VWやアウディで採用される7速乾式DSG。
その心臓部「メカトロニクスユニット」は高額修理の代表格ですが、
ナイルプラスとTOYSのリビルト販売プロジェクトにより、
“純正にも劣らない品質を、より現実的なコストで”実現しました。

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サイドブレーキ/EPB警告灯が点灯したら|VWの原因・走行可否・対処法と修理費用まとめ

シャシー・足回り・ブレーキの故障と修理費用
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走行中に サイドブレーキ警告灯(EPB) が突然点灯すると、
「ブレーキが効かなくなった?」
「解除できないまま走っていた?」
と不安になりますよね。

VWでは、従来のレバー式ではなく
スイッチ操作の電動パーキングブレーキ(EPB) が主流で、
電子制御のため警告灯が点きやすいシステムでもあります。

この記事では、VWのEPB警告灯について
意味・走行できるかどうか・よくある原因・修理費用・対処法 をわかりやすくまとめています。

警告灯が点灯したらまずはじめに読む記事
👉VWの警告灯が点灯したら|色・点灯パターン別の緊急度と主な原因・修理費用

サイドブレーキ/EPB警告灯の意味(色・状態)

VWのEPB警告灯は以下のように状態が分かれます。

赤い点灯

ブレーキが作動中 or 解除できていない
→ 走行すると危険/加速しない・警告音が鳴る

黄色の点灯

EPBシステムの異常・故障の可能性
→ ブレーキ解除はできるが、電動パーキングが使えないことがある

点滅

システムの作動不良(緊急度高め)
→ ブレーキが完全に解除できない、または締まったままの可能性

まず確認したい3ポイント(色/反応/状況)

① ランプの色

  • → ブレーキ作動中の可能性(緊急度高め)
  • → システム異常(走行可だが注意)

② スイッチ操作に反応するか

  • “解除” を押してもランプが消えない
  • 作動音(モーター音)がしない
    反応があるかが重要な判断材料です。

③ 足元から異音はないか

  • ガリガリ音
  • モーターの空転音
    EPBモーターの故障時に出ることがあります。

EPB警告灯が点灯する主な原因(VW向けに整理)

① EPBモーターの作動不良

後輪ブレーキに付いている小型モーターが劣化すると、
作動や解除ができなくなります。

② ブレーキパッドの摩耗

パッド残量が極端に少ない場合、
EPB作動時に異常として検知されることがあります。

③ バッテリー電圧低下

電動パーキングは電圧に敏感です。
バッテリーの電圧が不安定だと誤作動しやすくなります。

④ ブレーキスイッチ・ストップランプスイッチ不良

アクセル制御やEPCとも連動する部品で、
ここが故障するとEPBにも影響します。

⑤ EPBハーネス(配線)不良

後輪側の配線腐食・断線で信号が伝わらず警告灯が点きます。

⑥ キャリパー固着

EPB構造上、キャリパーの摺動が悪いと正常に作動しないことがあります。

EPB警告灯の点灯時の走行可否

走行できるケース

  • 黄色の警告灯
  • 足元で異音がない
  • ブレーキ解除は正常にできる

ただし、駐車中にパーキングブレーキが使えない可能性 があり、
坂道では特に注意が必要です。

走行を避けるべきケース

  • 赤ランプが消えない
  • 車が重く感じる
  • 焦げ臭いにおい
  • 作動音が異常(ギギギ・ガリガリ)

ブレーキが完全に解除できていない可能性があり、
走行するとディスクローターを損傷 する恐れがあります。

7. 正しい対処方法(VW EPBの特性を踏まえて)

ステップ1:一度エンジンを切って再始動

軽度のECU誤作動ならこれで消えることもあります。

ステップ2:バッテリー状態の確認

低電圧が原因の場合は充電または交換。

ステップ3:スイッチ操作を何度か試す

「解除 → 作動 → 解除」を数回繰り返すと改善することがあります。

ステップ4:坂道では輪止めを使用

EPBが使えない場合、駐車時の安全確保のために必要です。

ステップ5:工場にて診断(OBD)

EPB関連は電気制御のため、
エラーメモリと実測値を確認するのが確実です。

修理費用の目安(VWでよくある例)

内容費用目安
EPBモーター交換(後輪)3〜7万円
ブレーキパッド交換1〜2.5万円
バッテリー交換1〜3万円
ストップランプスイッチ5千〜1万円
配線修理(ハーネス)5千〜2万円
キャリパー整備・交換1〜5万円

車種や年式で異なりますが、
モーター交換が最も多い修理のひとつ です。

👉VW専門店ナイルプラスのメンテナンス・カスタムの費用&作業日数まとめ

放置するとどうなる?

  • ブレーキが部分的に引きずる
  • ディスクローターやパッドが過熱・破損
  • 駐車ブレーキが作動せず転がる危険
  • バッテリー過負荷
  • EPBユニット(高額)の故障につながる

特に赤ランプ点灯は早めの対処が必要です。

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

工場へ相談する前に準備しておくとよい情報

  • 点灯は赤か黄色か
  • 解除操作に反応するか
  • 異音の有無
  • バッテリー交換時期
  • 最近のブレーキ整備歴
  • 他の警告灯(ABS・EPCなど)の同時点灯

この情報があるだけで診断がスムーズになります。

FAQ

Q1. 走行中にEPBが勝手に作動する?

基本的に走行中に勝手に作動することはありません。

Q2. 警告灯がついても走っていい?

黄色なら走行は可能。赤の場合は走行を避けるのが安全です。

Q3. 雨の日だけ点灯するのは?

配線・接点の湿気や軽い接触不良が原因のことがあります。

Q4. 解除できない時の応急処置は?

再始動、スイッチ再操作、バッテリー電圧確認が基本。
改善しない場合はレッカーが必要です。

Q5. EPBの寿命は?

使用環境によりますが、モーターは経年で劣化しやすく、
10万km前後で不調が出ることがあります。

車種別の不具合詳細

不具合の“出方”は似ていても、「どのモデルでどんなトラブルが多いか」は車種ごとに少しずつ違います。
車種別の傾向や、他のオーナーに多い故障事例は、以下のページでまとめています。

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