サーキット帰りでもそのまま買い物に寄れる万能ホットハッチ
――それがGolf 8 Rです。
新車価格は700万円近くとかなりの高級車ですが、発売から数年が経ち認定中古車の球数も増えてきました。
今回は「2022年式の中古Golf 8 Rを2025年に買って5年間乗ったら、いくらかかるの?」という疑問を、できるだけリアルな数字でシミュレーションしてみます。
目安とはいえ、購入を検討している方の家計簿代わりになればうれしいです。
2022年式Golf 8 Rを600万円で購入
5年間で走行距離は6万km・売却価格は280万円を想定。
燃料費や保険、車検、整備などのランニングコストは合計306万7,000円
総支出は約906万7,000円。
売却益を差し引いた実質負担は約626万7,000円
月あたり約10万4,000円のコスト
シミュレーションの前提条件
購入時にかかるイニシャルコスト
まずは頭金代わりに600万円を現金一括で支払った想定です。
ローンを組む場合は金利分がさらに上乗せされますが、今回は計算をシンプルにするため割愛します。
登録に伴うリサイクル料や名義変更手数料(およそ5万円)は支払総額に含めています。
1年目〜5年目のランニングコスト
燃料代
10,000km ÷ 10km/L × 193円 = 約19万円/年。
5年間で 95万円 となります。ハイオク指定なので給油のたびにプレミアム感(と出費)が味わえます。
自動車税
39,500円 × 5年 = 19万7,500円
任意保険
12万円 × 5年 = 60万円
車両保険を外せば半額以下になりますが、「R」はパーツ価格が高いので個人的には車両保険付き推奨です。
車検・法定費用
2回分で約20万円(整備なしの基本コース想定)。
ここには自賠責保険・重量税も含まれます。重量税は1回24,600円、2回で4万9,200円ですが便宜上車検総額に合算しています。
定期メンテナンス・消耗品
タイヤ
19インチの高性能タイヤは1セット16万円前後。3万kmごとに交換と見て2セット=32万円。
突発修理/予防整備
4MOTIONカップリングのオイル漏れ、アダプティブダンパー不良、ウォーターポンプ周りの冷却水漏れなど、Golf R系でありがちな軽トラブルをまとめて50万円と見込みます。
もちろん壊れなければゼロ円ですが、「備えあれば憂いなし」で計上。
5年間の総支出

- 購入費:600万円
- ランニング合計:306万7,000円
- 燃料 95万円
- 自動車税 19万7,500円
- 任意保険 60万円
- 車検 20万円
- 定期メンテナンス 25万円
- タイヤ 32万円
- 突発修理 50万円
総額:約906万7,000円
売却益を考慮した実質負担額
5年後に280万円で売却できた場合、
906万7,000円 − 280万円 = 約626万7,000円
1年あたりに直すと 約125万円、月あたりではおおよそ 10万4,000円。
「毎月ちょっと良いホテルに泊まる」くらいの出費で、ハイパフォーマンスなRとの生活が楽しめる計算です。
ランニングコストをもう少し掘り下げる
燃料について
Golf 8 Rには「Rモード」というスポーツモードがあり、これを常用すると燃費は一気に8km/L台に落ちます。逆にECOモード中心なら12km/Lも不可能ではありません。つまりドライバーの右足しだいで年間のガソリン代は最大4〜5万円ほど上下します。高速道路クルーズが多いならドラッグを減らすためにキャリアやルーフボックスを外しておくと、1km/Lほど燃費が改善することもあります。
任意保険のポイント
輸入車だから保険料が高い…というよりも、車両価格が高い+4WD+ターボという要素で料率クラスが上がり気味です。
- 年齢条件を35歳以上に設定
- 免許証の色が「ゴールド」なら割引を活用
- 通勤で使わず週末使用なら「使用目的」をレジャーに変更
これだけで年間1〜2万円は節約できます。
タイヤ&ブレーキの賢い買い方
Rに標準装着される235/35R19サイズは国産・欧州問わず高価ですが、ネット通販と持ち込み交換を合わせると1本2〜3万円で手配できます。
ブレーキパッドは純正だと前後セットで10万円近いものの、低ダストの社外スポーツパッドに替えると半額以下になることも。
走りの質を落とさずに維持費を抑える王道テクです。
どうしてこんなに高く売れるの?──リセールバリューの仕組み
国産ハッチバックが5年後に半値以下になるケースが多いのに対し、Golf Rは約45%もの残価が期待できます。
理由は、
この3点。
特に2の要素は年々強まっており、電動化が本格化する2030年頃にはさらに価値が上がる可能性も指摘されています。
追加で考えておきたいコスト
これらはライフスタイルによって大きく変動するため、今回は総額に含めていません。
ご自身の使い方に合わせてプラスしてください。
「買う・乗る・売る」をトータルで考えよう
楽しいRライフを!

Golf 8 Rは「ちょっと高いけれど、スポーツカーとファミリーカーを1台にまとめたい」という欲張り派にぴったり。
5年間の実質負担額は600万円台と決して安くはありませんが、パワー・安全装備・実用性・そしてリセールバリューの総合力まで考えると、国産のスポーツセダンを乗り継ぐよりも納得感は高いはずです。
今回の試算が、あなたの次のカーライフプランを描くヒントになれば幸いです。
新車のVWに乗るならカーリースという選択肢も
「中古車もいいけど、やっぱり新車に乗ってみたい」
そんな方には、カーリースという新しい乗り方もおすすめです。
たとえば車のサブスク【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】なら、
頭金0円・毎月定額で新車のVolkswagenに乗れるプランが用意されています。
税金や車検、メンテナンス代もすべてコミコミだから、予定外の出費への心配も少なくてラク!
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中古と新車、それぞれの良さを比べてみて、自分に合ったカーライフを選んでくださいね。
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