Volkswagen UP! GTIを中古で買うときのチェックポイントや注意点

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「小さいけど走りが楽しい!」と評判のVolkswagen UP! GTI。

コンパクトなボディに1.0Lターボエンジンを搭載し、キビキビとした走りで人気の1台です。新車販売は終了していますが、中古市場では今も根強い人気があります。

でも、いざ中古で買うとなると「どこをチェックしたらいい?」「トラブルはないの?」と不安になる方も多いはず。

今回は、UP! GTIを中古で購入する際に気をつけたいポイントや、見落としがちな注意点を詳しく解説します。これを読めば、納得のいく一台に出会える確率がグッと上がります!

Volkswagen UP! GTI 購入チェックリスト(保存版)

1. 車両基本情報

  • 年式と走行距離がバランスしているか?(目安:年5,000~8,000km)
  • 修復歴の有無を確認
  • 型式・車検残の有無と残期間

2. 整備記録・保証関連

  • 点検記録簿がそろっている(12ヶ月点検・車検整備)
  • エンジンオイルやブレーキパッドの交換履歴あり
  • ディーラー保証 or 販売店保証の内容確認

3. 外装チェック

  • ボディ全体にキズ・凹み・塗装ムラがない
  • バンパーやフェンダーに色差がない(事故歴の兆候)
  • ホイールのガリ傷やサビの有無
  • ガラスやライトにヒビ・曇りなし

4. 内装チェック

  • シートに大きなスレ・汚れ・破れなし
  • タバコ臭・ペット臭・芳香剤臭が気にならない
  • 天井の垂れやシミなし
  • スイッチ類やメーターがすべて正常に動作

5. エンジン・ミッション・足まわり

  • エンジン始動がスムーズ
  • アイドリング時の異音や振動なし
  • クラッチの繋がりがスムーズ(すぐ繋がる or 滑りはNG)
  • ギアの入りがスムーズで引っかかりなし
  • 下回りにオイル漏れや腐食がない
  • サスペンションの異音やふらつきなし

6. 電装・その他

  • エアコンの風量・冷暖房機能に問題なし
  • パワーウィンドウ・ワイパー・ライトなどが正常動作
  • スピーカーの音割れなし
  • バッテリー電圧に異常がないか確認(整備工場で測定可)

7. タイヤ・消耗品

  • タイヤの溝が3mm以上ある
  • ひび割れ・片減り・空気圧異常なし
  • タイヤサイズ「195/40R17」か確認(交換コスト高め)
  • ブレーキパッドやローターの残量確認

8. オプション・装備チェック

  • 純正ナビやオーディオの有無
  • ETC・ドライブレコーダーが装着済みか?
  • スペアキーの有無
  • 説明書・車載工具がそろっているか

9. 試乗時にチェックすること

  • 発進・加速・減速時にショックや異音がない
  • クラッチの踏みごこちや繋がりが自然
  • ハンドルセンターがズレていないか
  • ブレーキがしっかり効き、鳴きや振動がない
  • ターボの加速感が自然に出るか(加速が鈍い=ターボ不良の可能性)

UP! GTIってどんな車?

まずはUP! GTIの特徴をおさらいしておきましょう。

  • 発売時期:2018年〜2022年(日本仕様)
  • エンジン:1.0L 直列3気筒ターボ(115ps)
  • ミッション:6速MT(日本仕様はMTのみ)
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • 車重:約1,000kg以下

「GTI」と名前がついていますが、ゴルフGTIのようなパワフルさというよりは、軽快で扱いやすく、街乗りからワインディングまで楽しい「走るコンパクトカー」として人気を集めました。

中古で買うときのチェックポイント

UP! GTIの中古車選びで見ておきたいポイントを、カテゴリごとに整理して紹介します。

① 走行距離と年式のバランス

  • 目安:年間5,000〜8,000km程度が平均的
  • 注意点:あまりに短いと「放置気味」、長すぎると「過走行」の可能性あり

GTIモデルは走り好きな人に人気なので、走行距離が多めの個体も珍しくありません。5万kmを超えていても、メンテナンス記録がしっかり残っていれば問題ないケースも多いです。

② 整備履歴・点検記録

  • チェックポイント
    • 定期点検記録簿(12ヶ月、車検整備)
    • エンジンオイル交換の頻度
    • ブレーキやクラッチまわりの整備歴

記録簿が揃っている車両は、前オーナーがきちんと手入れしていた可能性が高く安心です。

③ 外装・内装の状態

  • 外装:バンパーのキズ、ホイールのガリ傷、ドアやフェンダーのヘコミ
  • 内装:シートのスレ、タバコ臭、ペット臭、天井のたるみ

特にGTI専用のチェック柄シートやレッドアクセントは人気のポイントなので、状態の良さに注目しましょう。

④ クラッチ・ミッションの状態(MT車特有の注意点)

  • チェックポイント
    • クラッチのつながり方がスムーズか?
    • ギアの入りに引っかかりがないか?
    • 異音や振動がないか?

MTに慣れていないオーナーが乗っていた場合、クラッチに負担がかかっていることがあります。試乗でしっかり確認しましょう。

よくある不具合やトラブル事例

UP! GTIは基本的に信頼性の高いモデルですが、中古車では以下のような不具合に注意が必要です。

エアコンの風量調整不良

  • 症状:風が弱い・効きが悪い
  • 原因:ブロアファンやレジスター不良
  • 修理費目安:3万〜5万円程度

エンジンマウントの劣化

  • 症状:アイドリング時に振動が大きい
  • 原因:マウントのゴムが硬化・割れ
  • 修理費目安:2万〜4万円程度(部品代+工賃)

ターボ系のトラブル

  • 症状:加速が鈍い・異音がする
  • 原因:ターボチャージャーやブローオフバルブの劣化
  • 修理費目安:場合によっては10万円以上

スピーカーの音割れ

  • 原因:スピーカーユニットの経年劣化、湿気の侵入
  • 確認方法:音楽を少し大きめで流してチェック

購入前の試乗で見るべきポイント

UP! GTIを中古で買うなら、試乗は必須です。見るだけではわからない「乗ってこそわかる違和感」が見つかることがあります。

試乗時のチェックリスト

  • エンジンの始動がスムーズか?
  • アイドリング中に異音や振動はないか?
  • ステアリングの遊びやズレがないか?
  • クラッチのミートポイントが極端でないか?
  • 加減速時にショックや異音はないか?

静かな住宅街よりも、できれば多少速度を出せる道で乗ってみるのが理想です。


購入先の選び方

ディーラー認定中古車(Das WeltAuto)

  • メリット:保証付き、点検整備済、修復歴なし
  • デメリット:価格がやや高め

中古車販売店

  • メリット:選択肢が多く、価格が幅広い
  • デメリット:お店によって品質や対応がバラバラ

個人売買(カーセンサー・グーネット・ヤフオク)

  • メリット:価格が安いこともある
  • デメリット:保証がなく、自己責任

不安があれば、第三者機関の車両検査済み車両を選ぶのもアリです。

その他の注意点

タイヤの状態

  • スリップサインやひび割れがないか?
  • 溝の残り具合はどうか?

UP! GTIは純正で「195/40R17」という珍しいサイズを履いており、タイヤ交換の費用が少し高めです。要チェック!

ETCやドラレコの有無

  • あればそのまま使える場合も
  • なければ後付け費用を考慮(ETC:1〜2万円程度)

まとめ:自分に合った一台をじっくり選ぼう

UP! GTIは、走りの楽しさと日常使いのしやすさを兼ね備えたコンパクトスポーツカー。中古で探す場合も、ポイントを押さえれば良い状態の車に出会うことができます。

  • 年式・走行距離・整備記録
  • クラッチやミッションの状態
  • 試乗でのフィーリング確認
  • 外装・内装のダメージ
  • よくある不具合の兆候

「状態のいいMTコンパクトカーが欲しい!」という方にはピッタリの一台です。しっかりチェックして、納得のGTIライフをスタートさせましょう!

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