今回は、あまり目立たないけれどとても重要なパーツ、
「バッファ交換」について詳しく解説していきます!
バッファとは、サスペンションに組み込まれている「衝撃吸収パーツ」のこと。
乗り心地や車の安定性を保つために、実はかなり大事な役割をしています!
この記事では、
など、わかりやすく説明していきます!
項目 | 費用 |
---|---|
バッファ部品代(前後セット) | 約5,000円〜15,000円 |
交換工賃 | 約15,000円〜30,000円 |
合計 | 約20,000円〜45,000円 |
バッファとは?どんな役割があるの?
まずは基本から!
バッファの正体
バッファは、サスペンションのストラット(ショックアブソーバー)に装着されている
ウレタンやゴム製のクッションパーツです。
別名「バンプストップ」や「バンプラバー」とも呼ばれます。
形は車種によってさまざまですが、
基本的には丸みを帯びた柔らかいパーツです。
バッファの役割
つまり、
「衝撃の最後の砦」という大事な役目をしているんですね!
バッファが劣化するとどうなる?
バッファは常に荷重を受けているパーツなので、経年劣化していきます。
劣化すると、こんな症状が出ることも!
乗り心地が悪くなる
バッファがへたっていると、
段差を乗り越えたときにショックを吸収できず、
ドンッ!と強い突き上げを感じることがあります。
普段の街乗りでも、だんだん乗り心地が悪くなる原因に。
異音がする
バッファがボロボロになったり、割れてしまうと、
サスペンションの動きがスムーズでなくなり、
- コトコト
- ギシギシ
- ミシミシ
といった異音が出ることも。
異音に気づいたら、バッファも疑ってみましょう!
足回りパーツの寿命が縮む
バッファが機能しないと、
ショックアブソーバーやアッパーマウントに負担がかかり、
他のパーツも早く傷んでしまいます。
つまり、バッファは他の部品を守る大事な存在なんです!
バッファ交換のタイミングは?
では、いつ交換すればいいのでしょう?
目安は、
- 走行距離:5万〜10万km
- 年数:5年以上
ですが、以下の症状があれば早めに交換を検討しましょう!
- 段差での突き上げ感が強くなった
- コトコト異音がする
- サスペンション周りを点検したら、バッファがボロボロだった
また、
ショックアブソーバー交換や足回りリフレッシュのタイミングで、
一緒に交換するのがおすすめです!
作業効率が良くなり、工賃も節約できます!
バッファ交換にかかる費用は?
ざっくり目安はこちら!
項目 | 費用 |
---|---|
バッファ部品代(前後セット) | 約5,000円〜15,000円 |
交換工賃 | 約15,000円〜30,000円 |
合計 | 約20,000円〜45,000円 |
※あくまで一般的な相場です。
※車種やショップによって変わるので、事前に見積もりを取りましょう!
バッファ交換作業の流れ
交換作業は、サスペンションを外して行います。
簡単に流れを紹介します!
【1】車体をジャッキアップしてタイヤを外す
まずリフトアップしてタイヤを取り外します。
安全第一!
【2】ショックアブソーバーごと外す
ストラット式の場合は、
ショック+スプリングを丸ごと取り外します。
【3】スプリングを縮めてバッファを交換
スプリングコンプレッサーを使って
バネを縮め、ショックの上部(トップマウント側)からバッファを取り出します。
ここで新品バッファに交換!
ついでにダストブーツ(防塵カバー)も新品にすると完璧!
【4】足回りを組み戻す
交換が終わったら、ショック+スプリングを車体に戻し、
ボルトナットを規定トルクで締め付けます。
【5】アライメント調整(必要に応じて)
もし車高に変化が出た場合は、アライメント調整をすることもあります。
バッファ交換後の変化は?
バッファを新品にすると、
明らかに足回りがシャキッとします!
「今までこんなにヘタってたんだ…」とビックリする人も多いです!
特に、
年式の古いVWや、10万km超えた車両は効果絶大!
バッファ交換をおすすめする理由
バッファ交換を強くおすすめする理由をまとめます!
バッファは小さなパーツですが、
交換することで車のコンディションが大きく良くなります!
バッファ交換で快適なVWライフを!
「最近、乗り心地がゴツゴツするなぁ…」
「ちょっと音が気になるなぁ…」
そんな風に感じたら、
ぜひバッファ交換を検討してみてください!
愛車のVWを、さらに快適で楽しい相棒にしていきましょう!
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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