低速 × 足回り × ミシミシ音|原因3つと修理費用【VW】

シャシー・足回り・ブレーキの故障と修理費用
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さくっと早見表
原因部位対策費用の目安
ボディ締結部増し締め・点検5,000〜1.5万円
サスアッパーマウント交換2〜4万円
ロアアームブッシュ交換2〜4万円
ドア・ルーフまわりグリスアップ等1,000〜5,000円
エンジン・ミッションマウント交換5万円前後(複数)

VW車で、ゆっくり走っているときや段差を超えたときに「ミシミシ」「ギシギシ」といった音が聞こえた経験はありませんか?
金属がこすれるような、不安になる音がするけど、走れてしまうのでつい放置してしまいがちです。

しかし、このような異音は車のどこかに負担がかかっていたり、劣化が進んでいたりするサインです。放っておくと、思わぬ故障や安全性の問題につながることもあります。

この記事では、VW車の「ミシミシ音」の原因と、その修理費用の目安をわかりやすく解説します。

ミシミシ音ってどんな音?

「ミシミシ音」は、以下のような場面でよく発生します:

  • 低速で段差を越えたとき
  • 駐車場でハンドルを切りながらゆっくり動くとき
  • 信号待ちから発進する際に足回りが沈み込むとき
  • エンジン停止後に車体がきしむような音がする

この音は、車体のどこかに“たわみ”や“ゆがみ”が発生し、それがゴム部品や金属に伝わることで出ることが多いです。VW車では、ゴルフやパサートなどの一部モデルで報告されています。

VW車でよくある「ミシミシ音」の原因 5選

1. ボディやサブフレームの締結部の緩み

車体とシャシーをつないでいるボルト類が長年の使用で少しずつ緩んでくることがあります。その結果、ボディが動くたびにきしみ音が出ることがあるのです。

  • 音の特徴:車体がねじれるような場面で「ミシミシ」音
  • 対策:ボルト増し締め・点検
  • 費用の目安:5,000~1.5万円(部品交換なしの場合)

2. サスペンションアッパーマウントの劣化

アッパーマウントは、サスペンションと車体の間にあるゴム製の部品です。これが劣化してくると、走行中のボディの動きに対してうまく追従できず、ミシミシとした音を出すことがあります。

  • 音の特徴:ハンドルを切るときや発進時に音が出やすい
  • 対策:アッパーマウント交換
  • 費用の目安:左右で2〜4万円(工賃込み)
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3. ロアアームやブッシュの劣化

ロアアームは足回りの骨格となるパーツで、ブッシュというゴム部品で車体とつながれています。このゴムが劣化すると、金属部がずれてミシミシ音やギシギシ音が発生することがあります。

  • 音の特徴:低速で段差を越えるときに出る
  • 対策:ブッシュ交換 or ロアアームごと交換
  • 費用の目安:片側で1.5万〜2.5万円、左右で4万円前後

4. ドア周り・ルーフからのきしみ

実は、車体の“足元”だけでなく、ドアのヒンジ部分や、ルーフ周辺(天井)のパネル接合部からもミシミシ音がする場合があります。これは車のボディ剛性の変化によるもので、長年の使用や洗車機の繰り返しでも起こります。

  • 音の特徴:走行中よりも停車後に聞こえることも
  • 対策:グリスアップ、ボディ接合部の点検
  • 費用の目安:1,000円〜5,000円(自分でできる対策あり)

5. エンジンマウント・トランスミッションマウントの劣化

エンジンやミッションを支えているマウント類もゴム製です。これらがへたってくると、車体のゆがみに耐えられずにきしみ音を出すことがあります。
発進・停車時にミシミシ音が目立つときは要注意です。

  • 音の特徴:発進時やギアチェンジ時に音が出る
  • 対策:マウント交換
  • 費用の目安:1か所あたり1.5〜2.5万円、複数箇所なら5万円以上

放っておいても大丈夫?

「走れるから」「音が小さいから」と放置してしまう方も多いですが、ミシミシ音は初期トラブルのサインのことが多いです。

放置することで、部品がさらに劣化したり、他のパーツにまで負担がかかって大きな修理費用になる可能性もあります。

特に、サスペンションやマウント関係の劣化は、乗り心地だけでなく安全性にも直結する部分なので、早めのチェックをおすすめします。

だから選択肢は3つ

こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。

① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。

② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。

③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。

ワンポイント

「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。

修理はどこに頼めばいい?

ロアアームブッシュ交換

VW車のミシミシ音は、車に詳しい整備士でないと原因を特定しづらいことがあります。ディーラーに依頼するのが確実ですが、費用は高めになる傾向です。

費用を抑えたい方は、VWに強い輸入車専門の整備工場や認証工場も選択肢になります。ネットの口コミやレビューを確認して、しっかり整備してくれるお店を選びましょう。

ミシミシ音の対策まとめ

原因部位対策費用の目安
ボディ締結部増し締め・点検5,000〜1.5万円
サスアッパーマウント交換2〜4万円
ロアアームブッシュ交換2〜4万円
ドア・ルーフまわりグリスアップ等1,000〜5,000円
エンジン・ミッションマウント交換5万円前後(複数)

ミシミシ音は早期発見・早期対処がカギ!

VW車の「ミシミシ音」は、車体のわずかなゆがみやゴム部品の劣化が原因であることが多く、初期段階であれば大きな修理にならずに済むケースが多いです。

音に気づいたら、放置せずに信頼できる整備工場で点検を受けましょう。
あなたのVWを長く快適に乗るためにも、日ごろの異音チェックはとても大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1. ミシミシ音は放置するとどうなりますか?

A. 初期段階のミシミシ音でも、放置するとゴム部品の劣化が進み、ほかのパーツに負担がかかることがあります。結果として、ロアアームごと交換など修理費が大きくなるケースもあります。安全性にも関わる部分なので、早めの点検がおすすめです。

Q2. 自分でできる対策はありますか?

A. ドアヒンジやルーフまわりのきしみであれば、専用のグリスを塗ることで改善することがあります。
ただし、サスペンションやマウント類など走行に関わる部品の場合は、自分での作業は危険なので整備工場で確認するのが安全です。

Q3. 点検はディーラーと街の整備工場、どちらがいいですか?

A. ディーラーは安心感がありますが、費用は高めです。費用を抑えたい場合は、VWに強い輸入車専門工場や認証工場も良い選択です。口コミや整備実績をチェックして、信頼できるお店を選びましょう。

Q4. 修理費用はどれくらいかかりますか?

A. 原因によって大きく異なり、

  • ボルトの増し締め:5,000〜1.5万円
  • アッパーマウント交換:2〜4万円
  • ロアアームブッシュ交換:2〜4万円
  • ドア・ルーフのきしみ対策:1,000〜5,000円
  • エンジン/ミッションマウント交換:5万円前後(複数)
    が目安です。

Q5. どのタイミングで点検に出すべきですか?

A. 「たまに鳴る程度」でも、何度か続くようであれば早めに点検を受けることをおすすめします。特に、段差・発進・停止のタイミングで毎回鳴る場合は、サスペンションやマウント類が関係している可能性が高いです。

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