エンジン警告灯を無視しない

チェックランプが点灯したら、早めに診断を受け、センサーの異常を見逃さないようにしましょう。

適切なオイル管理をする

オイルミストが多いと吸気系が汚れやすくなります。オイル交換サイクルを守り、エンジン内部からきれいな状態を保つことも重要です。

燃費の悪化やエンジントラブルを防ごう

VW車のスムーズな加速や低燃費性能は、エアマスセンサーの正確な働きに支えられています。
小さな異常でも放置せず、早めに対応することで、燃費の悪化やエンジントラブルを防ぎ、愛車を長く快適な状態に保つことができます。

これからも快適なVWライフを楽しむために、ぜひエアマスセンサーにも意識を向け、日常の小さな点検を忘れないようにしていきましょう。愛車は、きっとその気配りにしっかり応えてくれるはずです。

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

  • エンジンの配置や補器類の取り回し
  • DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
  • 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

  • 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
  • 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

  • DSGクラッチの摩耗
  • タイミングチェーンの伸び
  • ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

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VWオーナーさんはVolkswagen専門店輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!

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