そんな経験があるフォルクスワーゲン(VW)オーナーさんへ。
夏は特に冷却系トラブルが増える季節です。
この記事では、VW車でよくある冷却系の不具合を症状別にまとめ、原因や修理費用の目安まで解説します。
VW冷却系トラブル 主な症状と原因一覧
| 症状 | 主な原因 |
|---|---|
| 水温計が高い(オーバーヒート) | ウォーターポンプ故障、サーモスタット不良 |
| 冷却水(LLC)漏れ | ウォーターホース亀裂、ラジエーター割れ |
| エンジンルームから甘いニオイがする | 冷却水漏れ |
| 冷却ファンが回らない | 冷却ファンモーター故障、リレー不良 |
| エアコン使用時に水温が上がりやすい | ファン制御系不良、コンデンサー目詰まり |
VW冷却系トラブル① 水温計が高い(オーバーヒート傾向)
VW車は水温計が90℃前後で安定する設計ですが、夏場にこれ以上になる場合は要注意です。
【主な原因】
【目安費用】
VW冷却系トラブル② 冷却水(LLC)漏れ
「駐車場にピンク色や緑色の液体が…」という場合は冷却水漏れです。
VWは樹脂パーツが多く、経年劣化でひび割れやジョイント部からの漏れが起きやすい傾向があります。
【主な漏れポイント】
【修理費用目安】
VW冷却系トラブル③ 冷却ファンが回らない
信号待ちや渋滞時に水温が急上昇する場合、冷却ファンが動いていないケースが多いです。
【原因例】
【修理費用目安】
VW冷却系トラブル④ エアコン使用時の水温上昇
夏場にエアコンONで水温が高くなるのは、冷却系統に負荷がかかっているサインです。
【考えられる原因】
【対策】
夏前のおすすめ点検ポイント
VW車を安心して夏に使うためには、以下の冷却系チェックがおすすめです。
車検や12カ月点検時だけでなく、夏前に一度専門店での診断を受けると安心です。
まずは点検してみませんか?
まとめ
夏はVW車の冷却系トラブルが増える季節
「水温上昇」「冷却水漏れ」「ファン停止」などは早めに点検!
修理費用目安:軽度なら1万〜3万円前後、本格修理で5万〜10万円超えるケースもあり
定期的なメンテナンスがオーバーヒート防止につながります!
よくある質問(FAQ)
Q1. 夏だけ水温が上がりやすいのは故障ですか?
A1. 夏場は冷却系に負荷がかかるため多少上がりやすくなりますが、90℃を超えて高い状態が続く場合は、ウォーターポンプやサーモスタット、冷却ファンの不具合が疑われます。早めの点検がおすすめです。
Q2. 駐車場に甘いニオイがするのは何が原因?
A2. 冷却水(LLC)が漏れたときに甘いニオイがすることが多いです。ラジエーター、ホース、サブタンクの劣化が主な原因です。
Q3. エアコンを使うと水温が上がるのはなぜ?
A3. コンデンサーの目詰まりや冷却ファンの制御不良が考えられます。エアコンON時は熱負荷が増えるため、冷却性能が落ちていると水温上昇が起きやすくなります。
Q4. 冷却ファンが回っているかどうかは自分で確認できますか?
A4. アイドリング時にボンネットを開けて風切り音やファンの回転を確認することは可能です。ただし回り方(回転数・作動タイミング)の診断は専門設備が必要です。
Q5. 冷却系の修理はどれくらいの費用を見ておけばいい?
A5. 軽度ならホース交換などで1万〜3万円程度、ウォーターポンプ・ラジエーター交換など本格修理になると5万〜10万円以上かかるケースがあります。まずは点検・見積もりが安心です。




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