VWやアウディで採用される7速乾式DSG。
その心臓部「メカトロニクスユニット」は高額修理の代表格ですが、
ナイルプラスとTOYSのリビルト販売プロジェクトにより、
“純正にも劣らない品質を、より現実的なコストで”実現しました。

👉【ナイル×TOYS】メカトロリビルトプロジェクト始動!

ふらつき+異音が出る時の原因|揺れと音が同時に出る時の見分け方

走行不良・加速不良ガイド
記事内に広告が含まれています。

走行中に車が“フラッ”と揺れ、その瞬間に「コトッ」「ギギッ」などの異音が出る――。
VW車でよくあるケースで、揺れ(ふらつき)と音(異音)が同時に出る場合は、足回り・ステアリング・タイヤのどこかに明確な不具合があるサインです。とくにジョイントのガタやブッシュ劣化は、音だけ・揺れだけよりも症状が分かりやすく表れます。
この記事では、「揺れる+音が出る」時に疑うべき原因を構造別に整理し、危険なパターンを見分ける方法を解説します。

▼走行不良の診断ナビ▼

👉走行不良の原因総合まとめ

👉【音で探す】フォルクスワーゲンの異音診断ガイド|音質から原因を絞り込むナビ

よくある症状

  • カーブや段差で「コトッ」「ガタッ」と音がする
  • 同時に車体がフラつく
  • 直進時に“安定しない感覚”がある
  • 段差・ワダチで揺れが大きくなる
  • 低速でも高速でも違和感が出る
  • 音の方向が分かりにくい

原因は大きく4つ(構造別)

  • サスペンション(ショック)劣化+バンプ音
  • 足回りブッシュの破れ・変形(固定不足による揺れ+異音)
  • ジョイント類のガタ(ボールジョイント・タイロッドエンド)
  • タイヤ・ホイールの異常(偏摩耗・ホイールナット緩み)

原因①:ショック劣化+バンプ音(揺れと音がセットで出る)

どんな時に起きる?

  • 段差で“ドン”と突き上げ
  • 継ぎ目を越えると車体が左右に揺れる
  • 同時にバンプ音が出る

なぜその症状が出る?

ショックアブソーバーの減衰力が低下すると、

  • 揺れが収まらない(ふらつき)
  • 底付き(バンプストップに当たる音)

というセット症状が出ます。

特にフロントショックが弱ると、
コーナー中に“外に膨らむ+コト音”が増えます。

放置するとどうなる?

  • 揺れが増大
  • 足回りブッシュの劣化加速
  • 高速走行が危険になる

原因②:足回りブッシュの破れ・変形

どんな時に起きる?

  • 段差で横に“フラッ”と流れる
  • 同時に「ギギッ」「コトッ」と音が出る
  • 発進・停止で車体が揺れる

なぜその症状が出る?

ロアアームやスタビライザーのブッシュが劣化すると、

  • アーム位置が固定できない → 揺れる
  • ゴムが動く・擦れる → 異音が出る

という“セットの症状”が出やすくなります。

VWで特に多いブッシュ劣化:

  • ロアアームブッシュ
  • スタビライザーブッシュ
  • トレーリングアームブッシュ

放置するとどうなる?

  • 直進性が悪化
  • カーブでの姿勢が不安定
  • タイヤ偏摩耗の進行

原因③:ジョイント類(ボールジョイント・タイロッドエンドなど)のガタ

どんな時に起きる?

  • 段差で「コトン」
  • 高速で車が左右に動く
  • ハンドルが落ち着かない

なぜその症状が出る?

ジョイントの“球”が摩耗すると、

  • ガタが生じる → 異音
  • 車輪角度が不安定 → ふらつき

という非常に危険な状態になります。

特にタイロッドエンドが緩むと、

  • ステアリングの反応遅れ
  • ハンドルの遊び増加

などが起きます。

放置するとどうなる?

  • 高速で車が制御不能になる危険
  • 最悪、ジョイント破損 → 走行不能

原因④:タイヤ・ホイールの異常(見落とされやすい)

どんな時に起きる?

  • 路面の凹凸で揺れる
  • 走行中に「ゴー」「ゴロゴロ」音
  • コーナーで接地が不安定

なぜその症状が出る?

以下があると“揺れ+音”が同時に発生します:

  • 偏摩耗(ブロックがささくれ → 音+振動)
  • 空気圧不足(接地が不安定)
  • ホイールナットの緩み(非常に危険)
  • ホイールバランスのズレ

とくに偏摩耗は低速では音、
高速では揺れとして顕著に出ます。

放置するとどうなる?

  • 揺れが増える
  • バーストリスク
  • 足回りへの負担増

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

DIYで確認できるポイント

  • タイヤ空気圧(冷間で)
  • タイヤ偏摩耗(外減り・内減り・“段減り”)
  • ホイールナットの締付チェック
  • ブッシュのひび割れ・変形
  • スタビリンクのガタ(手で揺すって確認)
  • ショックのオイルにじみ

※揺れ+異音のセットは危険度が高く、DIY判断は初期確認に留めてください。

▼足回り修理・メンテナンスについての個別ページ一覧▼

走行して大丈夫?(緊急度)

  • しばらく走行可能:軽い偏摩耗・軽度のブッシュ劣化
  • 症状悪化のリスクあり:ショック弱り・スタビ系のガタ
  • 走行NG(レッカー推奨):ジョイント類のガタ/ホイールナット緩み/強いふらつき

修理費用の目安

作業内容費用の目安
タイヤ空気圧調整0〜1,000円
ショック交換50,000〜120,000円
ブッシュ交換(1ヶ所)10,000〜25,000円
スタビリンク交換8,000〜18,000円
タイロッドエンド交換15,000〜35,000円
ホイールバランス調整3,000〜6,000円
診断料5,000〜10,000円

※揺れ+異音が同時に出る場合は、足回りの負荷が大きく早期点検が最も安全で経済的です。

👉VW専門店ナイルプラスのメンテナンス・カスタムの費用&作業日数まとめ

同時に点検しておきたい関連部位

  • ショックアブソーバー
  • ロアアームブッシュ
  • スタビライザーリンク
  • タイロッド/ボールジョイント
  • アライメント
  • タイヤ空気圧・偏摩耗

▼足回り修理・メンテナンスについての個別ページ一覧▼

まとめ

ふらつきと異音が同時に出る場合、ショック劣化、ブッシュの破れ、ジョイントのガタ、タイヤ異常が代表的原因です。揺れと音がセットで出る症状は足回りの不良のサインで、重大故障につながる場所でもあります。
不安を感じたら早めの点検が安心です。

症状が似ていても原因は車両ごとに異なります。
同じような異音・不調でも、ターボ・ベルト・センサーなど原因はさまざまです。
不安な場合は無理せず整備工場で点検してもらうのが安心です。

車種別の不具合詳細

不具合の“出方”は似ていても、「どのモデルでどんなトラブルが多いか」は車種ごとに少しずつ違います。
車種別の傾向や、他のオーナーに多い故障事例は、以下のページでまとめています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました