雨の日のドライブや、路面が濡れているとき、水たまりを通過したあとに 「シャーシャー」とタイヤ付近から音が長引いて聞こえる ことはありませんか?
最初は「水しぶきの音かな」と思っても、いつまでたっても続くと「どこか壊れたのでは?」と不安になりますよね。
この記事では、VW(フォルクスワーゲン)車で水たまりを通った後に発生するシャーシャー音の原因と、その修理や対策にかかる費用の目安について、わかりやすくお伝えします。
主な原因 | 特徴・症状 | 修理費用の目安 |
---|---|---|
ブレーキローターに水が付着 | 雨天・洗車後に発生/冷えた状態で走行時に鳴る | 点検:2,000〜4,000円 パッド交換:15,000〜25,000円 ローター交換:10,000〜20,000円 |
泥・砂利の巻き込み | 水たまり走行後に「ジャリジャリ」「シャーシャー」音 | 洗浄・点検:3,000〜6,000円 パッド清掃:4,000〜8,000円 |
アンダーカバーやホイールハウス内の水残り | 「パタパタ」「シャー音」/雨や泥が残って風で音が鳴る | 清掃:3,000〜6,000円 カバー固定・交換:5,000〜15,000円 |
タイヤに異物が絡んでいる | ビニール・紐などが巻き込まれた異音/継続するこすれ音 | 取り除き・点検:2,000〜4,000円 ABSセンサー交換:15,000〜30,000円 |
シャーシャー音の特徴とは?
水たまりを通過したあとに聞こえる「シャーシャー音」には、次のような特徴があります。
このような音は、VW車に限らず多くの車種で起こり得る現象ですが、VW車の構造や使用環境によって特に気になりやすいこともあります。
主な原因①:ブレーキローターに付着した水
もっともよくある原因が、ブレーキローター(ディスク)に水が付着した状態でタイヤが回るときに出る摩擦音です。
VW車は前後輪ともディスクブレーキを採用しているモデルが多く、ブレーキパッドとローターのわずかなすき間に水が入り込むことで、シャーシャーという音が発生します。
この音は、次のような条件で起こりやすいです。
- 走行直後(ブレーキが冷えているとき)
- 長時間の雨や洗車後
- ブレーキを軽く踏んだとき
水が完全に乾けば自然に音は消えますが、湿度や外気温によっては10分以上続くこともあります。
修理費用の目安
この場合、基本的に修理は不要です。ただし、パッドやローターがすり減っていたり、サビが出ている場合には点検をおすすめします。
内容 | 費用の目安(税込) |
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点検のみ | 約2,000〜4,000円 |
ブレーキパッド交換(前輪) | 約15,000〜25,000円 |
ブレーキローター交換(1枚) | 約10,000〜20,000円 |
主な原因②:泥や砂利がホイール周りに入った
水たまりに泥や砂利が混ざっていると、それがホイールやブレーキ周りに巻き込まれて、シャーシャー・ジャリジャリと擦れる音が出ることがあります。
特にVW車のようなヨーロッパ車は、ホイールの隙間が大きめのデザインも多く、異物が入り込みやすい傾向があります。
この場合は、異物が乾いて落ちる、あるいは走行中に取れてしまえば音は止まりますが、運が悪いとブレーキに傷が入ることも。
修理費用の目安
内容 | 費用の目安(税込) |
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洗浄・点検 | 約3,000〜6,000円 |
ブレーキパッド清掃 | 約4,000〜8,000円 |
傷による部品交換 | 上記ブレーキパーツと同様 |
早めに点検・清掃してもらうことで、ダメージを防ぐことができます。
主な原因③:アンダーカバーやホイールハウスの水残り
VW車の車体下部にはアンダーカバー(エンジン下や床下の防護パネル)やホイールハウス内のカバーがあります。
ここに水が残っていると、走行中に「シャーシャー」「パタパタ」と風やタイヤの動きで音がすることがあります。
とくに以下のような状況では、水がたまりやすくなります。
- 傾斜のある道を走ったあと
- アンダーカバーに泥や草が絡んでいる
- 経年劣化でカバーがゆるんでいる
修理費用の目安
内容 | 費用の目安(税込) |
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アンダーカバーの清掃 | 約3,000〜6,000円 |
カバー固定や交換 | 約5,000〜15,000円(部品代含む) |
パーツの破損でなければ清掃・乾燥だけで対応可能です。
主な原因④:タイヤに巻き込んだビニールや異物
まれに水たまりの中にビニール袋や紐などの異物があり、それをタイヤが巻き込んでしまい、ホイール内や足回りでシャーシャー音を立てている場合もあります。
異物は走行中にちぎれて音が止むこともありますが、ABSセンサーやブレーキホースに絡まると深刻なトラブルに発展するおそれがあります。
修理費用の目安
内容 | 費用の目安(税込) |
---|---|
取り除き・点検のみ | 約2,000〜4,000円 |
ABSセンサー交換 | 約15,000〜30,000円 |
その他部品損傷 | 状況により変動(数万円〜) |
異音が長引く場合は、無理に走らず点検を受けましょう。
主な原因 | 特徴・症状 | 修理費用の目安 |
---|---|---|
ブレーキローターに水が付着 | 雨天・洗車後に発生/冷えた状態で走行時に鳴る | 点検:2,000〜4,000円 パッド交換:15,000〜25,000円 ローター交換:10,000〜20,000円 |
泥・砂利の巻き込み | 水たまり走行後に「ジャリジャリ」「シャーシャー」音 | 洗浄・点検:3,000〜6,000円 パッド清掃:4,000〜8,000円 |
アンダーカバーやホイールハウス内の水残り | 「パタパタ」「シャー音」/雨や泥が残って風で音が鳴る | 清掃:3,000〜6,000円 カバー固定・交換:5,000〜15,000円 |
タイヤに異物が絡んでいる | ビニール・紐などが巻き込まれた異音/継続するこすれ音 | 取り除き・点検:2,000〜4,000円 ABSセンサー交換:15,000〜30,000円 |
放っておいても大丈夫な場合と、点検すべきサイン
放置しても問題ないケース
この場合は、一時的な水の付着による音である可能性が高く、故障とは考えにくいです。
すぐ点検した方が良いケース
このような場合は、ブレーキや足回りにトラブルが発生している可能性があり、走行を控えて整備工場に相談しましょう。
VW車の異音に詳しい整備先を選ぼう
シャーシャー音のような軽度の異音でも、安心して見てもらえる整備先を選びたいですよね。VW車は構造が独特な部分もあるため、VWに詳しい整備士のいるお店がおすすめです。
整備先 | 特徴 |
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VW正規ディーラー | 確実な診断と純正部品対応。ただし費用は高め。 |
VW専門の整備工場 | 経験豊富なスタッフとお手ごろ価格。相談しやすい。 |
一般の整備工場 | 軽度の点検や清掃は可能。異音の専門性には差がある。 |
音が気になったら、まずは点検で安心を
VW車で水たまりを通ったあとにシャーシャー音が続くと、ちょっと不安になりますよね。
多くの場合は心配のいらない自然現象ですが、なかには部品の摩耗や異物混入といった修理が必要なケースもあります。
「いつもと違う音だな」「なかなか止まらないな」と感じたら、気軽に点検を依頼するのが安心です。 早めの対応が大きなトラブルを防ぎます。
雨の日も快適なVWライフを楽しむために、日ごろから耳をすませて、愛車の声に気づいてあげてくださいね。
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