「点検で“ガスケットからオイルがにじんでます”って言われたけど…」
「ガスケットってどこにあるの?放置したらまずいの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
ガスケットは普段あまり意識されない部品ですが、エンジンの密閉を保ち、オイルや冷却水の漏れを防ぐ重要な役割を持っています。
この記事では、VW車のガスケット交換について、費用・効果・放置したときのリスクまで、しっかりとご紹介します。
Contents
ガスケットとは?どこにあるの?
ガスケットとは、金属部品と金属部品の間に挟まれているパッキンのようなもので、オイル・冷却水・排気ガスなどの漏れを防いでいます。
VW車によくあるガスケットの種類と役割
ガスケットの種類 | 主な役割 | よくある症状 |
---|---|---|
ヘッドカバーパッキン | エンジンの上部からのオイル漏れ防止 | にじみ、焦げ臭いニオイ |
オイルパンガスケット | 下部からのオイル漏れ防止 | 地面にオイルが垂れる |
サーモハウジングガスケット | 冷却水の密閉 | 冷却水漏れ、水温上昇 |
インテークマニホールドガスケット | 吸気の密閉 | エンジン不調、アイドリングの不安定 |
エキゾーストガスケット | 排気漏れ防止 | 排気音が大きくなる |
ガスケットが劣化するとどうなる?
ゴムや紙、金属などでできたガスケットは、熱・振動・経年劣化によって、ひび割れたり、硬くなって密閉性が落ちてきます。
放置すると起きるトラブル
小さなにじみでも、じわじわと周辺部品を傷めるため早めの対応が安心です。
ガスケット交換の費用はどれくらい?
ガスケット自体の部品代は安価(数百円〜数千円)ですが、交換には分解作業が必要なため、工賃がメインになります。
ガスケットの種類 | 費用の目安(部品+工賃) |
---|---|
ヘッドカバーパッキン | 約15,000円〜30,000円 |
オイルパンガスケット | 約20,000円〜40,000円 |
サーモハウジング+ガスケット | 約20,000円〜35,000円 |
インテークマニホールドガスケット | 約25,000円〜50,000円 |
エキゾーストガスケット | 約10,000円〜25,000円 |
※車種・エンジンレイアウト・交換箇所によって変動します
※複数箇所を同時に交換することで工賃を節約できることもあります
ガスケット交換で得られる効果とは?
① オイル・冷却水漏れが止まり、安心して走れる
一番のメリットはにじみや漏れの心配がなくなること。
特に駐車場に跡が残る方、焦げたようなニオイがする方には大きな効果を実感できます。
② エンジンや冷却系トラブルを未然に防げる
にじみを放っておくと、周囲のセンサーや電装部品、ベルトにも被害が広がることがあります。
早めに交換することで、修理代の増加を防ぐ=結果的にお得になります。
③ 車検・売却時にもプラス評価
オイル漏れ・水漏れは車検でチェックされるポイント。
整備記録が残っていることで、売却時の査定アップにもつながります。
ディーラーと整備工場、どっちに頼む?
ディーラー
VW対応の整備工場
お住まいの地域でVWに強い整備店を探して比較するのがおすすめです。
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