VW リアワイパーモーターの不調と修理費用目安は?

ボディ・快適装備の修理費用
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フォルクスワーゲン(Volkswagen、以下VW)の車両には、使い勝手を考えた実用的な装備が多く搭載されています。
そのなかでも、悪天候時に後方視界を確保するために欠かせないのが「リアワイパー」です。

リアワイパーを駆動しているのが「リアワイパーモーター」。


このモーターが正常に動作することで、雨や泥はねによる視界不良を防ぎ、安全なドライブをサポートしています。

この記事では、VW車におけるリアワイパーモーター不調の症状、原因、放置リスク、修理費用の目安、そして日常できる予防策についてわかりやすく解説していきます。

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修理・整備内容費用目安(税込)補足
リアワイパーモーター交換約40,000〜70,000円部品代+工賃込み
リンク機構修理・交換約10,000〜30,000円軽度損傷の場合対応可
配線・コネクター修理約10,000〜20,000円電気系トラブル時

リアワイパーモーターとは?

リアワイパーモーターは、リアガラスに設置されたワイパーアームを動かすための小型電動モーターです。


スイッチ操作により、一定の速度または間欠動作でワイパーを駆動し、後方視界を常にクリアに保つ役割を果たしています。

VW車では、コンパクトカーからSUVまで幅広いモデルにリアワイパーが装備されており、特に雨の多い地域や冬場には重宝する機能です。

リアワイパーモーター不調によくある症状

モーターや周辺部品にトラブルが発生すると、次のような症状が現れます。

ワイパーが動かない

スイッチを入れてもリアワイパーがまったく動かない場合、モーター不良や電源供給トラブルが疑われます。

ワイパーの動きが途中で止まる

動き出しても途中で引っかかったり、止まったりする場合は、モーター内部やリンク機構の不良が考えられます。

作動音はするがワイパーが動かない

モーターは回っているがワイパーアームが動かない場合、モーターシャフトの空回りやギア破損が原因かもしれません。

動きが遅い・力が弱い

ワイパーの動作が普段より遅く感じられる場合、モーターの劣化や内部抵抗の増加が考えられます。

異音がする

「ギギギ」「カリカリ」といった異音がワイパー作動時に聞こえる場合は、モーター内部の摩耗やリンク機構の異常を示していることがあります。

リアワイパーモーター不調の主な原因

VW車でリアワイパーモーターに不調が発生する原因には、次のようなものがあります。

経年劣化

長年の使用により、モーター内部のブラシやギアが摩耗し、動作不良を引き起こします。

サビや腐食

特にリア周りは雨水や融雪剤(塩カル)の影響を受けやすく、モーター内部やリンク部がサビることで動きが悪くなることがあります。

使用頻度の高さ

雨の日が多い地域ではリアワイパー使用頻度が高くなり、そのぶんモーターの消耗も早まります。

配線やコネクターの接触不良

リアゲート周辺の配線が断線したり、コネクター接続が不良になると、モーターに電気が届かず動かなくなることがあります。

不調を放置するとどうなるか?

リアワイパーモーターの不調を放置すると、次のようなリスクが高まります。

  • 雨天時に後方視界が確保できず、追突事故やバック事故のリスクが上昇
  • ワイパーアームやガラスに負担がかかり、さらなる故障を招く
  • モーター内部が完全に焼き付くと、修理費用が増大する
  • 後続車への視認性も悪化し、周囲にも危険を及ぼす可能性がある

安全運転のためにも、リアワイパーの異常には早めに対処することが大切です。

修理・交換費用の目安

VW車のリアワイパーモーター修理・交換にかかる費用目安は次のとおりです。

修理・整備内容費用目安(税込)補足
リアワイパーモーター交換約40,000〜70,000円部品代+工賃込み
リンク機構修理・交換約10,000〜30,000円軽度損傷の場合対応可
配線・コネクター修理約10,000〜20,000円電気系トラブル時

※車種やモーター仕様(間欠式、自動復帰式など)により価格は若干異なります。

日常的にできる点検・予防方法

リアワイパーモーターを長持ちさせるために、普段からできるケアを紹介します。

冬場は凍結に注意する

リアワイパーが凍り付いているときは無理に動かさず、解凍してから作動させましょう。無理な操作はモーター負担になります。

定期的にリアガラス周辺を掃除する

砂埃や汚れがたまるとワイパーに余計な負荷がかかります。リアガラスをきれいに保ちましょう。

動きや音に違和感を感じたらすぐ点検

「動きが鈍い」「音が変だ」と感じたら、早めにプロに診てもらうことで大きな故障を防げます。

長期間使わないときもたまに作動させる

モーター内部の固着を防ぐため、たとえ晴天続きでも月に1〜2回は作動させておくと安心です。

違和感を放置せず早めに対応

VW車の安全で快適なドライブは、リアワイパーモーターの確実な動きによって支えられています。


普段は目立たない存在ですが、わずかな異常を見逃さず、こまめな点検とメンテナンスを行うことで、長く安心してカーライフを楽しむことができます。

これからも愛車との素晴らしい時間を守るために、リアワイパーモーターにも気を配っていきましょう。
あなたのVWは、きっとその心配りに応えてくれるはずです。

都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ

北海道青森県岩手県宮城県
秋田県山形県福島県
茨城県栃木県群馬県埼玉県
神奈川県千葉県東京都
新潟県富山県石川県福井県
山梨県長野県岐阜県静岡県
愛知県
三重県滋賀県京都府大阪府
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鳥取県島根県岡山県広島県
山口県
徳島県香川県愛媛県高知県
福岡県佐賀県長崎県熊本県
大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

  • エンジンの配置や補器類の取り回し
  • DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
  • 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

  • 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
  • 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

  • DSGクラッチの摩耗
  • タイミングチェーンの伸び
  • ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス

VWオーナーさんはVolkswagen専門店輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!

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