VW ETCユニットの不調と修理費用目安は?

電装・電子制御の修理費用
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フォルクスワーゲン(Volkswagen、以下VW)の車両には、快適な高速道路走行をサポートするために「ETCユニット(Electronic Toll Collection System)」が搭載されています。


ETCユニットは、高速道路料金所で停車することなく通過できる便利な装置であり、時間の節約や燃費改善にも一役買っています。

しかし、ETCユニットも電装品のひとつであるため、長期間使用していると不調が発生することがあります。


いざ高速道路に乗る時にトラブルが起きると非常に不便であり、最悪の場合はゲート通過時にトラブルになるリスクもあるため、正しい理解とメンテナンスが重要です。

この記事では、VW車におけるETCユニット不調の症状、原因、放置リスク、修理費用の目安、そして日常的にできる予防策についてわかりやすく解説します。

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修理・整備内容費用目安(税込)補足
ETC本体交換(ベーシック)約20,000〜35,000円取り付け工賃込み
ETC2.0対応ユニット交換約35,000〜60,000円渋滞情報・料金案内機能付き
アンテナ交換約10,000〜20,000円部品代+工賃込み
配線修理・点検約10,000〜25,000円電源・通信ケーブル対応
修理・整備内容費用目安(税込)補足
ETC本体交換(ベーシック)約20,000〜35,000円取り付け工賃込み
ETC2.0対応ユニット交換約35,000〜60,000円渋滞情報・料金案内機能付き
アンテナ交換約10,000〜20,000円部品代+工賃込み
配線修理・点検約10,000〜25,000円電源・通信ケーブル対応

ETCユニットとは?

ETCユニットは、高速道路料金所のアンテナと無線通信を行い、車両を停止せずに通過させるための電子機器です。
主な構成要素は以下の通りです。

  • 本体(カードリーダー部)
  • アンテナ(ダッシュボードやルームミラー付近に設置)
  • 通信用ケーブル(車両側電源や車速パルスとの接続)
  • 音声案内システム(通過時やエラー発生時に音声で通知)

VW車では純正装着もありますが、社外品を後付けしている場合も多く、それぞれ仕様や取り付け位置に若干の違いがあります。

ETCユニット不調によくある症状

ETCユニットに不具合が起きると、次のような症状が現れます。

ETCカードを認識しない

カードを差し込んでも「カードが挿入されていません」「カード読取エラー」といったアナウンスが流れる場合です。

ゲート通過時にエラーになる

料金所のゲートに近づいたときにバーが開かず、通行できないトラブルが起きることがあります。

通信エラーが頻発する

「通信できませんでした」などのエラーメッセージがディスプレイや音声で流れる場合、アンテナやユニット本体の異常が疑われます。

音声案内が出ない・音量異常

本来あるべき案内音声が聞こえない、または音量が極端に小さい・大きい場合、スピーカーや内部配線に問題があるかもしれません。

通電していない

電源が入らない場合、車両側からの電源供給に問題がある可能性もあります。

ETCユニット不調の主な原因

VW車でETCユニットに不調が発生する原因には、次のようなものがあります。

本体内部の故障

長年の使用による内部回路の劣化や破損により、カード読取機能や通信機能が低下することがあります。

アンテナ不良

アンテナが故障している、または取り付け位置がずれていると、料金所との通信が正常にできません。

配線の断線・接触不良

振動や経年劣化により、電源ケーブルや通信用ケーブルに問題が生じると、ユニットが作動しなくなります。

カード側の異常

ICチップが汚れていたり、カード自体が破損していると、ユニットに問題がなくても認識しないことがあります。

ソフトウェア・規格の古さ

古いETCユニットでは、新しい料金システムやETC2.0に対応できない場合があり、エラーが起きやすくなります。

不調を放置するとどうなるか?

ETCユニットの不調を放置すると、次のようなリスクが高まります。

  • 高速道路料金所で立ち往生し、後続車とトラブルになる
  • 高速道路を利用できず、移動時間が大幅に増加
  • ETC割引(時間帯割引、休日割引など)が適用されず、料金が高くなる
  • 繰り返しゲートエラーを起こすと、管理会社から指導対象になることも

快適なドライブを維持するためにも、ETCユニットの異常には早めに対応しましょう。

修理・交換費用の目安

VW車のETCユニット修理・交換にかかる費用目安は次のとおりです。

修理・整備内容費用目安(税込)補足
ETC本体交換(ベーシック)約20,000〜35,000円取り付け工賃込み
ETC2.0対応ユニット交換約35,000〜60,000円渋滞情報・料金案内機能付き
アンテナ交換約10,000〜20,000円部品代+工賃込み
配線修理・点検約10,000〜25,000円電源・通信ケーブル対応

※純正品か社外品か、またはETC2.0対応かによって費用が異なります。

日常的にできる点検・予防方法

ETCユニットを正常に保つために、普段からできるケアを紹介します。

ETCカードの接点を清掃する

カードのICチップ部分を柔らかい布で優しく拭き取り、汚れを防ぎましょう。

定期的に作動チェックを行う

料金所だけでなく、エンジン始動時にETCユニットの起動音やランプ点灯を確認する習慣をつけましょう。

バッテリー管理を徹底する

車両のバッテリー電圧が不安定だと、ETCユニットにも影響が出るため、バッテリー状態を定期的に点検しましょう。

新規格対応を考える

古いETCユニットを長期間使っている場合は、ETC2.0対応モデルへの早めの切り替えを検討するのも一案です。

違和感を放置せず早めに対応

VW車のスムーズな高速道路走行とドライブの快適さは、ETCユニットの確実な作動に支えられています。
普段はあまり意識しない存在かもしれませんが、小さな異常にも敏感になり、適切なケアと点検を続けることで、安心・快適なカーライフを守ることができます。

これからも楽しいVWライフを満喫するために、ぜひETCユニットにも気を配っていきましょう。
あなたのVWは、きっとその心配りにしっかり応えてくれるはずです。

都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ

北海道青森県岩手県宮城県
秋田県山形県福島県
茨城県栃木県群馬県埼玉県
神奈川県千葉県東京都
新潟県富山県石川県福井県
山梨県長野県岐阜県静岡県
愛知県
三重県滋賀県京都府大阪府
兵庫県奈良県和歌山県
鳥取県島根県岡山県広島県
山口県
徳島県香川県愛媛県高知県
福岡県佐賀県長崎県熊本県
大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

  • エンジンの配置や補器類の取り回し
  • DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
  • 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

  • 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
  • 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

  • DSGクラッチの摩耗
  • タイミングチェーンの伸び
  • ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス

VWオーナーさんはVolkswagen専門店輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!

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