中古のSharan(シャラン)を買うときのチェックポイントや注意点

Sharan
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Volkswagen Sharan(フォルクスワーゲン・シャラン)は、数少ない輸入スライドドア付き7人乗りミニバン。

広い室内空間と高い安全性、そして欧州車らしい安定感のある走行性能が魅力で、ファミリー層を中心に根強い人気があります。特に日本国内では「国産ミニバンにはない欧州の上質さ」を求めるユーザーから支持されています。

ただし、シャランは日本国内では流通量が少なく、輸入車特有のウィークポイントもあるため、購入時のチェックは非常に重要です。

ここでは、中古のSharanを購入するときの注意点と確認ポイントを詳しく紹介します。

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\ チェックポイント さくっと早見表 /
項目チェック内容注意点・補足
年式・走行距離年式・走行距離(6万〜10万km中心)整備歴の有無を重視
モデル・グレードTrendline / Comfortline / Highline など装備や仕様の違いを確認
DSG(7速乾式)発進時・低速時のギクシャク感、変速ショック、異音メカトロニクス修理歴・リコール歴も要確認
エンジン始動時の異音(カラカラ音)、アイドリングの安定性タイミングチェーン・ウォーターポンプの交換歴
冷却系冷却水の量・汚れ、リザーバータンクのにじみオーバーヒート歴は要注意
オイル系エンジン前部・下部のオイル滲みヘッドカバー周辺の漏れに注意
スライドドア全スイッチ・リモコンでスムーズに開閉異音・途中停止・開閉不良に注意
電装系パワーウィンドウ、ミラー、ナビ、エアコン等の動作全機能が正常に動くか確認
サスペンション異音(ゴトゴト・ギシギシ)、ショックアブソーバー交換歴足回りのリフレッシュ歴があれば安心
タイヤ・ブレーキタイヤの片減り、偏摩耗、ブレーキ鳴き・効きアライメント・パッド残量も確認
維持費目安自動車税34,500円/年、タイヤ交換6万〜8万円、ブレーキ6万〜10万円DSG修理10万〜20万円超、スライドドア8万〜12万円
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年式・走行距離とモデル概要を把握する

シャランは日本では2011年〜2021年まで正規輸入されていました。搭載されるエンジンは主に1.4L TSI(ターボ)で、7速DSGとの組み合わせが中心です。

確認すべきポイント

  • 流通している中古車は走行距離6万〜10万km前後が中心
  • 年式が新しくても、走行距離だけで判断せず整備歴を重視
  • グレードは「Trendline」「Comfortline」「Highline」などがあり、装備の違いをチェック

7速DSG(乾式)の状態を入念にチェック

シャランに搭載される7速DSGは乾式クラッチで、発進時の滑らかさや変速時のショックが購入判断に直結します。

試乗時のチェックポイント

  • 発進時や低速時にギクシャク感がないか
  • シフトアップ・ダウン時に異音やショックがないか
  • バック時に反応が遅れる、変な音がするなどの症状はないか
  • DSG関連のリコールやメカトロニクスの修理履歴があるか

この世代のDSGはオイルレス設計のため、湿式と違ってオイル交換によるリフレッシュができません。だからこそ、滑らかな動作かどうかの見極めが非常に大切です。

エンジン・補機類の状態を確認する

シャランの1.4L TSIエンジンは、車重約1.8トンのボディを支えるには少し非力にも思えますが、低速トルクがあり、意外とスムーズに走ります。ただし、トラブルもゼロではありません。

チェック項目

  • タイミングチェーンの伸びや異音(始動時のカラカラ音)
  • ウォーターポンプ、サーモスタットの交換歴があるか
  • 冷却水が減っていないか、汚れていないか
  • アイドリングが不安定ではないか
  • オイル滲みがないか(特にエンジン前部や下部)

エンジンは基本的に丈夫ですが、冷却系トラブルは修理費が高くなる傾向があるので注意が必要です。

スライドドア・電装系の動作確認

シャランは両側電動スライドドアを標準またはオプションで装備していますが、モーターの故障や開閉トラブルが起きることもあります。

チェックポイント

  • リモコン・運転席スイッチ・ドア取手すべてでスムーズに開閉できるか
  • 途中で引っかかる・止まる・閉まりきらない動作がないか
  • パワーウィンドウ、ミラー格納、エアコン、ナビなどの電装機器がすべて正常に動作するか

スライドドアは修理に10万円以上かかる場合もあるため、動作の異常は見逃さないようにしましょう。

冷却系・オイル系のチェック

シャランはファミリーカー用途で長距離運転されることが多く、エンジンや冷却系統の疲労が蓄積していることもあります。

チェック項目

  • 冷却水のリザーバータンクににじみや汚れがないか
  • ウォーターポンプ交換歴があるか(6〜8万kmで推奨)
  • エンジンオイルが漏れていないか(特にヘッドカバー周辺)
  • ファンの異音や常時高回転がないか(オーバークール対策)

オーバーヒートやオイル漏れは、修理費が高額になりやすいため慎重に見極めることが大切です。

サスペンション・ブレーキ・タイヤの状態

シャランはミニバンとしては車重が重く、足まわりやブレーキへの負担が大きいです。

チェックすべきポイント

  • ゴトゴト音、ギシギシ音などの異音がないか
  • タイヤの片減り(アライメントのズレ)や偏摩耗がないか
  • ブレーキの効きが悪い、鳴きがある、パッド残量が少ないなど
  • ショックアブソーバーやブッシュ類の交換歴があるかどうか

足回りの交換履歴があると、乗り心地や安心感が格段に変わります。

維持費と修理費用の目安

シャランは大柄な輸入車であるため、国産ミニバンより維持費はやや高めです。

  • 自動車税(1.4L):34,500円/年
  • タイヤ交換(215/60R16など):1回約6万〜8万円
  • ブレーキパッド&ローター交換:前後で6万〜10万円
  • DSG関連修理:10万〜20万円超(異常がある場合)
  • スライドドアモーター交換:片側で8万〜12万円

整備記録のある車両を選び、予防整備や修理歴の有無を把握しておくことが費用を抑える鍵になります。

購入前のチェックリストまとめ

  • 整備記録簿がきちんと残っているか(DSG・冷却系・足まわり)
  • スライドドアの開閉がすべてスムーズかどうか確認
  • エンジン・AT・冷却系に異常音や不自然な挙動がないか
  • 電装系(ナビ・メーター・ウィンドウ等)がすべて正常に動くか
  • 保証付き・納車前点検ありの販売店が理想
  • 輸入車に詳しい整備工場とつながっておくと安心

Sharanは“欧州らしい走れるミニバン”

Volkswagen Sharanは、国産ミニバンでは味わえない走行安定性と質感の高さを持った実用車です。荷物も人もゆったり載せられ、なおかつ高速道路やワインディングでもドイツ車らしい安定感を発揮します。

一方で、スライドドアのモーターやDSGなど、輸入車ならではの“クセ”を理解し、整備された車両を慎重に選ぶことが大切です。

「家族も快適に乗れて、自分も運転を楽しめるミニバンが欲しい」
そんな方に、Sharanはぴったりの一台。きちんと整備された個体を選び、大切に乗れば、まだまだ長く付き合える良質な輸入ミニバンです。

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