VWやアウディで採用される7速乾式DSG。
その心臓部「メカトロニクスユニット」は高額修理の代表格ですが、
ナイルプラスとTOYSのリビルト販売プロジェクトにより、
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タイヤ空気圧警告灯(TPMS)が点灯したら|VWの原因・走行可否・対処法と修理費用

シャシー・足回り・ブレーキの故障と修理費用
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走行中に突然 タイヤ空気圧警告灯(TPMS) が点灯すると、
「パンク?」
「すぐ止まったほうがいい?」
と不安になりますよね。

ただ、VWの場合、この警告灯は
必ずしもパンクだけを意味するわけではありません。
気温や道路環境、タイヤ交換後の登録忘れなどでも点灯します。

この記事では、VWに搭載されるTPMSの仕組みを踏まえつつ、
点灯の理由・走行していいかどうか・対処法・修理費用 をわかりやすく解説しています。

警告灯が点灯したらまずはじめに読む記事
👉VWの警告灯が点灯したら|色・点灯パターン別の緊急度と主な原因・修理費用

タイヤ空気圧警告灯(TPMS)の意味

VWの多くの車種は
間接式TPMS(ABSセンサーを利用) を採用しています。

そのため、
「タイヤの実際の空気圧をセンサーが測っているわけではなく」
タイヤの回転差をもとに空気圧低下を判定 しています。

ランプの状態

  • 黄色に点灯:空気圧が下がっている可能性
  • 点滅はほぼなし(異常時は点灯のまま)

警告灯が点いた時点で「すぐに走行不能」というわけではありませんが、
タイヤトラブルは安全に直結するため慎重な判断が必要です。

まず確認したい3ポイント(色/点灯パターン/状況)

① 空気圧が目視で異常ないか

  • タイヤがつぶれていないか
  • 大きく沈んでいないか

外観チェックだけでも大きな手掛かりになります。

② 最近タイヤ交換・ローテーションをしたか

VWのTPMSは「再登録(リセット)」を忘れると点灯します。

③ 気温が大きく下がったか

冬場・朝方は空気圧が自然に低下しやすく、点灯が増える時期です。

タイヤ空気圧警告灯が点灯する主な原因(VW向けに整理)

① 実際に空気圧が低下している

最も多い原因。
空気圧は自然に下がるため、定期的な補充が必要です。

② パンク(釘・金属片など)

ゆっくり抜ける「スローパンク」も多く、
走行直後は違和感がなくても警告灯が点くことがあります。

③ 気温変化による圧力低下

寒い朝に点灯し、走り出したら消えるパターンはこれが多いです。

④ TPMSの再登録(リセット)不足

タイヤ交換後・空気圧調整後に
「設定メニューから再登録していない」
ケースはVWでよく見られます。

⑤ ホイールのサイズ違い・特性違い

片側だけサイズが違う、スタッドレスの摩耗が偏っているなども
回転差となって警告灯の原因になります。

⑥ ABSホイールセンサーの不調

TPMSが間接式のため、ABS側の不良で点灯することがあります。

タイヤ空気圧警告灯が点灯した時の走行可否

走行してよいケース

  • 外観でタイヤがつぶれていない
  • 異音やハンドルの振動がない
  • ゆっくり安全に走れる状況

この場合は 近くのガソリンスタンドで空気圧チェック を。

走行してはいけないケース

  • タイヤが明らかに潰れている
  • 片側だけ沈んでいる
  • ハンドルが取られる
  • バンッという音がした(バーストの可能性)

この場合は安全な場所に停車し、
ロードサービスの利用が安心です。

VWでの正しい対処手順(間接式TPMS前提)

手順①:安全に停車し、外観チェック

釘や金属片が刺さっていないか確認。

手順②:空気圧を測る

推奨空気圧は運転席ドアのステッカーに記載があります。

手順③:適正値まで補充

4本とも揃えることが大切です。

手順④:メニューから「TPMSリセット」

VWは補充後に必ず「再登録」操作が必要です。

例:
「CAR」→「設定」→「タイヤ」→「空気圧の保存」

手順⑤:しばらく走行して様子を見る

再登録後、一定距離走ると警告灯が消えます。

修理費用の目安(VWで多い例)

内容費用目安
空気圧調整(GS)無料〜500円
パンク修理(内面修理)2,000〜4,000円
ABSセンサー不良1〜2.5万円
ホイール交換(変形など)1〜6万円
タイヤ交換5千〜3万円(銘柄により大きく変動)

👉VW専門店ナイルプラスのメンテナンス・カスタムの費用&作業日数まとめ

放置するとどうなる?

タイヤ空気圧の低下は、次のようなリスクにつながります。

  • 高速道路でのバースト
  • 偏摩耗によるタイヤ寿命の短縮
  • ブレーキ性能低下
  • 直進安定性の低下
  • 燃費悪化

警告灯は「早めに気付くためのサイン」なので、
点灯したら必ず確認が必要です。

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

工場へ相談する前に準備しておくとよい情報

  • 点灯したタイミング
  • タイヤ交換やローテーションの時期
  • 空気圧を最後に調整した時期
  • 気温の変化(季節の変わり目だったか)
  • 走行中の異音や振動

簡単なメモでも診断が早くなります。

FAQ

Q1. 高速走行中に点灯したらどうすればいい?

最寄りのSA/PAで安全に停車し、外観チェックをするのが最優先です。

Q2. 冬だけよく点灯するのはなぜ?

気温が下がると空気圧も自然に下がるためです。

Q3. 空気圧を入れたのに消えない?

補充後の「TPMSリセット(再登録)」が必要です。

Q4. パンクかどうか自分で判断できる?

外観チェックである程度判断できますが、
確実なのは工場やGSでの空気圧測定です。

Q5. 警告灯が点いたまま走ってもいい?

外観が正常でも長距離は避けたほうが安心です。
早めに空気圧を確認してください。

車種別の不具合詳細

不具合の“出方”は似ていても、「どのモデルでどんなトラブルが多いか」は車種ごとに少しずつ違います。
車種別の傾向や、他のオーナーに多い故障事例は、以下のページでまとめています。

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