今回は、VWに乗っているなら一度は耳にする「メカトロニクス」という部品について、わかりやすく、しっかりと説明していきます!
「メカトロニクスって何?」
「修理とか交換って高いの?」
「症状が出たらどうすればいい?」
そんな疑問をスッキリ解決できる記事になっています!
VWライフを安心して楽しむためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね!
内容 | 費用目安 |
---|---|
メカトロニクス新品交換(純正) | 約30万〜50万円 |
メカトロニクスオーバーホール(修理) | 約15万〜30万円 |
工賃 | 約5万〜10万円 |
そもそもメカトロニクスとは?
メカトロニクスとは、VWのDSG(デュアルクラッチトランスミッション)を制御する超重要パーツです。
メカトロニクスは、
という、とても重要な役割を担っています。
いわば、DSGの「心臓部+脳みそ」みたいなものですね!
メカトロニクスはどこにある?
つまり、油圧と電気のハイブリッド部品なんです。
メカトロニクスに不具合が起こると?
メカトロニクスが劣化したり故障すると、こんな症状が現れます。
主な不調のサイン
このような症状が出たら、早めの点検・修理が必要です!
放っておくと、ミッション本体までダメージを受けてしまい、修理代が高額になる可能性もあります…。
メカトロニクスのよくある故障原因
なぜメカトロニクスは故障するのでしょうか?
原因は大きく3つです。
① 長年の使用による劣化
メカトロニクス内部には、精密なソレノイドバルブやセンサーがたくさん入っています。
これらは、使い続けるうちに劣化し、動きが悪くなってしまうのです。
目安としては、7〜10年、または10万km前後で不調が出やすくなります。
② DSGオイル管理不良
DSGオイルは、メカトロニクスを冷やしたり、汚れを取り除く役割もしています。
オイル交換を怠ると、汚れや鉄粉がメカトロニクスに悪影響を与え、故障リスクが高まります。
③ 外的トラブル
バッテリー上がりや、外部電装系のトラブルがきっかけで、メカトロニクスが誤動作することもあります。
VW車は、電装系がかなり精密なので注意が必要です!
メカトロニクス交換・修理にかかる費用
気になる修理・交換費用をまとめてみました!
内容 | 費用目安 |
---|---|
メカトロニクス新品交換(純正) | 約30万〜50万円 |
メカトロニクスオーバーホール(修理) | 約15万〜30万円 |
工賃 | 約5万〜10万円 |
合計:15万〜60万円前後
正直、なかなか高額です…。
でも、DSG全体を新品交換するよりはずっと安くすみます!
中古・リビルト品という選択肢も
- 中古メカトロニクス:10万〜20万円程度
- リビルト(再生品)メカトロニクス:15万〜25万円程度
これらを使えば、かなり修理費を抑えることも可能です!
信頼できるショップ選びがポイントになります。
修理と交換、どちらがいい?
結論から言うと、ケースバイケースです。
修理(オーバーホール)が向いているケース
比較的軽症なら、修理で十分復活できます!
交換が向いているケース
この場合は、無理に修理しても再発リスクが高いため、潔く交換をオススメします!
メカトロニクス交換・修理作業の流れ
作業内容を簡単に紹介します!
- DSGミッションを車体から一部脱着
- 古いメカトロニクスユニットを取り外す
- 新しい(またはリビルト)メカトロニクスを装着
- DSGオイルを注入・エア抜き
- 専用テスターで初期設定(キャリブレーション)
- 試運転して動作確認
この「初期設定」が超重要で、
VW専用診断機(ODISなど)を使って、メカトロニクスとミッションの動きをぴったり合わせる必要があります!
メカトロニクスを長持ちさせるコツ
できれば、メカトロニクスは長く使いたいですよね?
ポイントをまとめました!
長持ちポイント
ちょっとした運転の工夫で、かなり寿命を伸ばすことができます!
よくある質問Q&A
Q. メカトロニクス警告灯が点いたらすぐ交換?
→ すぐに交換ではなく、まずはエラーチェックが必要です!
センサー単体不良なら、簡単な修理だけで直る場合もあります。
Q. メカトロニクス交換後にリセット作業しないとどうなる?
→ 変速ショックが出たり、最悪ミッション本体まで壊れます。
専用テスターによるキャリブレーション作業は必須です!
Q. 乾式DSGと湿式DSGでメカトロニクスは違う?
→ はい、内部構造や制御内容が違います。
乾式(DQ200系)と湿式(DQ250、DQ381系)では部品も異なるので、適合チェックが重要です!
症状が出たら早めの点検・対応が大切
メカトロニクスは、VWのDSGミッションにとって超重要なパーツ!
症状が出たら早めの点検・対応が大切です。
大切なVWライフを守るために、メカトロニクスにも愛情メンテナンスを忘れずに!
ぜひ、信頼できるVW専門ショップと相談しながら、ベストな方法を選んでくださいね!
トランスミッション関連の施工費用と効果まとめ
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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