今日は足回りの中でも「縁の下の力持ち」、
アッパーマウントベアリング交換について、詳しく紹介していきます。
そんな方に向けて、
アッパーマウントベアリングの役割から、交換時期、費用感までしっかり解説していきます!
項目 | 費用 |
---|---|
部品代(左右セット) | 約10,000〜20,000円 |
工賃(左右) | 約20,000〜35,000円 |
アライメント調整 | 約12,000〜20,000円 |
合計 | 約4万〜7万円前後 |
アッパーマウントベアリングとは?
まず、「アッパーマウントベアリング」ってどこにあるの?って話ですが、
サスペンション(ショックアブソーバー)の一番上についています。
VW車でも、ゴルフ、ポロ、パサートなどほぼ全モデルにこの部品が使われています。
役割は大きく2つ!
- サスペンションの上部を車体に固定する
- ハンドルを切ったときに、サスペンションがスムーズに回るようにする
特に前輪(フロント側)のサスペンションでは、
ハンドル操作に合わせて、サスの上側がグルグル回る必要があります。
この回転をなめらかにするのが「アッパーマウントベアリング」です!
アッパーマウントベアリングが劣化するとどうなる?
使っているうちに、このベアリングが摩耗したり、グリス切れを起こします。
劣化が進むと、次のような症状が出てきます。
1. ハンドル操作が重い・引っかかる
ハンドルを切ったときに「カクッ」と引っかかるような違和感が出ます。
スムーズに回らないのは、ベアリングの動きが悪くなっている証拠。
2. 異音がする
走行中、特に段差を超えたときに異音が出ることもあります。
3. サスペンションが正しく動かない
アッパーマウントの固着により、サスの動きが悪くなり、
乗り心地がゴツゴツした感じになります。
これを放置すると、ショックアブソーバーや他の足回り部品まで
痛めてしまうリスクもあるので要注意!
アッパーマウントベアリング交換のタイミングは?
VW車のアッパーマウントベアリングは、
だいたい走行距離8万〜10万kmくらいで劣化が進んできます。
ただし、
こういった場合は、もっと早くダメになることもあります。
サスペンション交換時に一緒にやるのが基本!
ショックアブソーバー交換と同時に、
アッパーマウントベアリングも新品にするのが鉄板です!
理由は、
- どうせ足回りを分解するから工賃が節約できる
- ベアリングだけ古いままだと、乗り心地が中途半端になる
からです。
アッパーマウントベアリング交換作業の流れ
では、実際の作業の流れを簡単に紹介します。
【1】車をジャッキアップして、タイヤを外す
まずは作業スペースを確保。
【2】サスペンションを取り外す
ストラット(ショックアブソーバー+スプリング)を車体から外します。
ここが最大の難関。
専門工具と力技が必要なので、DIYは結構ハードル高めです。
【3】スプリングコンプレッサーでバネを縮める
スプリングに力がかかったままだと超危険なので、
専用工具で縮めて固定します。
【4】アッパーマウントを取り外し、ベアリングを交換
古いアッパーマウントを取り外して、
新しいベアリングとアッパーマウントをセット!
【5】元に戻して、最後にアライメント調整
組み上げたら、最後に必ずアライメント調整を行います。
(車高やサスの角度がズレるため)
アッパーマウントベアリング交換の費用は?
気になる費用目安はこちら!
項目 | 費用 |
---|---|
部品代(左右セット) | 約10,000〜20,000円 |
工賃(左右) | 約20,000〜35,000円 |
アライメント調整 | 約12,000〜20,000円 |
合計 | 約4万〜7万円前後 |
※モデル(ゴルフ、ポロ、パサートなど)やショップによって差あり。
サスペンション交換と同時なら、
追加で1万〜1.5万円くらいで済むケースもあります。
VW車でアッパーマウントベアリング交換するメリット
交換することで、こんなメリットがあります!
特にVWは、もともと乗り味が良い車種が多いので、
アッパーマウントをリフレッシュすると「新車みたいなフィーリング」に戻ることも!
アッパーマウントベアリング交換で快適なVWライフを!
ハンドル操作が重い・異音がしたら要注意!
サスペンション交換とセットがおすすめ!
費用目安は4万〜7万円前後!
交換すると乗り心地・操作感が見違える!
走行距離8万〜10万kmを目安にチェック!
VW好きなら、足回りのコンディションにもこだわりたいところ!
アッパーマウントベアリング、軽視されがちですが、
めちゃくちゃ大事なパーツです。
ぜひ定期的な点検・交換をして、
あなたのVWライフをさらに快適にしてくださいね!
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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