今回は「エバポレーター洗浄」について詳しく解説していきます。
「エアコンをつけたらなんだかイヤなニオイが…」
「最近、車内の空気がちょっとこもる感じがする」
そんな経験ありませんか?
その原因、もしかしたらエバポレーターの汚れかもしれません。
この記事では、
などを分かりやすくご紹介します!
項目 | 内容 | 費用目安(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
エバポレーター洗浄(簡易タイプ) | 吹き出し口やフィルター側から専用洗浄剤を噴霧 | 5,000円~10,000円 | 効果は短期間/におい改善が主目的 |
エバポレーター洗浄(分解施工) | ブロアやエバポレーター本体に直接洗浄剤を届かせて内部洗浄 | 15,000円~25,000円 | 分解作業が伴い、消臭・防カビ効果が長続き |
同時施工:エアコンフィルター交換 | 洗浄とあわせて推奨される作業 | 3,000円~5,000円 | 花粉・PM2.5対応フィルターならやや高額 |
ディーラー施工価格 | 一般的な国産ディーラー価格帯 | 15,000円~30,000円 | 分解度合いによる/施工不可な店舗もあり |
VW/輸入車専門店 | 専用薬剤と機材を使う店舗での施工 | 12,000円~20,000円 | VW構造に慣れた専門店の方が安心 |
エバポレーターって何?
◎ エアコンの心臓部とも言えるパーツ
エバポレーターとは、車のエアコンシステムの中にある「冷やす」ための装置です。
具体的には、車内の空気を冷やす役割をしていて、空気中の湿気を結露させて除湿する働きもあります。エバポレーターがあるから、夏場の車内をカラッと涼しく保てるんです。
VWのような輸入車は日本より湿度の低い欧州の気候を想定して設計されていることもあり、湿気が多い日本ではエバポレーターが汚れやすい傾向にあります。
エバポレーターが汚れる理由
エアコンを使うと、エバポレーターに空気中のホコリ・花粉・カビ・タバコの煙・皮脂などが付着していきます。
また、冷やす過程で発生する水分(結露)が残ると、そこがカビの温床になってしまうことも…。
こうなると…
つまり、エバポレーターが汚れると、VWの快適な室内環境が台無しになってしまうんですね。
エバポレーター洗浄のメリット
エアコンの嫌なニオイを解消
エバポレーターに付着したカビや雑菌を除去することで、車内のニオイがスッキリします。
エアコン性能が回復
汚れによる目詰まりを解消し、冷却効率や風量がアップ!
アレルギー対策になる
花粉やカビの胞子を除去できるので、子どもや敏感肌の人にも安心。
車内の快適性と清潔感がアップ
VWの高級感ある内装と清潔な空気がマッチして、ドライブがもっと楽しくなります。
洗浄のタイミングと頻度
◎ こんなサインが出たら洗浄のサイン!
年に1回、春〜夏の前に行うのがベストタイミングです。とくに梅雨入り前はおすすめ!
DIYでやる?プロに任せる?
DIY洗浄の方法
最近は、カー用品店やネット通販でエバポレーター洗浄スプレーが手に入ります。
手順はこんな感じ:
- グローブボックスやフィルターを外す
- 吹き出し口からノズルを差し込む
- スプレーして数分放置
- エアコンを送風運転して乾燥
DIYのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
安い(数千円) | 洗浄ムラが出ることも |
時間を選ばずできる | VW車の構造は複雑なことが多い |
自分でやった感がある | 分解に失敗するとトラブルの原因にも |
DIYはお手軽ですが、VWは構造が複雑なモデルも多いので注意が必要です。
プロ施工の特徴
VW車を多く扱っている整備工場やディーラーでは、専用機器を使った高圧洗浄や薬剤洗浄を実施してくれます。
プロ施工のメリット
費用は1〜2万円程度ですが、その価値は十分あります。
「ニオイが本当に気になる」「確実に効果を出したい」という方にはプロ施工をおすすめします。
費用目安
項目 | 内容 | 費用目安(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
エバポレーター洗浄(簡易タイプ) | 吹き出し口やフィルター側から専用洗浄剤を噴霧 | 5,000円~10,000円 | 効果は短期間/におい改善が主目的 |
エバポレーター洗浄(分解施工) | ブロアやエバポレーター本体に直接洗浄剤を届かせて内部洗浄 | 15,000円~25,000円 | 分解作業が伴い、消臭・防カビ効果が長続き |
同時施工:エアコンフィルター交換 | 洗浄とあわせて推奨される作業 | 3,000円~5,000円 | 花粉・PM2.5対応フィルターならやや高額 |
ディーラー施工価格 | 一般的な国産ディーラー価格帯 | 15,000円~30,000円 | 分解度合いによる/施工不可な店舗もあり |
VW/輸入車専門店 | 専用薬剤と機材を使う店舗での施工 | 12,000円~20,000円 | VW構造に慣れた専門店の方が安心 |
エアコンフィルターも一緒に交換しよう!
せっかくエバポレーターをキレイにしても、フィルターが汚れていたら意味なし!
VW車の多くは、グローブボックス裏にフィルターがあります。
1年 or 1万kmごとに交換推奨されています。
おすすめは活性炭入りタイプや抗菌フィルター。
より清潔な空気を車内に取り込めますよ。
VWオーナー向け:洗浄に関する注意点
☑ グローブボックスの取り外しが必要な場合あり
モデルによっては内装パーツを外す必要があるので、工具や知識がないと難しいかも。
☑ 保証が気になる場合はディーラーに相談
エアコン周りの配線やセンサーが多いので、誤って破損すると高額修理に…。
☑ 洗浄剤選びに注意
VW専用を謳う製品や、輸入車向けのものを選ぶと安心。
VW車の快適さは空気から守ろう!
エバポレーター洗浄は、VW車の快適性を保つ上でとても大切なメンテナンス。
特に日本の高温多湿な環境では必須のケアといえます。
エアコンの効きや車内のニオイが気になる方は、ぜひ一度エバポレーターの洗浄を検討してみてください!
記事まとめ
エアコン関連の施工費用と効果まとめ
ボディ・快適装備系の不具合と修理費用まとめ
都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 |
秋田県 | 山形県 | 福島県 | |
茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 |
神奈川県 | 千葉県 | 東京都 | |
新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 |
山梨県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 |
愛知県 | |||
三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 |
兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | |
鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 |
山口県 | |||
徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 |
福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 |
大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 |
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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