フォルクスワーゲン「Golf 7(ゴルフ7)」は、2013年に日本導入されたゴルフシリーズの第7世代モデルです。
先代のGolf 6から大きく進化し、軽量化された新プラットフォーム「MQB」の採用により走りの質感と燃費が大きく向上しました。
デザイン・安全装備・燃費・質感――どれをとってもバランスが良く、まさに“完成された一台”と呼べる存在です。今回はそんなGolf 7を中古で購入し、5年間乗った場合にかかる維持費を具体的にシミュレーションしてみます。
Golf 7の基本スペック
- 発売年:2013年〜2020年(日本仕様)
- エンジン:主に1.2L/1.4L TSI(ターボ)、GTI/Rは2.0L
- 駆動方式:FF(GTI/Rは4WD)
- トランスミッション:7速DSGまたは6速MT
- 安全装備:アダプティブクルーズ、緊急ブレーキ、レーンキープなど充実
ボディ剛性や内装の質感も向上し、輸入車ビギナーからベテランまで幅広くおすすめできるモデルです。
中古価格の相場(2025年時点)
Golf 7は比較的新しいモデルだけに、まだまだ流通数も多く、状態の良い個体も豊富です。
- 相場:70万〜150万円
- 走行距離:5万〜10万km中心
ここでは、1.4L TSI・走行距離8万km・車両価格100万円のモデルを購入した想定で維持費を試算していきます。
維持費シミュレーション(5年間)
自動車税
1.4Lエンジン搭載モデルの場合、年間34,500円。
34,500円 × 5年 = 172,500円
任意保険
1.4Lクラスであり、スポーツグレードでなければ保険料も抑えめです。30代・ゴールド免許・車両保険なしの条件で、年間約45,000円。
45,000円 × 5年 = 225,000円
車検費用
Golf 7は電子装備が多いため、診断機を使った点検が必要になりますが、輸入車としては比較的整備性も良いです。1回あたり約110,000円を想定。
110,000円 × 2回 = 220,000円
消耗品・定期整備費用
オイル交換(年2回)、バッテリー、ブレーキパッド、エアフィルター、ワイパーなどを含めて、年間25,000円。
25,000円 × 5年 = 125,000円
タイヤ交換
標準で16〜17インチが多く、国産タイヤ4本で交換費用は1回約60,000円。
5年間で1回交換:60,000円
修理・故障対応
Golf 7でもDSGや電装系のトラブル報告はありますが、Golf 6に比べると信頼性は向上しています。ウォーターポンプ、センサー類、コネクター腐食などが主な不具合事例。
一度の修理で約120,000円を見積もります。
ガソリン代(参考)
燃費は実用で14〜16km/L程度。ハイオク仕様、年間1万km走行、170円/Lと仮定
年間約121,000円
5年間で:約605,000円
※今回は本体維持費がメインなので、ガソリン代は参考値とします。
5年間の維持費まとめ(ガソリン代を除く)
自動車税:172,500円
任意保険:225,000円
車検費用:220,000円
整備・消耗品:125,000円
タイヤ交換:60,000円
修理対応:120,000円
合計:922,500円
これにガソリン代(約60万円)を加えると、5年間の実質的な総維持コストは約152万円となります。
まとめ

Golf 7は、「輸入車に乗りたい」「でも維持費はなるべく抑えたい」という方にぴったりなバランスの良い車です。
国産車と比べればやや高めの維持費になりますが、走行性能・静粛性・安全性・デザイン性のすべてを高水準で満たしており、日常での満足度は非常に高いです。
DSGや電子制御系の修理費には備えておきたいですが、整備記録がしっかりした個体を選び、信頼できる整備工場と付き合っていけば、安心して長く乗り続けられるでしょう。
Golf 7は、コストと快適性の“ちょうどいい真ん中”を求める方におすすめの一台です。輸入車入門としても、ファミリーカーとしても、きっと期待を裏切らない相棒になってくれるはずです。
新車のVWに乗るならカーリースという選択肢も
「中古車もいいけど、やっぱり新車に乗ってみたい」
そんな方には、カーリースという新しい乗り方もおすすめです。
たとえば車のサブスク【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】なら、
頭金0円・毎月定額で新車のVolkswagenに乗れるプランが用意されています。
税金や車検、メンテナンス代もすべてコミコミだから、予定外の出費への心配も少なくてラク!
特に「毎年の維持費や突然の出費が気になる…」という方にはぴったりのサービスです。
中古と新車、それぞれの良さを比べてみて、自分に合ったカーライフを選んでくださいね。
コメント