VW キーフォブ(スマートキー)の不調と修理費用目安は?

電装・電子制御の故障と修理費用
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フォルクスワーゲン(Volkswagen、以下VW)の車両には、スマートエントリーシステムを搭載した「キーフォブ(スマートキー)」が広く採用されています。


ドアの施錠・開錠、エンジン始動をポケットに入れたまま操作できる便利な機能ですが、このキーフォブに不調が起きると、日常使用に大きな支障が出てしまいます。

特に、スマートキー関連のトラブルは突発的に発生することが多く、放置すると出先で車に乗れない・エンジンがかからないという非常に困った事態にもなりかねません。

この記事では、VW車におけるキーフォブ(スマートキー)不調の症状、原因、放置リスク、修理費用の目安、そして日常できる予防策についてわかりやすく解説します。

よくある故障の解説と修理費用をパーツごとにまとめました
電気系統バッテリーセンサーエアマスセンサー
警告灯アイドリングストップシステムパーキングセンサーアダプティブクルーズコントロール
イモビライザー関連キーフォブ(スマートキー)デイライト(LED関係カメラ(バック/アラウンドビュー)
インフォテイメントシステム(MIBユニット)スピーカーUSBポートETCユニット
ヘッドライト
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修理・整備内容費用目安(税込)補足
キーフォブ電池交換約2,000〜5,000円DIYでも可能な場合あり
キーフォブ再登録・プログラミング約10,000〜30,000円ディーラーまたは専門業者対応
キーフォブ本体交換(新品)約40,000〜70,000円部品代+登録作業費用込み
キーフォブ修理(基盤修理)約20,000〜40,000円修理対応可の業者もあり

キーフォブ(スマートキー)とは?

キーフォブは、リモートコントロールでドアの開閉やエンジン始動ができる電子キーのことです。


VW車のスマートキーは、近づくだけでロック解除、離れるとロック、さらにボタン操作なしでプッシュスタートできるモデルも多く、利便性とセキュリティを両立しています。

内部にはバッテリー、IDチップ、トランスミッター(電波送信機)、ボタンなどが内蔵されており、車両との無線通信によって作動します。

キーフォブ不調によくある症状

キーフォブに不具合が起きると、次のような症状が現れます。

ドアロック・アンロックができない

リモコンボタンを押しても反応がない、またはドアに近づいても自動解錠しない場合、キーフォブの不調が疑われます。

エンジンが始動できない

プッシュスタートボタンを押しても「キーが見つかりません」と表示され、エンジンがかからないことがあります。

反応が鈍い・距離が短くなる

以前よりリモコン操作の反応が遅い、もしくは車にかなり近づかないと反応しない場合、バッテリー低下や故障の兆候です。

警告灯やエラーメッセージが表示される

メーター内に「キーシステム異常」「リモートキー故障」などの警告が表示されることがあります。

物理キーでしか操作できない

キーフォブのボタン操作がすべて無反応になり、内蔵の物理キーでしかドアが開かなくなる場合もあります。

キーフォブ不調の主な原因

VW車でキーフォブに不調が発生する原因には、次のようなものがあります。

キーフォブのバッテリー切れ

最も一般的な原因です。バッテリーが弱ると、通信距離が短くなり、最終的には全く動作しなくなります。

キーフォブ内部の故障

落下や水没などにより内部の回路やチップが壊れると、キー全体が機能しなくなります。

電波妨害

強い無線電波(例:大型ショッピングセンターのWi-Fi装置、電波塔付近)によって、キーと車両の通信が一時的に遮断されることがあります。

スマートキーアンテナの故障

車両側の受信アンテナが故障すると、キーは正常でも反応しなくなるケースがあります。

キーフォブの登録情報消失

バッテリー交換や故障修理後、キー情報が車両から消えてしまい、再登録が必要になる場合があります。

不調を放置するとどうなるか?

キーフォブ不調を放置すると、次のようなリスクが高まります。

  • 車に乗れなくなる(ドア開閉不能)
  • エンジン始動不能(プッシュスタート不可)
  • 緊急時に迅速な対応ができず、重大事故につながる可能性も
  • スペアキーがなければレッカー搬送が必要になる
  • ディーラーでの再登録作業が必要になり、時間と費用がかさむ

日常生活に直結するトラブルのため、異常に気づいたら早めに対策を講じることが重要です。

修理・交換費用の目安

VW車のキーフォブ修理・交換にかかる費用目安は次のとおりです。

修理・整備内容費用目安(税込)補足
キーフォブ電池交換約2,000〜5,000円DIYでも可能な場合あり
キーフォブ再登録・プログラミング約10,000〜30,000円ディーラーまたは専門業者対応
キーフォブ本体交換(新品)約40,000〜70,000円部品代+登録作業費用込み
キーフォブ修理(基盤修理)約20,000〜40,000円修理対応可の業者もあり

※年式やスマートキーの仕様によって価格が変わるため、必ず事前に見積もりを取りましょう。

日常的にできる点検・予防方法

キーフォブトラブルを防ぐために、普段からできるケアを紹介します。

バッテリー交換を早めに行う

2〜3年ごとを目安に、予防的に電池を交換しましょう。反応が鈍くなったらすぐに対応を。

キーを衝撃や水から守る

落としたり、水没させたりしないよう丁寧に取り扱いましょう。

スペアキーを常に持つ

万が一の故障に備え、スペアキーを用意しておくと安心です。

異常を感じたらすぐ点検する

反応が鈍い、通信距離が短いと感じたら、すぐにバッテリー交換や診断を受けましょう。

違和感を放置せず早めに対応

VW車の高い利便性とセキュリティ性能は、スマートなキーフォブの確かな働きによって支えられています。


普段はあまり意識しないパーツですが、異常に早めに気づき、適切なメンテナンスや交換を行うことで、トラブルを未然に防ぎ、快適なカーライフを守ることができます。

これからも安心してVWライフを楽しむために、ぜひキーフォブにも気を配っていきましょう。
あなたのVWは、きっとその心配りに応えてくれるはずです。

都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ

北海道青森県岩手県宮城県
秋田県山形県福島県
茨城県栃木県群馬県埼玉県
神奈川県千葉県東京都
新潟県富山県石川県福井県
山梨県長野県岐阜県静岡県
愛知県
三重県滋賀県京都府大阪府
兵庫県奈良県和歌山県
鳥取県島根県岡山県広島県
山口県
徳島県香川県愛媛県高知県
福岡県佐賀県長崎県熊本県
大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

  • エンジンの配置や補器類の取り回し
  • DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
  • 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

  • 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
  • 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

  • DSGクラッチの摩耗
  • タイミングチェーンの伸び
  • ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス

VWオーナーさんはVolkswagen専門店輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!

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