| 特徴・症状 | 修理費用の目安 |
|---|---|
| エアコンON直後にシュー音/冷えが弱い | ガス補充:8,000〜15,000円/漏れ修理:20,000〜50,000円/部品交換:30,000〜80,000円 |
| 音が弱く継続的/風は出るが冷えがいまいち | ガス点検+補充:8,000〜15,000円 |
| 配管から定常的なシュー音/正常作動の場合も | 清掃・調整:10,000〜15,000円/交換:〜25,000円 |
| 風量UPで音が強くなる/風切り音・こすれ音 | モーター交換:20,000〜40,000円/異物清掃で済む場合あり |
| 風向変更時に音が出る/フラップの動作不良 | 調整・清掃:5,000〜10,000円/アクチュエーター交換:15,000〜30,000円 |
エアコンをつけた瞬間に「シューシュー…」という音がすると、
「ガス漏れ?」「修理代はいくら?」「このまま走って大丈夫?」と不安になりますよね。
実は、この音にはいくつかの原因があり、放置すると10万円以上の高額修理につながるケースも。
今回は、VW車でエアコンをつけた時に聞こえる「シューシュー音」の主な原因と、それぞれの修理費用の目安について、わかりやすく解説していきます。
「シューシュー音」ってどんな音?
まずは「シューシュー音」がどういった音なのか、簡単に整理してみましょう。
このような特徴がある音が出る場合、VW車のエアコン系統の異常である可能性が高いです。
原因①:エアコンのガスが漏れている
VW車のエアコンには、冷媒ガス(R134aなど)が使われています。
このガスが少しずつ漏れていると、ガスが通る配管から「シューシュー」といった音がすることがあります。
特にエアコンをONにした直後、コンプレッサーが作動し始めるタイミングで音が出る場合は、この可能性が高いです。
修理費用の目安
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| ガス補充のみ | 8,000円〜15,000円 |
| 配管の漏れ修理 | 20,000円〜50,000円 |
| コンデンサーやホース交換 | 30,000円〜80,000円 |
※漏れの場所によっては部品交換が必要になることもあります。
エアコンガス漏れ修理の様子







原因②:エアコンガスの量が不足している(自然減少)
ガスが完全に漏れていなくても、経年劣化による減少でも「シューシュー音」が出ることがあります。
ガスの量が足りないと、コンプレッサーが正常に働かず、空気だけが配管内で動いているような音が出ることがあります。
修理費用の目安
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| ガス点検+補充 | 8,000円〜15,000円 |
この場合は比較的軽度のトラブルで、部品交換までは必要ないことが多いです。
原因③:エキスパンションバルブの動作音
VW車のエアコンには、「エキスパンションバルブ」という、ガスの圧力を下げて気化させる部品があります。
このバルブの中をガスが通るときに、圧力差で「シューシュー」という音がすることがあります。
これは異常ではなく正常な作動音のことも多いですが、ガスが少なかったり配管に汚れがあると、音が大きくなったり継続的になることがあります。
修理費用の目安(異常時)
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| バルブ清掃または交換 | 10,000円〜25,000円 |
異音が軽い場合は、清掃やガス調整だけで済むケースもあります。
原因④:ブロアファンモーターに不具合
VWの一部車種では、エアコンの風を送る「ブロアファンモーター」 が劣化してくると、「シューシュー」という風切り音やこすれる音が出ることがあります。
風量を上げた時に音が強くなるなら、このファンモーターやその周辺に問題がある可能性が高いです。
修理費用の目安
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| ブロアファンモーター交換 | 20,000円〜40,000円 |
異物が混入して音が出ているだけなら、清掃で済むこともあります。
原因⑤:内気・外気の切替フラップが動作不良
VW車のエアコンは、 外の空気を取り込む「外気モード」 と、 車内の空気を循環させる「内気モード」 を切り替えられます。
この切替を行うフラップがスムーズに動かないと、空気の流れが乱れて「シューシュー音」が出ることがあります。
修理費用の目安
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| フラップ調整・清掃 | 5,000円〜10,000円 |
| アクチュエーター交換 | 15,000円〜30,000円 |
音を放置するとどうなる?
「シューシュー音がするけど冷たい風は出てるから大丈夫かな…」とそのまま使い続けると、次のようなトラブルに発展する恐れがあります。
ガスが抜けたままエアコンを使うと、コンプレッサーに負荷がかかって壊れてしまうため、修理費が10万円以上に跳ね上がるケースもあります。
| 原因 | 特徴・症状 | 修理費用の目安 |
|---|---|---|
| エアコンガスの漏れ | エアコンON直後にシュー音/冷えが弱い | ガス補充:8,000〜15,000円/漏れ修理:20,000〜50,000円/部品交換:30,000〜80,000円 |
| エアコンガス不足(自然減少) | 音が弱く継続的/風は出るが冷えがいまいち | ガス点検+補充:8,000〜15,000円 |
| エキスパンションバルブの作動音 | 配管から定常的なシュー音/正常作動の場合も | 清掃・調整:10,000〜15,000円/交換:〜25,000円 |
| ブロアファンモーターの不具合 | 風量UPで音が強くなる/風切り音・こすれ音 | モーター交換:20,000〜40,000円/異物清掃で済む場合あり |
| 内気・外気切替フラップの不良 | 風向変更時に音が出る/フラップの動作不良 | 調整・清掃:5,000〜10,000円/アクチュエーター交換:15,000〜30,000円 |
だから選択肢は3つ
こんなとき、VWオーナーにできる現実的な選択肢は次の3つです。
① まずは診断・見積もり
輸入車に強い整備士が原因を特定し、必要最小限で提案。
② 高額修理の前に査定
整備履歴・社外パーツまでプラス査定の外車専門。
③ 修理費リスク回避の“定額で新車”
車検・税金・メンテ込の月額で故障ストレスから解放。
ワンポイント
「走れるから大丈夫」と思っても、実際はいつ爆発するか分からない爆弾を抱えている状態です。
早めに動くほど、費用もダメージも抑えられます。
修理はどこに頼むべき?
VWは輸入車なので、エアコン関連の構造も国産車とは少し異なります。
正確な診断と安心できる修理を受けるなら、次のような場所がおすすめです。
| 修理場所 | 特徴 |
|---|---|
| VW正規ディーラー | 確実な対応、やや高めの費用 |
| VW専門の整備工場 | 費用を抑えつつVWに詳しい対応が可能 |
| 一般整備工場 | 軽度な修理やガス補充ならOK |
異音がしたら早めに点検を!
エアコンを使ったときの「シューシュー音」は、小さなサインに見えて実は大きな故障の前兆であることもあります。
音の原因によっては、すぐに直せる軽い修理で済む場合もあるため、「いつもと違うな?」と感じたら、早めに整備工場やディーラーで点検を受けましょう。
快適なVWライフを長く楽しむために、異音には敏感になっておくことが大切です。
エアコン点検してみませんか?







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