VW ドアミラー格納モーターの不調と修理費用目安は?

ボディ・快適装備の修理費用
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フォルクスワーゲン(Volkswagen、以下VW)の車両は、機能的な装備も充実しており、ドアミラー格納機能(電動格納ミラー)もそのひとつです。


狭い駐車場でミラーをコンパクトに折りたたんだり、車の乗降時に自動で開閉することで利便性を高めています。

この便利な機能を支えているのが「ドアミラー格納モーター」です。


しかし、長年使用するうちにモーターや内部機構に不調が起きることがあり、トラブルが発生するとミラーが折りたためない・開かないなどの不便が生じます。

この記事では、VW車におけるドアミラー格納モーター不調の症状、原因、放置リスク、修理費用の目安、そして日常できる予防策についてわかりやすく解説します。

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修理・整備内容費用目安(税込)補足
モーター単体交換(片側)約30,000〜50,000円部品代+工賃込み
ドアミラーAssy交換(ミラー丸ごと)約70,000〜120,000円モデルによってはAssy交換のみ対応
配線修理・スイッチ修理約10,000〜30,000円配線やスイッチ不良時

ドアミラー格納モーターとは?

ドアミラー格納モーターは、ミラーの付け根に内蔵された小型電動モーターで、スイッチ操作または自動でドアミラーを開閉させる役割を担っています。


ドアロックと連動するタイプや、手動スイッチで操作するタイプなど、車種やグレードによって仕様が異なります。

VW車では、特に上級グレードに電動格納ミラー機能が標準装備されていることが多いです。

ドアミラー格納モーター不調によくある症状

モーターや可動部にトラブルが起きると、次のような症状が現れます。

ミラーが格納しない/戻らない

ボタン操作や自動開閉に反応せず、ミラーがたたまれない、または開かない場合はモーター不良の可能性があります。

作動音はするがミラーが動かない

モーター音は聞こえるのにミラーが動かない場合、内部ギア破損や固着が考えられます。

作動時に異音がする

「ギギギ…」「ウィーン…」といった異音がする場合、モーターやギアが劣化しているサインです。

ミラーの動きが遅い・引っかかる

動作に引っかかり感があったり、遅くなったりする場合は、モーター出力低下や可動部の摩耗が進んでいます。

片側だけ作動しない

左右どちらか一方だけが動作しない場合、モーター単体の故障である可能性が高いです。

ドアミラー格納モーター不調の主な原因

VW車でドアミラー格納モーターに不調が発生する原因には、次のようなものがあります。

モーター内部のブラシ摩耗

電動モーター内部のブラシが消耗すると、回転力が低下して動作不良を引き起こします。

可動部の劣化・固着

ミラーの開閉に使われるギアやヒンジ部分にゴミや錆が発生し、動きが鈍くなることがあります。

モーターギアの破損

モーターの出力を伝えるプラスチック製ギアが破損すると、ミラーが動かなくなります。

電源供給不良・配線劣化

ミラースイッチや配線に不具合があると、モーターに電力が届かず動かない場合もあります。

不調を放置するとどうなるか?

ドアミラー格納モーターの不調を放置すると、次のようなリスクが高まります。

  • ミラーが開かず後方視界が確保できず、運転に支障をきたす
  • 狭い駐車場などでミラーを畳めず、接触事故のリスクが上がる
  • 片側ミラーが出たままだと、見た目も悪く査定にも影響
  • モーター焼き付きによるさらなる修理費用の増加

安全運転のためにも、違和感があった時点で早めに修理対応するのがベストです。

修理・交換費用の目安

VW車のドアミラー格納モーター修理・交換にかかる費用目安は次のとおりです。

修理・整備内容費用目安(税込)補足
モーター単体交換(片側)約30,000〜50,000円部品代+工賃込み
ドアミラーAssy交換(ミラー丸ごと)約70,000〜120,000円モデルによってはAssy交換のみ対応
配線修理・スイッチ修理約10,000〜30,000円配線やスイッチ不良時

※モデルやドアミラーの仕様(ウインカー内蔵型、電動調整機能付きなど)により価格に差があります。

日常的にできる点検・予防方法

ドアミラー格納モーターを長持ちさせるために、普段からできるケアを紹介します。

強制的な手動格納をしない

無理に手で折りたたむと、モーターやギアにダメージを与える可能性があります。

定期的に可動部を掃除する

砂やホコリがたまると動作が重くなるため、定期的に柔らかい布で汚れを拭き取るとよいでしょう。

異音や動作不良に気づいたらすぐ点検

引っかかる感覚や異音が出たら放置せず、早めに点検してもらうのが故障予防になります。

寒冷地では凍結に注意する

冬場はミラーの凍結によってモーターに負荷がかかるため、ミラー解凍後に格納操作をするようにしましょう。

違和感を放置せず早めに対応

VW車の快適なドライブを支えるドアミラー格納モーターは、普段目立たない存在ですが、故障すると意外に不便さを感じるものです。


小さな違和感にも敏感になり、早期対応を心がけることで、大きなトラブルや高額修理を防ぐことができます。

これからも安心してVWライフを楽しむために、ぜひドアミラー格納モーターにも気を配っていきましょう。
あなたのVWは、きっとその心配りに応えてくれるはずです。

都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ

北海道青森県岩手県宮城県
秋田県山形県福島県
茨城県栃木県群馬県埼玉県
神奈川県千葉県東京都
新潟県富山県石川県福井県
山梨県長野県岐阜県静岡県
愛知県
三重県滋賀県京都府大阪府
兵庫県奈良県和歌山県
鳥取県島根県岡山県広島県
山口県
徳島県香川県愛媛県高知県
福岡県佐賀県長崎県熊本県
大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?

専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。

国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。

➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。

特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。

  • エンジンの配置や補器類の取り回し
  • DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
  • 欧州車特有の足回り設計

これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。

➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。

パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。

  • 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
  • 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい

➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。

トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…

  • DSGクラッチの摩耗
  • タイミングチェーンの伸び
  • ウォーターポンプやサーモスタットの故障

こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。

➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。

VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス

VWオーナーさんはVolkswagen専門店輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!

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