ARTEONによくある不具合とその修理方法・日常点検・メンテナンスのポイント

【Volkswagen】
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Volkswagenのラインナップの中でもスタイリッシュなクーペスタイルと高級感が魅力のARTEON(アルテオン)は、日本でも多くのファンを持つモデルのひとつです。

上質な内装と流麗なデザイン、そしてパワフルな走行性能が特徴で、一目見ただけで惹かれてしまう方も少なくありません。

しかし、先進的な機能を多く搭載している分、不具合が起きる可能性も否定できません。

とはいえ、それぞれの不具合を理解し、適切なメンテナンスや修理を行うことで、アルテオンならではの優雅なドライブを長く楽しむことが可能です。

本記事では、Volkswagen ARTEONによくある不具合の具体例と修理方法を解説します。

① まずは診断・見積もり
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アルテオンの魅力と特徴

アルテオンはフォルクスワーゲンが「美しさと実用性の融合」をテーマに開発した4ドアクーペスタイルのモデルです。

日本車にはないエレガントなボディラインが目を引き、内装も高級感のある仕上がりとなっています。

また、フォルクスワーゲン独自の技術が数多く投入されており、静粛性や高速安定性にも優れています。

さらに、先進安全装備として自動ブレーキやレーンキープアシストなどが搭載されているため、ロングドライブでも安心感が高い点も魅力のひとつです。

よくある不具合1:DSGトランスミッション関連の問題

アルテオンを含むフォルクスワーゲン車で広く知られるのが、DSG(デュアルクラッチトランスミッション)の不具合です。

発進時にギクシャクしたり、変速ショックが大きくなったりする症状が代表例として挙げられます。

特に渋滞の多い地域や街中で頻繁にストップ&ゴーを繰り返す運転をする場合、トランスミッションに負担がかかりやすいため注意が必要です。

原因

  • DSGの複雑な制御メカニズムが摩耗しやすい
  • トランスミッション制御プログラムの不具合
  • クラッチやメカトロニクス(油圧制御ユニット)の故障

修理・対策方法

制御プログラムのアップデート:ディーラーで最新のソフトウェアを適用してもらうと改善するケースがあります。

クラッチの交換:摩耗が激しい場合は、クラッチディスクやフライホイールの交換が必要です。

メカトロニクスユニットの交換:特に走行距離が伸びている場合や、エラーコードが出ている場合には交換を検討しましょう。

よくある不具合2:電装系(センサーやバッテリー)トラブル

アルテオンには数多くの電子制御システムが搭載されており、センサーの異常やバッテリーの劣化による不具合が起きやすい面もあります。

突然エンジン警告灯やABS警告灯が点灯して、焦ってしまう方もいるかもしれません。

原因

  • 高度な電子制御によるバッテリーの負担増
  • センサーや配線の経年劣化、汚れ
  • 湿気や熱の影響で配線にトラブルが生じる

修理・対策方法

バッテリーの交換

寿命が近い場合や電圧が安定しない場合は早めに交換しましょう。

センサーの点検・交換

異常を示す警告灯が点灯したら、まずはディーラーや専門工場で診断機を用いてチェックしてもらうことが大切です。

配線の確認

断線や接触不良が疑われる場合は、配線の被膜やコネクターの状態を点検し、必要に応じて修理・交換を行います。

よくある不具合3:インフォテイメントシステムの不具合

アルテオンのコックピットには、タッチパネル式の大型ディスプレイを中心にした先進的なインフォテイメントシステムが組み込まれています。

一方で、ソフトウェアのバグや通信環境の問題などにより、突然画面がフリーズする、再起動を繰り返すなどの不具合が発生することがあります。

原因

  • ソフトウェアバージョンの不整合
  • ディスプレイや制御モジュールのハード的な故障
  • スマートフォンやUSBケーブルとの相性不具合

修理・対策方法

ソフトウェアアップデート

ディーラーや正規代理店で最新バージョンへアップデートしてもらうと症状が改善する場合が多いです。

ハードウェア交換

ディスプレイユニット自体が故障している場合は、パーツ交換が必要となります。

スマートフォンのOSバージョン確認

古いOSや不正規のケーブルを使用していると接続不良が起きやすくなります。

よくある不具合4:サスペンションや足回りの異音

アルテオンのスポーティかつ快適な走りを支えるサスペンションですが、段差を超えた時やハンドルを大きく切った時に「コトコト」「ギシギシ」といった音が出ることがあります。

これは足回りの部品が経年劣化や走行距離の増加によって傷んでいるサインかもしれません。

原因

  • サスペンションブッシュのゴム劣化
  • ショックアブソーバーのオイル漏れや摩耗
  • スタビライザーリンクやボールジョイントのガタつき

修理・対策方法

劣化部品の交換

ブッシュやショックアブソーバーなど、足回りの部品を定期的に点検し交換する

定期的な点検

異音が気になったら早めに整備工場で診てもらう

内装やドアのきしみの原因と対策

アルテオンは内装の造りも高評価ですが、長年乗っているとドアやダッシュボード付近からきしみ音が発生することがあります。

音が気になりはじめると、ドライブの快適性にも影響するため、早期に原因を突き止めることが大切です。

原因

  • パネル同士のこすれや緩み
  • ドアヒンジやゴムシールの経年劣化
  • 温度変化や振動でパーツがずれる

修理・対策方法

防音テープやクッション材の貼り付け

こすれが疑われる部分にテープを貼る

締め付けチェック

内装パネルのネジやクリップのゆるみを増し締めする

ドアヒンジやゴムパッキンのグリスアップ

きしみ音が軽減される場合があります

定期メンテナンスの重要性

輸入車、とくにフォルクスワーゲン系はパーツの在庫状況や整備のノウハウが国産車と異なる場合があり、適切なメンテナンスを行わないと修理費用がかさみがちです。

大きなトラブルを防ぐためにも、下記のポイントを意識しましょう。

エンジンオイル交換

ターボエンジンの場合、オイル交換を怠ると性能低下やトラブルの原因になります。

クーラント・ブレーキフルードの定期交換

冷却系や制動系が正常に機能するため、メーカー推奨の交換時期を守りましょう。

タイヤやブレーキパッドのチェック

摩耗が進むとハンドリングや制動力に影響が出ます。

専用診断機での電装系チェック

バッテリーやセンサー類の不具合は早めに見つけられることが多いです。

修理依頼時のポイント

不具合を感じたら、できるだけ早く修理や点検を受けるのが基本です。

特にARTEONは高級車ゆえ、パーツや工賃が高額になることも少なくありませんが、いくつかのポイントを押さえれば負担を抑えられる可能性があります。

保証期間や延長保証の確認

新車購入時に保証内容をしっかり把握し、延長保証プランがある場合は積極的に活用を検討しましょう。

ディーラーや専門ショップへの依頼

フォルクスワーゲンを主に扱う整備工場は、診断機や部品が充実しており安心です。

見積もりの比較

複数の工場から見積もりを取り、内容や費用を比較検討することで、過剰な出費を防ぐことができます。

修理履歴の管理

いつ、どの部品を交換したかを記録しておくと、次回以降の点検や査定時に役立ちます。

まとめ

Volkswagen ARTEONは、美しいデザインと安定した走行性能、そして高い快適性を兼ね備えた魅力的なモデルです。

一方で、DSGトランスミッションの不具合や電装系のトラブル、内装やドアのきしみなど、輸入車ならではの注意点が存在します。

これらは適切なメンテナンスと早期対応によって、トラブルを最小限に抑えられます。

自分でできるメンテナンス(DIYガイド)

まずは安全第一。
作業は平坦で明るい場所軍手・保護メガネを着用してください。
ジャッキアップを伴う作業は必ずウマ(リジットラック)を併用。

トルク値・適合部品は年式/グレードで異なるため、整備書で確認を。

1. 気軽にできるボディケア|洗車 & 鉄粉落とし

難易度:★☆☆ 
所要:30〜60分 
工具/ケミカル:pH中性シャンプー、鉄粉除去剤、マイクロファイバー、ねんど/スケール除去(必要に応じて)

手順

  • 予洗い(ホイール→下回り→ボディの順で砂を流す)。
  • シャンプー2バケツ方式で洗う(スポンジは上面→側面→下部の順)。
  • ボディが冷えているのを確認し、鉄粉除去剤を面ごとに散布→反応色が消えるまで待機→やさしく再洗い。
  • 水切り→マイクロファイバーで拭き上げ。必要に応じて簡易コーティングで保護。

おススメ!👉【鉄粉除去の決定版】GYEON Iron REDEFINEDでVWの塗装を守ろう!ブレーキダストを溶かして落とす!

2. バッテリー交換(EFB/AGM対応)

難易度:★★☆ 
所要:30〜60分 
工具:10mmレンチ、記憶保持電源(任意)、保護メガネ
ポイント:Golf 8はバッテリー監視(BMS)の学習値があり、交換後は初期化/登録が望ましい。

【自分でできる!】バッテリー交換の手順や交換時期の目安を説明していく!【VWゴルフ7.5TDIハイラインマイスター】

手順(概略)

  • 電装OFF→キー離隔。必要ならOBDメモリーセーバー接続。
  • マイナス→プラスの順で取り外し、固定金具を外す。
  • 新品(容量/極性/サイズ適合)を載せ、プラス→マイナスの順で接続。
  • 端子のガタを点検→固定金具を規定トルク。
  • 可能なら診断機でBMSリセット/登録、時計や窓の初期化を実施。

👉【VARTA】DIYできるVWのバッテリー交換【VWゴルフ7.5TDI】

3. エアコンフィルター交換(花粉/脱臭タイプ)

難易度:★☆☆ 
所要:15〜30分 
工具:内装はがし/トルクス(車種差あり)

【MANN】エアコンフィルター交換【VW the beetle】

手順(一般的な右ハンドルVWの例)

  • グローブボックス内のダンパー/ストッパーを外し、落下しないよう支える。
  • 奥のフィルターカバーの爪を外して引き抜く。
  • フィルターの流向(↑AIR FLOW)を確認し新旧入替。
  • 逆手順で戻し、異音/風量を確認。

4. ドライブレコーダー取り付け(前/前後)

難易度:★★☆(電源取りは慎重) 
所要:1〜1.5時間
工具/用品:内装はがし、ヒューズ電源(Add-a-circuit)、ギボシ/圧着、テスター、内張り用テープ

DIY必見‼︎VW専門店がドライブレコーダーの取付方法解説します!

手順(ACC電源方式の例)

  • ルームミラー裏へ本体を上端から20%下・水平に貼り付け(ワイパー可動範囲内)。
  • 天井内張り→Aピラー内へ配線。エアバッグ展開域を避けてテープで点止め。
  • 助手席足元のヒューズBOXからACC/常時(必要なら)/アースを取得。
  • 余長は束ね、異音/干渉がないよう固定。
  • 画角→空30〜40%/道路60〜70%に調整し、SDを初期化。

👉【前後ドラレコ取付解説】ユピテルのドライブレコーダーをゴルフ7に取り付ける

5. 困ったらプロに依頼

  • トルク値・コーディング・部品適合年式/グレード/PR-No.で異なるため、記事内の一般ガイドをベースに個別確認を。
  • 症状が複合・再発する場合は早めの診断が結果的に安上がり。
  • 乗り換え/修理上限の判断に迷ったら、概算見積下取り/査定を同時比較。

免責とお願い

不安がある場合は専門業者にご相談ください。
本記事は一般的な情報提供を目的とし、すべての個体に適合する保証はありません。
ショップへの質問は「自店販売・施工案件」のみ。持ち込み品の適合/取付問合せはご遠慮ください。


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