足回り関連の施工費用と効果まとめ｜VWの乗り心地・安定感をアップさせる整備・カスタム一覧

“足元”を整えると、クルマの印象が変わる

「高速でフワフワする」「カーブでふらつく」「ハンドルが取られる感じがする」
そんな症状を感じているVWオーナーの方は多いのではないでしょうか。

それ、足回りの劣化や調整不足が原因かもしれません。

この記事では、Volkswagen車の足回り整備・カスタム施工の中でも代表的な項目をピックアップして、
それぞれの施工費用、得られる効果、施工タイミングの目安を解説します。

すべての項目に個別記事へのリンクも設けていますので、気になる内容があれば詳細をチェックしてみてください。

施工内容	費用目安	主な効果
KONIショック取付	15万～20万円	乗り心地＋安定感向上
HAS取付	10万～15万円	微調整可能なローダウン
ダウンサス取付	5万～10万円	見た目＋コーナリング改善
足回りリフレッシュ	15万～30万円	足回りの性能を総合的に回復
アッパーマウント交換	2万～5万円	異音・突き上げ改善
バッファ交換	0.5万～1.5万円	底付き感軽減
タイロッドエンドブーツ	0.5万～1万円	ハンドリング安定
ハブベアリング交換	2万～4万円	ゴー音解消、直進安定性UP
オイルパン取付	2万～5万円	オイル容量・冷却性UP
キャリパーペイント	2万～5万円	見た目＋防錆
スリットローター	3万～6万円	ブレーキ性能強化

足回り整備・カスタムに含まれる主な施工内容

分類	主な施工内容
サスペンション関係	KONIショック、HAS取付、アッパーマウント、バッファ交換、リフレッシュ
ハンドリング・操舵	タイロッドエンドブーツ交換、ハブベアリング交換
ブレーキ・ドレスアップ	キャリパーペイント、スリットローター取付
下回りパーツ	オイルパン取付

各施工の費用・効果・タイミングまとめ

KONIスペシャルアクティブ取付

【効果】
・突き上げ感を抑えて快適性アップ
・フワつきが減って安定性向上
・走行中の姿勢変化がなめらかに

【施工タイミング】
純正ショックのヘタリを感じたら／走行距離5万km以上

【費用目安】
15万～20万円（パーツ＋工賃）

→ [KONIスペシャルアクティブ取付の詳細記事へ]

アッパーマウントベアリング交換

【効果】
・サスペンションの動きがスムーズに
・異音の解消（ゴトゴト音、ギシギシ音）
・ショック本来の動きを取り戻す

【施工タイミング】
5万〜7万km目安／異音や振動が気になるとき

【費用目安】
2万～5万円（左右）

→ [アッパーマウントベアリング交換の詳細記事へ]

HAS取付（ハイトアジャスタブルスプリング）

【効果】
・見た目を保ちながら微調整可能なローダウン
・純正ショックとの相性も良好
・車高の左右バランス調整も可能

【施工タイミング】
純正スプリングの交換時／車高を程よく落としたい方に

【費用目安】
10万～15万円（パーツ＋取付）

→ [HAS取付の詳細記事へ]

足回りリフレッシュ

【効果】
・サスペンション全体のリニューアルで乗り心地復活
・ゴム部品や消耗部品をまとめて交換
・直進安定性や振動吸収性能の改善

【施工タイミング】
8万～10万km以上の車／複数パーツが劣化しているとき

【費用目安】
15万～30万円（内容によって変動）

→ [足回りリフレッシュ施工の詳細記事へ]

ダウンサス取付

【効果】
・ローダウンによる見た目の変化
・コーナリング性能の向上
・ロールの抑制で安定感UP

【施工タイミング】
カスタムを始めたい方／見た目を引き締めたい方

【費用目安】
5万～10万円（バネ＋工賃）

→ [ダウンサス取付の詳細記事へ]

バッファ交換（ストラットバンプラバー）

【効果】
・底付き感の軽減
・異音の解消
・サスペンションの適正ストローク確保

【施工タイミング】
足回りから異音／車高調・ダウンサスと同時施工におすすめ

【費用目安】
5千円～1.5万円（部品＋工賃）

→ [バッファ交換の詳細記事へ]

タイロッドエンドブーツ交換

【効果】
・ハンドルの遊び・ガタつき改善
・異音や振動の解消
・ステアリングの精度が回復

【施工タイミング】
ブーツ切れ／グリス漏れ／車検時に指摘されることも

【費用目安】
5千円～1万円（片側）

→ [タイロッドエンドブーツ交換の詳細記事へ]

ハブベアリング交換

【効果】
・ゴー音・回転時の振動が解消
・直進性の向上
・高速走行時のノイズ減少

【施工タイミング】
回転時にうなり音／振動が出る／10万km前後

【費用目安】
2万～4万円（片側）

→ [ハブベアリング交換の詳細記事へ]

オイルパン取付（強化タイプなど）

【効果】
・オイル容量の確保
・冷却性能の向上
・サーキット走行や高温対策に有効

【施工タイミング】
オイル漏れや凹みがあるとき／強化パーツを導入したいとき

【費用目安】
2万～5万円（純正または社外品）

→ [オイルパン取付の詳細記事へ]

キャリパーペイント

【効果】
・ブレーキ周りのドレスアップ
・サビ防止・耐熱塗装による耐久性向上
・愛車にオリジナルの個性をプラス

【施工タイミング】
ホイール交換やローダウンと合わせておすすめ

【費用目安】
2万～5万円（1台分）

→ [キャリパーペイントの詳細記事へ]

スリットローター取付

【効果】
・制動力の向上
・ブレーキの放熱性アップ
・ブレーキ鳴きやフェードの軽減

【施工タイミング】
純正ローターの交換時／ブレーキ強化をしたい方

【費用目安】
3万～6万円（前後セット）

→ [スリットローター取付の詳細記事へ]

施工費用の早見表

施工内容	費用目安	主な効果
KONIショック取付	15万～20万円	乗り心地＋安定感向上
HAS取付	10万～15万円	微調整可能なローダウン
ダウンサス取付	5万～10万円	見た目＋コーナリング改善
足回りリフレッシュ	15万～30万円	足回りの性能を総合的に回復
アッパーマウント交換	2万～5万円	異音・突き上げ改善
バッファ交換	0.5万～1.5万円	底付き感軽減
タイロッドエンドブーツ	0.5万～1万円	ハンドリング安定
ハブベアリング交換	2万～4万円	ゴー音解消、直進安定性UP
オイルパン取付	2万～5万円	オイル容量・冷却性UP
キャリパーペイント	2万～5万円	見た目＋防錆
スリットローター	3万～6万円	ブレーキ性能強化

まとめ｜足回りは「見た目」だけでなく「安心感」にも直結する

VWの良さは、走りの質感や乗り心地のバランスにあります。
その良さを長く楽しむためには、足元のケアや調整がとても重要です。

「なんとなく最近乗り心地が悪い」
「もっとカチッとした走りにしたい」
そんなときは、今回紹介した整備やカスタムを検討してみてください。

個別の施工についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は？

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD（車載診断機）につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機（VCDSやODISなど）じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い（数十万～百万円超え！）ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

• エンジンの配置や補器類の取り回し
• DSG（デュアルクラッチトランスミッション）
• 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

• 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
• 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

• DSGクラッチの摩耗
• タイミングチェーンの伸び
• ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

画像引用元：VW・Audi専門店ナイルプラス

VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ！