フォルクスワーゲン・ゴルフ7ヴァリアントの一部グレードでは、純正ナビゲーション「ディスカバープロ」を搭載していてもバックカメラが標準装備されていない仕様があります。
バックカメラは安全性の観点からも重要な装備ですが、純正エンブレム型以外の取付は難しいと考えられがちです。

実際には、純正システムと連携できる社外カメラを選定することで、自然な映像表示と車検適合を両立させることが可能です。
本記事では、ゴルフ7ヴァリアントにおける社外バックカメラと前後ドライブレコーダーの同時施工事例をもとに、取付位置・映像調整・ナビ連携のポイントを整理します。
純正らしさを保ちつつ、後方視界と録画機能を最適化するための実践的なガイドです。
YouTube参考リンク:「ゴルフ7ヴァリアント 社外バックカメラ+ドラレコ同時施工」
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施工背景と課題
純正ナビ搭載でも「バックカメラなし」仕様がある
フォルクスワーゲン・ゴルフ7ヴァリアントは、多くのグレードで高機能な純正ナビ「ディスカバープロ」が搭載されています。
しかし、すべての車両にバックカメラが標準装備されているわけではありません。
特に初期型や中間グレードでは、バックカメラがオプション扱いとなっており、納車時に付いていないケースも少なくありません。
バックカメラの必要性

バックカメラは、後方の安全確認をサポートする重要な装備です。
特にゴルフ7ヴァリアントのようなワゴンタイプでは、リアウインドウからの視界が狭く、障害物や歩行者の確認が難しい場面があります。
純正エンブレム開閉型カメラの映像品質は高いですが、後付けするには部品代と工賃が高く、取付作業も複雑です。
純正以外の選択肢とその目的
こうした背景から、純正ナビと連携できる「社外バックカメラ」を導入するケースが増えています。
社外品を選ぶ理由は主に以下の3つです。
- コストを抑えられる:純正部品よりも手頃な価格で導入可能。
- 取付位置の自由度が高い:ナンバー下部など好みの位置に設置できる。
- 純正ナビとの連携が可能:ディスカバープロに映像を入力できる製品も多い。
施工時の課題とポイント
一方で、純正ナビに社外カメラを接続する場合、以下のような課題があります。
- 外部入力に対応したインターフェースユニットの選定
- 車両CAN通信との整合性(リバース信号の検出)
- 取付位置による車検基準への影響(ナンバーや灯火類との干渉)
これらを適切に処理することで、見た目も機能も純正同等の仕上がりを実現できます。
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同時施工で得られるメリット
さらに、ドライブレコーダー(ドラレコ)を同時に施工することで、工期短縮と配線効率の向上が図れます。
リアカメラ用配線を共用できるため、後方カメラ関連の作業を一度に完結できるのです。
ゴルフ7ヴァリアントのバックカメラ施工は、単なる利便性の向上ではなく、「安全性の底上げ」を目的としたアップデートと言えるでしょう。
社外カメラ導入のメリット
純正ナビ連携を維持したまま後方視界を確保
ゴルフ7ヴァリアントの純正ナビ「ディスカバープロ」は、非常に完成度の高いシステムですが、純正エンブレム型カメラ以外の接続には制約があります。
そこで有効なのが、純正ナビの映像入力端子に対応した「社外バックカメラ」です。
インターフェースユニットを介して接続することで、シフトをリバースに入れた際に自動で映像が切り替わるようになり、純正とほぼ同じ操作感で使うことができます。
この方法の大きな利点は、「純正ナビの使い勝手をそのまま活かせる」ことです。
カメラの起動画面やガイドライン表示もナビ画面上で自然に展開されるため、違和感のない仕上がりになります。
コスト面と設置自由度のバランス
純正エンブレム型カメラの後付けには、部品代や加工費などを含めると10万円を超えるケースもあります。
一方で社外カメラを利用すれば、同等の映像品質を保ちながらおよそ半額程度のコストで導入できる場合があります。
また、ナンバー下部やリアバンパー中央など、設置位置の自由度が高いため、車両の個体差やオーナーの好みに合わせた最適な視界調整が可能です。
外観への影響も最小限に抑えられ、純正らしい自然な印象を保つことができます。
追加配線や加工を最小限に
社外カメラ導入というと、「配線が複雑そう」と感じるかもしれません。
しかし、最近のカメラユニットは車種専用の配線セットやカプラーオン対応モデルも多く、加工をほとんど伴わずに装着できるケースが増えています。
特にフォルクスワーゲン系車両は、バック信号や電源ラインを確実に取得することが重要です。
適切なインターフェースを用いれば、リバースギア連動による映像切り替えもスムーズに行え、エラー警告なども発生しません。
実用性と信頼性を両立
社外製品の中には、純正ナビとの相性が不安定なものもありますが、信頼できるブランド(例:コアプラス、データシステムなど)を選べば、長期的にも安定して動作します。
さらに、純正配線に近い構成で施工することで、ディーラー点検時のトラブルを防ぎやすいという実務的な利点もあります。
社外カメラ導入の魅力は、コスト削減・自然な仕上がり・高い実用性の3点に集約されます。
純正システムを尊重しながら、より安全で快適な運転環境を整えるための賢い選択肢といえるでしょう。
使用機器の概要

採用した主要機器の構成
今回の施工では、社外バックカメラと前後ドライブレコーダーを同時に設置しました。
バックカメラには、コアプラス製のハイレゾリューションモデル(埋め込み型)を採用。
ドライブレコーダーはユピテル製の前後2カメラタイプを使用し、映像品質と安定動作の両立を重視した構成です。
ゴルフ7ヴァリアントの純正ナビ「ディスカバープロ」は高解像度モニターを備えているため、バックカメラ側もフルHDクラスの高精細映像に対応していると、より自然な表示が可能になります。
コアプラス製のモデルは、純正風の映像ガイドラインにも対応しており、車体に溶け込むような仕上がりを実現します。
バックカメラの特徴と選定理由
埋め込み型のバックカメラは、見た目の自然さと防水性に優れています。
ナンバー下部に小さく設置できるため、車検対応かつ外観を損なわないのが大きな利点です。
また、カメラの角度を微調整できる構造になっており、車体後方の視界や地面との距離感をしっかり捉えられるよう調整が可能です。
コアプラス製カメラは、純正ナビの映像入力端子(RCA)に直接接続できるため、複雑な変換やコーディングを必要としません。
さらに、夜間撮影時のノイズが少なく、暗所補正機能により駐車場や街灯下でもクリアな映像を保ちます。
ドライブレコーダーの構成
併設したユピテル製の前後2カメラドラレコは、前方・後方ともにフルHD記録に対応しています。
リアカメラはバックカメラと同じリアゲート部に固定し、1本の配線ルートで後方電源と信号線を共用する設計としました。
これにより、施工の効率化と配線のすっきりした仕上がりを両立できます。
ユピテルのドラレコは安定したファイル記録とGPS連携が可能で、駐車監視モードも搭載しています。
バックカメラ映像と組み合わせることで、「視認+記録」両面の安全確保が実現しました。
配線構成の概要
配線は以下のように構成されています。
- バックカメラ → RCA入力ケーブル → ディスカバープロ
- ドラレコ(フロント) → 常時電源+ACC電源 → フューズボックス
- ドラレコ(リア) → 同時配線経路にてリアゲートへ
このように一括で配線作業を行うことで、施工時間の短縮とトラブル防止につながります。
カメラやドラレコを同時施工する際は、単体性能だけでなく「相互接続の相性」も重要です。
今回の組み合わせは、純正ナビとの互換性を保ちながら、高画質と安定動作を両立する構成となりました。
カメラ取付位置と視界設計
ナンバー下部取付の利点
ゴルフ7ヴァリアントで社外カメラを装着する際、最もバランスが良いのがナンバー下部への埋め込み設置です。
この位置は後方の死角を最小限に抑えられるうえ、バンパー形状に自然に馴染むため、外観上も違和感がありません。
純正エンブレム型カメラと比べても、視界の下方向への範囲が広く、駐車時の白線や車止めの位置がより正確に把握できるという実用的なメリットがあります。
ナンバー上部やハッチ中央に比べて泥はねや水滴の影響も少なく、車検適合基準である「ナンバー文字の可視性」も確保できます。
そのため、機能性と法規面の両立という観点からも、この位置は非常に理想的です。
映像のセンター調整とガイドライン表示
取付後は、映像の中心軸と車体の直線が合っているかを慎重に確認します。
カメラがわずかに左右どちらかへ傾いていても、実際の走行や駐車時に違和感を覚える原因となります。
今回の施工では、ナンバー下部中央に位置決め治具を用いて設置し、映像上のガイドラインが車体中心線と正確に一致するよう調整しました。
ガイドライン機能を備えたカメラの場合、ディスカバープロ上で赤・黄・緑の距離ラインが自然に表示されるため、後方距離の目安がつかみやすくなります。
フォルクスワーゲン特有の「文字被り」対策
ゴルフ系車両では、リアゲート開口部のデザイン上、ナンバープレートの上部にエンブレムやモデル名が配置されています。
そのため、取付位置やカメラ角度によっては、「VOLKSWAGEN」などの文字が映像内にかぶることがあります。
この対策として、カメラ角度をわずかに下げ、視野中心を後方2.5〜3メートルに合わせることで、視界の自然さを保ちながら文字の映り込みを解消しました。
球面カメラと埋め込み型の違い
社外カメラには、レンズが外に張り出した「球面タイプ」と、表面がフラットな「埋め込みタイプ」があります。
球面カメラは広角で視野が広い反面、映像の歪みが大きく、ガイドラインの精度が落ちやすい傾向があります。
一方、埋め込み型は視野角がやや狭いものの、映像の歪みが少なく自然な距離感が得られる点で、純正ナビとの相性が良いといえます。
カメラの設置は単なる「取り付け作業」ではなく、視界設計を伴う精密な調整工程です。
ナンバー下部への設置は見た目・安全性・法規面のいずれにも優れており、ガイドライン調整や角度補正を丁寧に行うことで、純正カメラに匹敵する実用性を実現できます。
ドライブレコーダーとの同時施工

前後2カメラで得られる安心感
今回の施工では、バックカメラに加えてユピテル製の前後2カメラドライブレコーダーを同時に設置しました。
ドライブレコーダーは、事故時の映像記録だけでなく、駐車監視や当て逃げ防止といった面でも心強い装備です。
前後両方をカバーすることで、走行中のトラブルや駐車中の接触など、あらゆる場面で客観的な記録を残すことができます。
同時に施工することで、配線ルートを共用でき、作業時間とコストを抑えられるのも大きなメリットです。
別々に依頼するよりも、車内の内張り脱着が一度で済むため、内装への負担も少なくなります。
フロント・リアカメラの取付位置
フロントカメラは、ルームミラー裏のフロントガラス上部中央に設置します。
視界の邪魔にならず、ワイパーの可動範囲内で雨天時も映像を確保しやすい位置です。
リアカメラは、バックカメラとは別にリアガラス内側の上部に設置しました。
外側に露出しないため、雨風の影響を受けにくく、スモークガラス越しでも十分な明るさで録画が可能です。
リアカメラ角度の微調整と映像確認
リアカメラは後方全体を広く記録できるよう、水平より少し下向きに角度調整を行います。
撮影範囲が狭すぎると追突時のナンバー記録ができず、逆に広すぎると地面ばかりが映るため、調整は非常に重要です。
実際の施工では、リアハッチを閉めた状態で映像をモニター表示し、録画映像を確認しながら、視野中心を車両後方約5メートル地点に合わせました。
配線ルートと干渉防止
バックカメラとリアドラレコのケーブルは、リアゲートヒンジ部分から室内へ通します。
この部分は可動するため、配線に余裕を持たせて断線や挟み込みを防止。
また、ドライブレコーダーの電源ケーブルとバックカメラの信号線が干渉しないよう別ルートで配線し、ノイズの混入を防ぎました。
こうした丁寧な処理が、後のトラブル防止につながります。
同時施工のメリット
バックカメラとドライブレコーダーを一度に取り付ける最大の利点は、工期の短縮と配線効率の向上です。
内張りの取り外し・復旧を共通化できるため、仕上がりもスマートになります。
さらに、作業者が全体の配線構成を把握した状態で進められるため、トラブル発生時の対応も迅速です。
前後ドライブレコーダーの設置は、日常走行における安心感を大きく高めます。
バックカメラと同時に施工することで、見た目の整合性だけでなく、安全性・作業効率・コスト面のバランスが取れた仕上がりを実現できます。
純正ナビへの映像入力と設定
ディスカバープロへの接続概要
フォルクスワーゲン純正ナビ「ディスカバープロ」は、もともとバックカメラ入力を想定した構造を持っています。
ただし、バックカメラ非装着グレードではナビ本体側で入力が無効化されている場合が多く、そのままでは映像が映りません。
今回の施工では、専用インターフェースアダプターを利用して、社外カメラの映像信号を純正ナビに入力できるようにしました。
この方法であれば、コーディングなどの電子的な設定変更を行わずに、純正画面で自然に後方映像を表示できます。
外部入力設定の手順
ディスカバープロへの映像入力を有効化するには、まずアダプターをナビ裏の専用コネクタに接続します。
その後、車両のバック信号をCAN通信経由で取得し、リバースギアに連動して自動的に映像を切り替える仕組みを構築します。
この手順によって、バックに入れると即座にカメラ映像が表示され、ギアを戻すとナビ画面に復帰するようになります。
動作は純正装備と同様で、違和感のない操作感が得られます。
映像の表示と切替挙動
バックギアに入れると、画面中央にガイドラインが表示され、後方の距離感をつかみやすくなります。
純正カメラとは異なり、ハンドル連動型のガイドラインは非対応ですが、直線ガイドでも十分に実用的です。
また、社外カメラの映像出力が高解像度対応のため、昼夜問わず鮮明な画像が得られます。
特に夜間は、ナンバー灯やバックランプの明かりを活かして、暗所でもしっかり後方を確認できます。
映像遅延と輝度調整
社外カメラを接続した際に気になるのが「映像遅延」ですが、今回の構成では0.5秒以下と非常に小さく、実用上の問題はありませんでした。
輝度やコントラストの調整は、ディスカバープロ本体の設定メニューから行えます。
昼間はやや明るめ、夜間は少し暗めに設定しておくと、反射を抑えつつ見やすい映像になります。
コーディング不要の利点
フォルクスワーゲン車の多くは、カメラ連携を有効化するためにコーディング作業(専用診断機を使った設定変更)が必要とされます。
しかし今回の方式では、CAN連動対応アダプターを使用することで、コーディングなしでも自動的にバック信号を検知して切替を行います。
これにより、ディーラー点検時などに余計な誤作動やエラーが出る心配もなく、純正保証との相性を保ったまま社外機器を活用できます。
安定動作の確認
施工後は、実際にバック操作を繰り返して動作確認を行いました。
ギア操作から映像切替までのレスポンスも良好で、カメラ映像が消える際の画面ノイズもほとんどありません。
このように、純正ナビと社外カメラを違和感なく融合させるには、適切なアダプター選定と配線ルート設計が重要です。
外観と実用性の確認

純正らしさを損なわないデザイン
社外カメラを取り付ける際、多くのオーナーが気にするのが「見た目の違和感」です。
今回採用したコアプラス製の埋め込み型カメラは、ナンバー下部に設置しても目立たず、純正風の仕上がりが得られます。
レンズ周囲のフレームもブラック仕上げのため、車体色との調和が自然で、ぱっと見では後付けとは分かりません。
また、カメラがバンパー面に対してわずかに奥まるように設置されているため、飛び石や雨水の影響も受けにくく、耐久性の面でも安心です。
ナンバー可視性と車検対応
カメラをナンバープレート近くに取り付ける場合、ナンバーの視認性を妨げない位置であることが車検上のポイントになります。
今回の取付位置では、ナンバー上方にレンズが向けられており、陸運局の定める可視範囲を十分にクリアしています。
また、突出量も最小限に抑えられているため、歩行者保護や外観基準にも抵触しません。
外観チェック時にも「後付け感のない自然な一体感」として好印象を与えられる仕様です。
夜間の視認性
夜間走行時のバック操作では、光量が少ないと映像が暗くなりがちです。
本施工で使用したハイレゾカメラは低照度対応のCMOSセンサーを搭載しており、ナンバー灯の明かり程度でも十分な映像を確保できます。
街灯が少ない駐車場でも、後方の障害物や縁石、歩行者の動きまでしっかり確認できるレベルの明るさを維持します。
また、ディスカバープロ側で自動的に輝度調整が行われるため、昼夜問わず安定した見やすさを実現しています。
雨天・曇天時の映像品質
雨天時はレンズ表面に水滴が付き、映像がぼやけることがあります。
埋め込み型の採用により、水滴が直接当たりにくい角度で設計されているため、雨粒による映像劣化を最小限に抑えられます。
また、雨上がりの泥はねも比較的少なく、洗車時のメンテナンスも容易です。
定期的に柔らかい布で拭き取るだけで、クリアな映像を保てます。
実際の使用感と操作性
バックに入れると約1秒以内に映像が表示され、切り替わりのラグは感じません。
映像には距離ガイドラインが表示されるため、駐車スペースの端や障害物までの距離感がつかみやすく、初めて使う人でも直感的に操作可能です。
純正ナビ画面の解像度にもマッチしており、画質の荒さや歪みもほとんどありません。
安全性と信頼性の向上
後方視界の改善はもちろん、子どもや自転車の巻き込み事故防止にもつながります。
また、ドライブレコーダーのリアカメラとの組み合わせにより、「見る」と「記録する」を同時に実現。
万が一のトラブル時にも映像証拠として活用できるため、家族で車を共有する場合にも安心感が高まります。
応用例とカスタム展開
他モデルへの転用と互換性
今回の施工内容は、ゴルフ7ヴァリアント専用というわけではありません。
同系統の電装構造を持つゴルフ7ハッチバック、ゴルフ6、ポロ(6C/6R)、T-Cross、ティグアンなどでも、基本的な接続構成は共通しています。
特にディスカバープロやディスカバーメディアを搭載した車両では、外部映像入力端子やCAN連動信号の取り扱い方がほぼ同じため、同様の社外カメラ連携が可能です。
実際、ナイルプラスなどの専門店では、異なるモデルでもほぼ共通の工法で施工されており、カメラ取付ブラケットの形状変更のみで対応できるケースが多くあります。
ドアミラー埋め込み型カメラの応用
よりスタイリッシュな見た目を求める場合、ドアミラー埋め込みタイプのカメラを採用する方法もあります。
この方式は、左右ミラー下部に小型カメラを設置し、死角の多いサイドエリアを映す構成です。
バックカメラと連動させることで、後方だけでなく側面の安全確認にも役立ちます。
また、サイドビューカメラを純正モニターに映すことで、縁石や狭い駐車場での接触防止にも効果的です。
ただし、ミラー内部のスペースや配線ルートに制約があるため、専門的な加工技術が必要になります。
フロントカメラとの連携
バックカメラだけでなく、フロントビューカメラを追加するカスタムも人気があります。
純正ナビの外部入力を切替スイッチで共有し、前後映像を簡単に切り替える方式です。
例えば、出庫時に車止めや段差を確認したい場合などに有効で、視界補助として実用性が高い構成といえます。
前後カメラ+ドラレコ構成とすることで、死角を最小限に抑えた安全システムを構築できます。
定期点検や車検時に合わせた施工
バックカメラやドラレコの配線作業は、内装脱着や電源分岐を伴う作業となるため、車検や法定点検のタイミングで同時に行うのが効率的です。
車を預ける期間中にまとめて施工できるため、工期の短縮とコスト削減につながります。
また、カメラの映像設定やガイドライン調整は、定期点検時に再確認してもらうと、経年変化によるズレや画質低下を防ぐことができます。
他ブランド車への展開
フォルクスワーゲン系のカメラ連携ノウハウは、同グループであるアウディやシュコダ車にも応用可能です。
基本的な通信方式(CANバス)や外部映像入力の仕様が共通しているため、専用ハーネスを用意すれば同等の仕上がりが得られます。
特に、アウディA3やQ2などもバックカメラ未装備車が存在するため、同様の施工が人気を集めています。
家族で共有する車だからこそ
社外カメラ導入やドラレコ施工は、単なるカスタムではなく「家族の安全を守る装備」という側面が強いものです。
夫婦で運転を交代する際も、後方視界の確保や録画機能があることで安心感が高まり、運転時のストレスを軽減できます。
見た目・機能・安全性をバランスよく整えることが、長く乗り続ける欧州車にふさわしいアップデートといえるでしょう。
純正連携で実現する安全と利便性
純正システムを活かすという選択
ゴルフ7ヴァリアントにおける社外バックカメラ導入は、「純正らしさを保ちながら機能を拡張する」という点で非常に意義のあるカスタマイズです。
多くの車種でバックカメラが標準化される一方、年式やグレードによっては非搭載のままというケースも少なくありません。
その際、純正ナビ「ディスカバープロ」を活かした社外カメラ連携は、後付け特有の違和感を最小限に抑えつつ、安全装備を充実させる実用的な手法といえます。
社外カメラ×純正ナビの両立
純正システムを置き換えるのではなく、「既存のナビ機能を拡張する形」で社外カメラを接続することで、操作感や画面表示の自然さを維持できます。
特にディスカバープロは映像品質の処理能力が高く、ハイレゾ対応カメラを使用すれば、夜間や雨天時でもクリアな映像を表示可能です。
これにより、バック操作の安全性が高まるだけでなく、家族や高齢の同乗者にとっても安心できる視界環境が整います。
ドライブレコーダーとの同時施工による効率化
前後ドラレコを同時に取り付けることで、後方確認と録画の機能を一体化できるのも大きな利点です。
配線や電源の共用により、作業効率が上がり、工期や費用を抑えることができます。
さらに、万が一の事故やトラブル時にも映像が残るため、法的・心理的な安心感にもつながります。
「安全性の強化」と「記録の確保」を同時に満たすアップデートは、現代のドライバーにとって理想的な選択肢です。
外観と車検適合性の両立
外装に関しても、ナンバー下部や純正ガーニッシュへの埋め込み設置により、見た目の一体感を損なわないことが特徴です。
また、ナンバー視認性や照度基準を守ることで、車検にも適合し、長期的に安心して使用できます。
純正エンブレム型に比べてコストを抑えながら、必要十分な視界とデザイン性を得られる点も、社外カメラ導入の魅力です。
家族にやさしいアップデート
今回の施工事例のように、日常的に家族が乗る車では、誰が運転しても安心できる環境づくりが大切です。
バックカメラやドラレコの導入は、単なる便利装備ではなく、家族を守るための安全投資といえるでしょう。
「後方がよく見える」「録画されている」という安心感が、運転時の落ち着きや安全マージンを生み出します。
これからの安全装備アップデート
車の電子制御が進化する中で、純正システムとの連携を意識した社外装備の導入は今後ますます重要になります。
ディスカバープロのような高性能ナビに対応した社外カメラ・ドラレコは、時代に合った安全強化策として有効です。
見た目の自然さと使い勝手、そして家族の安心を両立できる――。
それが、純正連携型カメラ施工の最大の価値といえるでしょう。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 社外バックカメラを純正ナビに接続しても保証は切れませんか?
基本的に、純正配線を加工せず専用ハーネスを介して接続する方法であれば、メーカー保証が即時無効になることはありません。
ただし、配線の取り回し方や電源の取り出し位置によっては、トラブル時に「保証対象外」と判断される場合もあります。
純正コネクタを改造せず、カプラーオンで接続できる製品や、信頼できる専門店での施工を選ぶことが安心です。
Q2. バックギア連動が作動しない場合、どこを確認すればよいですか?
まず、バック信号線の接続を確認しましょう。
ディスカバープロはCAN通信によるバック検知にも対応していますが、社外カメラではバックランプ電源から信号を取る方式も多く使われます。
配線位置が異なる場合、映像が表示されない・遅れるといった症状が出ることがあります。
また、カメラ自体のアース不良や電圧降下も原因になるため、確実な電源供給と接触確認がポイントです。
Q3. 夜間や雨天時でも映像は鮮明に見えますか?
近年のハイレゾ対応カメラは、暗所補正や逆光補正機能を備えています。
ナンバー下部の取付位置であっても、LED照明の光量が十分であれば、夜間でも視界は明るく保たれます。
雨天時はレンズへの水滴付着を防ぐため、レンズフード付きモデルや撥水コーティングの併用が効果的です。
Q4. コーディング作業は必要ですか?
今回紹介した施工方法は、基本的にコーディング不要の構成です。
ディスカバープロに外部入力機能を備えたアダプターを使用するため、設定メニュー内で自動的に映像が切り替わります。
ただし、一部の輸入仕様車や年式違いモデルでは、バック信号認識を有効にするための軽微なコーディングが必要な場合があります。
施工前に、年式・型式に対応した接続方法を確認しておくと安心です。
Q5. 車検に通らない可能性はありますか?
取付位置がナンバープレートや灯火類の視認を妨げる場合は、車検に通らないことがあります。
本記事で紹介したように、ナンバー下部中央への埋め込み取付であれば、照度や角度の基準を満たしやすく、問題なく適合します。
ただし、社外カメラのサイズや角度によっては微調整が必要です。
施工店で車検基準に準じた位置調整を依頼しましょう。
Q6. DIYでも取り付けできますか?
バックカメラ単体の取付であれば、電装作業の経験があればDIYも可能です。
しかし、配線経路が長く内装脱着が必要になるため、初めての場合は難易度が高めです。
特に、ナビ裏の映像入力接続や防水処理が不十分だと、誤作動やショートの原因になります。
ドラレコとの同時施工を予定している場合は、専門店でまとめて依頼する方が確実です。
Q7. ドラレコとバックカメラで電源を共用しても問題ありませんか?
安定した電源供給を確保できれば共用は可能ですが、電圧低下時の映像乱れを避けるために、ドラレコにはACC電源、カメラにはバックランプ電源といった分離構成が推奨です。
ヒューズボックスから分岐させる際は、電流容量とヒューズ定格を必ず確認してください。



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