加速すると振動が強くなる時の原因|速度上昇とともに出る揺れの正体

シャシー・足回り・ブレーキの故障と修理費用
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「加速すると急にブルブル揺れる」「踏むほど振動が強くなる」――。


この症状はフォルクスワーゲンでも相談が多く、速度に比例して揺れが出る場合と、アクセル操作に比例して揺れが出る場合で原因が大きく異なります。

放置すると足回りやタイヤの偏摩耗が進み、最悪の場合は走行安全性が低下することも。

本記事では、加速中の振動の代表原因と、どのように見分ければよいかを分かりやすくまとめました。

よくある症状

  • 加速すると揺れが大きくなる
  • 一定速度まで上がると特にブルブルする
  • アクセルを抜くと揺れが弱くなる
  • 高速域で車体全体が震える
  • ハンドルが小刻みに振れる
  • 停止〜低速ではほぼ揺れない

原因は大きく4つ(構造別)

  • ホイールバランス不良(最も多い原因)
  • ドライブシャフト・等速ジョイントの劣化(加速時に特徴的な揺れ)
  • エンジンマウント劣化(踏むと車体がブルブルする)
  • タイヤの偏摩耗・変形(速度が上がると増幅)

原因①:ホイールバランス不良(速度に比例する振動)

どんな時に起きる?

  • 80〜120km/hで振動が最大になる
  • アクセルON/OFFであまり変化しない
  • タイヤ交換・ローテーション後に起きた

なぜその症状が出る?

ホイールの重さの偏りが回転体に作用し、
速度が上がるほど振動が大きくなるのが特徴です。

  • バランスウエイトの脱落
  • センタリングのズレ
  • タイヤの個体差

VWは足回りが敏感なため、わずかなズレでもブルブル出ます。

放置すると?

  • タイヤ偏摩耗
  • ハンドルブレ悪化
  • 足回りの寿命短縮

原因②:ドライブシャフト・等速ジョイントの劣化(加速時に強く出る振動)

どんな時に起きる?

  • 加速時だけ振動が強くなる
  • アクセルを抜くと症状が軽減
  • 低速で「コト」「カリカリ」音が出る

なぜその症状が出る?

等速ジョイント(CVジョイント)は、
加速トルクが掛かった時に最も負荷がかかる部品

  • ジョイント内部の摩耗
  • グリス抜け・ブーツ破れ
  • シャフトの曲がり

などにより、アクセルを踏むとブルブル揺れる症状が出ます。

速度ではなくトルク(踏み込み量)に応じて揺れが強く出るのが特徴。

放置すると?

  • 異音悪化
  • ハンドル振動が増加
  • 最悪の場合、走行不能レベルの破損

原因③:エンジンマウント劣化(アクセルONで車体が震える)

どんな時に起きる?

  • 停止〜発進時の揺れが大きくなった
  • アクセルONでブルッと揺れる
  • シフトチェンジ時に振動が増えた

なぜその症状が出る?

エンジンマウントは、エンジンの振動を車体に伝えないための“クッション”。
ここが劣化すると、アクセルON時にエンジンの動きがダイレクトに車体へ。

  • 加速時に強い揺れ
  • D→Rの切り替えでもガクッ

など、速度よりも“踏んだ瞬間の揺れ”が強調されます。

放置すると?

  • 車体振動の悪化
  • 他のマウントへの負担増
  • 変速ショック増加

原因④:タイヤの偏摩耗・変形(速度上昇で増幅)

どんな時に起きる?

  • 「ウォンウォン」「ゴロゴロ」という音+振動
  • ローテーション後に急に出た
  • 段減りタイヤを前輪に装着している

なぜその症状が出る?

段減りや片減りしたタイヤは、
回転時の接地が不均一 → 高速で大きく揺れる状態になります。

特にVWは足回り剛性が高く、段減りの影響が出やすい傾向。

放置すると?

  • 段減り悪化
  • 雨天でグリップ低下
  • タイヤ交換が早まる

選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

DIYで確認できるポイント

  • アクセルを抜いた時に揺れが減るか(CVジョイントの可能性)
  • 特定速度だけ揺れるか(バランス不良の可能性)
  • タイヤの段減りを触って確認
  • ブーツ破れ(グリス漏れ)
  • バランスウエイト脱落の目視
  • エンジンの揺れが大きいか(マウント疑い)

走行して大丈夫?(緊急度)

状態危険度走行可否
軽度のバランスズレ高速控えめで走行可
CVジョイント劣化早急に点検(高速NG)
エンジンマウント劣化中〜高早めの点検を推奨
段減りタイヤによる振動早めの交換・ローテーション

走行トラブルが起きた時、状況によってはレッカー移動が必要になることがあります。
こうしたケースでは、自動車保険のロードサービスや特約でカバーできる場合もあるため、いまの契約内容を軽く見直しておくと安心です。

もし「補償範囲、ちゃんと把握してなかったかも…」という方は、比較サービスを使うと 複数社の補償内容や保険料をまとめてチェックできます。短時間で全体像がつかめるので、修理や点検のタイミングで利用する方も多いようです。

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修理費用の目安

作業内容費用の目安
ホイールバランス調整2,000〜5,000円/本
CVジョイント交換30,000〜80,000円
ドライブシャフトASSY交換60,000〜150,000円
エンジンマウント交換20,000〜50,000円
タイヤ交換40,000〜100,000円
診断料5,000〜10,000円

👉VW専門店ナイルプラスのメンテナンス・カスタムの費用&作業日数まとめ

同時に点検しておきたい関連部位

  • タイヤの段減り・空気圧
  • ロアアームブッシュ
  • ハブベアリング
  • スタビリンク
  • アライメント
  • エンジン補器類のマウント

▼足回り修理・メンテナンスについての個別ページ一覧▼

まとめ

加速すると振動が強くなる症状は、ホイールバランス不良・CVジョイント劣化・エンジンマウント・段減りタイヤのいずれかが代表原因です。

速度に比例する揺れなのか、アクセル操作に比例する揺れなのかで原因を絞り込めます。

放置するとトラブルが悪化するため、違和感を感じたら早めの点検がおすすめです。

症状が似ていても原因は車両ごとに異なります。
同じような異音・不調でも、ターボ・ベルト・センサーなど原因はさまざまです。
不安な場合は無理せず整備工場で点検してもらうのが安心です。

車種別の不具合詳細

不具合の“出方”は似ていても、「どのモデルでどんなトラブルが多いか」は車種ごとに少しずつ違います。

車種別の傾向や、他のオーナーに多い故障事例は、以下のページでまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 加速すると振動が出るのは危険ですか?
原因によりますが、ドライブシャフトや等速ジョイントが劣化している場合は走行不能につながることがあります。高速走行は控え、早めの点検をおすすめします。

Q2. 速度に比例する揺れと、アクセルを踏んだ時だけ出る揺れはどう見分ければいいですか?
速度に応じて揺れが大きくなる場合はホイールバランスやタイヤの偏摩耗が疑いどころ。アクセルONの瞬間だけ強く出る揺れは、CVジョイントやエンジンマウントの可能性が高いです。

Q3. タイヤの段減りだけで加速時に大きな振動が出ることはありますか?
はい。特にVWは足回りが敏感なため、段減りタイヤを前輪に装着すると高速域で強い振動が出ます。ローテーションや交換で改善するケースが多いです。

Q4. ホイールバランス調整はどれくらいの頻度ですべきですか?
タイヤ交換・ローテーションのタイミング、もしくは80〜120km/h付近で小刻みな揺れを感じた時が目安です。ウエイトの脱落が原因のこともあります。

Q5. 加速時の振動はDIYで原因を特定できますか?
完全な特定は難しいですが、タイヤの段減り、バランスウエイト脱落、CVジョイントのブーツ破れ、アクセルOFFで振動が減るかなどは自分で確認できます。確信が持てない場合は整備工場で点検する方が確実です。

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